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第29回(1991年) 受賞受賞作: 小説という植民地
三浦雅士による評論集。文学、美術、舞踏、音楽を横断しながら、近代的な個性や西欧的な論理を問い直し、植民地文化のゆがんだ時間と空間から創造の可能性を読む。
文学と身体、思想と芸術を横断する力のある評論集。
248ページ評論小説論身体植民地文化近代批判
三浦雅士
みうら まさし
Miura Masashi
ペンネーム:
今井裕康(1978年から1980年に執筆時に使用した筆名)
プロフィール
- 性別
- 男性
- 生誕
- 1946-12-17 (青森県弘前市)
- 国籍
- 日本
- 言語
- 日本語
- 居住地歴
- 弘前市(青森県) → 東京都 → ニューヨーク(コロンビア大学客員教授時)
経歴
- 職業
- 編集者, 文芸評論家, 舞踊研究者, 著作家, 大学教員
- 活動期間
- 1969年〜
- 所属
- 青土社, 新書館, 立教大学, 日本芸術院
- 所属団体
- 日本芸術院, 日本文藝家協会, サントリー学芸賞選考委員
- 影響を与えた人物
- 浅田彰
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| 青森県立弘前高等学校 | — | — | — | — | 日本 |
青森県立弘前高等学校
国:
日本
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1984 | サントリー学芸賞 | メランコリーの水脈 | — | サントリー文化財団 | Winner |
| 1991 | 藤村記念歴程賞 | 小説という植民地 | — | 藤村記念会 | Winner |
| 1996 | 読売文学賞 | 身体の零度 | — | 読売新聞社 | Winner |
| 2002 | 芸術選奨文部科学大臣賞 | 青春の終焉 | — | 文化庁 | Winner |
| 2002 | 伊藤整文学賞 | 青春の終焉 | — | 伊藤整文学賞選考委員会 | Winner |
| 2010 | 紫綬褒章 | — | — | 日本国政府 | Recipient |
| 2012 | 日本芸術院賞 | — | — | 日本芸術院 | Winner |
| 2012 | 恩賜賞 | — | — | 日本芸術院 | Winner |
サントリー学芸賞
1984
対象作品:
メランコリーの水脈
主催:
サントリー文化財団
結果:
Winner
藤村記念歴程賞
1991
対象作品:
小説という植民地
主催:
藤村記念会
結果:
Winner
読売文学賞
1996
対象作品:
身体の零度
主催:
読売新聞社
結果:
Winner
芸術選奨文部科学大臣賞
2002
対象作品:
青春の終焉
主催:
文化庁
結果:
Winner
伊藤整文学賞
2002
対象作品:
青春の終焉
主催:
伊藤整文学賞選考委員会
結果:
Winner
紫綬褒章
2010
主催:
日本国政府
結果:
Recipient
日本芸術院賞
2012
主催:
日本芸術院
結果:
Winner
恩賜賞
2012
主催:
日本芸術院
結果:
Winner
受賞・候補エディション
歴程賞(旧・藤村記念歴程賞)
1回登壇
芸術選奨文部科学大臣賞
1回登壇
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第52回(2002年) 受賞受賞作: 青春の終焉
小林秀雄論を起点に、近代日本文学、思想、恋愛、歴史意識を横断して「青春」という観念の終わりを論じる文芸評論。文学史を広い文化史の中に置き直すスケールを持つ。
近代文学の深層から、青春という時代感覚の終わりを読み解く評論。
484ページ文芸評論近代文学小林秀雄青春
伊藤整文学賞
1回登壇
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第13回(2002年) 受賞受賞作: 青春の終焉
三浦雅士の『青春の終焉』は、伊藤整文学賞の受賞作として知られる作品。題名が示す世界を軸に、人間関係、記憶、時代の空気を描き、受賞対象としての完成度を備えている。
青春の終焉は、伊藤整文学賞の受賞対象となった三浦雅士の作品。
受賞作現代文学人間関係
作品
代表作
メランコリーの水脈
1984年 評論1980年代の評論集。文学・文化におけるメランコリー(憂愁)の表象を手がかりに、近代文化の感情史や文学批評の可能性を論じた作品。
メランコリー近代文学批評
小説という植民地
1991年 文学論小説という表現形式を「植民地」の比喩を通して分析し、文学をめぐる政治性や文化的権力関係を論じる評論集。
小説論文化と権力ポストコロニアル的視座
身体の零度 何が近代を成立させたか
1994年 思想・文化論身体論を軸に近代成立の条件を問い直す論考。身体と制度・規範の関係を検討し、近代的主体の成立を批評的に考察する。
身体論近代批評制度と主体
考える身体
1999年 評論身体という視点から思考や表象を読み解く論考集。舞踊や芸術表現と身体性の関係も取り扱う。
身体舞踊表象
青春の終焉
2001年 評論・社会文化論『青春』という概念とその衰退を巡る文化的考察。世代文化や若さの語り方について批評的に検討する著作。
世代論文化論若さの衰退
人生という作品
2010年 評論人生を「作品」として捉え直す試論集。自己と表現、生活と芸術の交差を論じる。
自己表現生活と芸術
全著作
- 私という現象 同時代を読む
- 幻のもうひとり 現代芸術ノート
- 主体の変容 現代文学ノート
- 夢の明るい鏡 編集後記集1970.7〜1981.12
- メランコリーの水脈
- 自分が死ぬということ 読書ノート1978〜1984
- 寺山修司 鏡のなかの言葉
- 死の視線 '80年代文学の断面
- 疑問の網状組織へ
- 小説という植民地
- 身体の零度 何が近代を成立させたか
- バレエの現代
- 考える身体
- バレエ入門
- 批評という鬱
- 青春の終焉
- 村上春樹と柴田元幸のもうひとつのアメリカ
- 出生の秘密
- 漱石―母に愛されなかった子
- 人生という作品
- 孤独の発明-または言語の政治学
- 石坂洋次郎の逆襲
- スタジオジブリの想像力 地平線とは何か
作風・主題
- 文体
- 批評的で学際的な論考身体と芸術を軸にした緻密な分析エッセイと学術論考のはざまに位置する文体
- 頻出モチーフ
- 身体メランコリー近代舞踊・バレエ
評価・遺産
編集者として『ユリイカ』『現代思想』などの雑誌を育て、評論家として日本の文学・芸術批評に大きな影響を与えた。舞踊・バレエ研究にも力を入れ、学界と実践の橋渡しを行った。日本芸術院会員として記念的な受賞や叙勲を受け、その業績は現代思想・批評の領域で評価されている。
関連学会
- 日本芸術院
- 日本文藝家協会
資料所蔵先
- 国立国会図書館
豆知識
- 1978年から1980年にかけて今井裕康という筆名を使用して執筆した。
- 妹は作詞家の三浦徳子である。
- 『ユリイカ』『現代思想』の編集長を務め、日本におけるニューアカデミズムの動きに関与した編集者の一人とされる。
- 1991年に月刊『ダンスマガジン』を創刊、同誌の編集長や顧問を務めた。
- 2010年に紫綬褒章を受章、2012年に日本芸術院賞・恩賜賞を受賞している。
- 2013年にある顧問契約の更新が打ち切られた(理由は非公開)。