小説という植民地
三浦雅士による評論集。文学、美術、舞踏、音楽を横断しながら、近代的な個性や西欧的な論理を問い直し、植民地文化のゆがんだ時間と空間から創造の可能性を読む。
評論小説論身体植民地文化近代批判
作品情報
文学と身体、思想と芸術を横断する力のある評論集。
古井由吉、大庭みな子、マーサ・グレアム、モーツァルトのオペラなどを論じる一冊。個性の神話や階級、身体、隠喩をめぐる論考を通じて、文化現象を鋭く読む三浦雅士の批評性が表れている。
書籍情報
- 出版社
- ベネッセコーポレーション
- 発売日
- 1991-07-01
- ページ数
- 248ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784828823898
- ISBN-10
- 4828823891
- 価格
- 770 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/エッセー・随筆/日本のエッセー・随筆/近現代の作品
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レビュー
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さすがです
『ユリイカ』『現代思想』の元編集長、現在、文芸評論家の三浦氏。 その考察の幅広さ、現象を冷静に俯瞰し、どこまでも追及しようとする真摯な姿勢には頭が下がります。 文学・音楽・舞踊から始まり、文化・空間・時間まで及ぶその筆致は他に類を見ません。 中でも、フォークナーの描写力、視線の力学を論じた「見ること、力を及ぼすこと」、村上春樹とアメリカ青春文学、ダーティ・リアリズムの論考「文学と階級」は、今読んでもまったく色褪せていません。