作品情報
生き物たちの気配が、少年の日々を鮮やかに照らす。
福音館文庫版では「モル氏」「タヒバリ」などを収録し、小学校高学年から読める作品として紹介される。動物学者としての観察眼と物語性が結びついた児童文学。
書籍情報
- 出版社
- 福音館書店
- 発売日
- 2002-06-20
- ページ数
- 320ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 17 x 13 x 1.2 cm
- ISBN-13
- 9784834018097
- ISBN-10
- 4834018091
- 価格
- 770 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品/日本文学
さまざまな動物たちの息づかいが、人間の生活のすぐそばに感じられた丹波篠山を舞台に、豊かな自然の中でくりひろげられた少年と動物たちとの交流を描きます。神社の夏祭りで買ったモルモットがどんどん増えていくなか世話する『モル氏』、冬枯れの田んぼから、あらんかぎりの力で飛び立とうとするタヒバリを、ひたすらねらいつづける『タヒバリ』など、少年が思う存分自然に親しみ、動物たちの生命を生き生きと感じる10編の短編集。
河合 雅雄(かわいまさを) 平山 英三(ひらやまえいぞう)
レビュー
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映画森の学校の原作です。
三浦春馬さんの出演作品を購入したくて、 この少年動物誌に辿り着きました。 2002年、春馬少年が12歳で映画出演した森の学校の原作です。 彼の子役時代の代表作品だと思います。 この映画はDVD化されてないので、春馬少年がみずみずしく好演したイメージを膨らませて読みました。 とても素晴らしい内容で、自然や動物との触れ合いが情緒豊かに表現され、清々しい気持ちになりました。
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名作
子供のこころが生き生きと描かれていて読んでいてわくわくしました。こんな素晴らしい作品があったんですね。捨てずにずっと持っておきたい本。
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大変綺麗な状態で満足している
著者は地元の方です
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わくわくする本。
大好きな河合先生の貴重な一冊。 大切にじっくり読ませていただきます!
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名作です。小学校4年生ぐらいから読めます。親御さんにもお子さんにもおススメです。
名作です。漢字にルビが振ってあります。ただ全部ではないのが残念。この点を鑑みて、小学校4年生ぐらいからなら読めると思います。生き物とともにあることの素晴らしさがヒシヒシと伝わってくるのですが、残念ながら1958年生まれの私にも、東京っ子なもので、皮膚感覚として理解できないところが多数でございました。とはいえ、子どもの憧れの世界の話です。親御さんにもお子さんにもおススメです。ちょっと引用。 「でかいウナギだ。ビール瓶の先ほどの太さは十分あった。ぼくは胴体を握りしめたが、ウナギは巧妙に体を捻ってぬけてしまう。掌の中を、ぬめぬめとした粘体が通り抜ける感じが、首の神経までひびいてくる。」 文章も素晴らしいです。名文がたくさんちりばめられています。
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映画にもなった原本☆
河合雅雄先生の子供の頃、当然現在とは違うのですが、丹波篠山の風土を知るものには、感じ入るところ、大です。
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1930年頃の豊かな自然と動物たち
1924年生まれの著者が、兵庫県の篠山で少年時代を送っていたときに経験した、 動物たちとのふれあいについて描いた作品です。 著者は、子供のころ病気がちで、 学校にも十分に通うことができず、勉強にもついていけませんでしたが、 自然の中に入ることが大好きで、 鳥や魚、昆虫や哺乳類などを、観察したり捕獲したり飼育したりすることで様々な知見を得て、 それらの分野では、級友たちには足元にも及ばないような深い見識を獲得していました。 とはいえ、そこは少年であるため、様々な失敗も経験していきます。 標本用の毒瓶のふたを開けたときに、気化した毒を吸い込んで意識を失いそうになったり、 素手で鰻(うなぎ)を捕まえようとしたときに、首に巻きつかれ窒息死しそうになったり、 お尻を蛭(ひる)に噛まれ、お尻の穴が2つになってしまったと、とぼけてみたり、 くさい虫を大量に飼育して、あまりのくささに悶絶したり、 動物に射つホルマリン注射のホルマリンが、目に入って失明しそうになったり 飼っていた小鳥を体で押しつぶしてしまい、死なせてしまったり、 読んでいると、死んでいてもおかしくないようなエピソードがいくつも紹介されていて、 よく生きのびることができたなあ、としきりに感心してしまいます。 著者の少年時代は、1930年前後だと思うのですが、 そのころの篠山には、とても深い森と夜の闇が存在していたようです。 夜の闇からは、鳥や獣たちの奇妙な鳴き声が聞こえてきます。 そして著者は、闇の中に生息する動物たちを幻獣とみなし、 幻獣の正体をたしかめるべく夜の闇の中に足を踏み入れていきます。 著者はあとがきで、豊かだった自然が環境破壊によって失われていく現状を嘆いていますが、 環境破壊が行われたあとの世界しか知らない若い世代にとっては、 著者が触れることのできた自然というものが、どれほど豊かなものだったかということは、 実感として湧きにくいかもしれません。 でもかつての日本には、いまの時代からは知ることができないくらい、 豊かな自然が、それこそ当たり前のように広がっていたのだということを、本書は教えてくれます。 他にも本書には、 モルモットを繁殖させて、売りさばいて儲けようとしたり、 家にぶつかってきて気絶した梟(ふくろう)を捕まえて育てようとしたり、 30匹ほどの蛇が行進するさまを観察したり、 鼠と竹刀で格闘したりする記述があります。 ちなみに、この感想では動物名をすべて漢字にしていますが、 それは著者の、ちゃんと漢字名があるのだから、 カタカナやひらがなにするのではなくて、ちゃんと漢字名を使いましょう、 という姿勢を踏襲しています。 なので本書に登場する十姉妹(じゅうしまつ)などは、 「十姉妹」と漢字で表記されていて、横にルビが振られています。 個人的には、病弱だった子がすくすくと成長し、 アフリカのエチオピアで動物の研究に精力的にいそしんでいる、 あとがきに記された、著者の近況に関する記述が好きです。
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河合兄弟の子供の頃が
河合先生の兄弟の様子が、こころまでわくわくさせてくれるないようでした。童心に戻った気分にさせてくれました。是非今のお子さんにも読んでほしい。
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