夏の朝 (福音館創作童話シリーズ)
受賞作として選ばれたこの作品は、作者固有の語り口で人物の感情や場面の緊張を描く。短い題名の奥に、時代や人間関係の変化に触れる読み味がある。
作品情報
『夏の朝』は、受賞作として選ばれたこの作品は、作者固有の語り口で人物の感情や場面の緊張を描く。
受賞作として選ばれたこの作品は、作者固有の語り口で人物の感情や場面の緊張を描く。短い題名の奥に、時代や人間関係の変化に触れる読み味がある。
レビュー要約
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設定や語り口の個性を評価する声がある一方で、展開の癖や文体の濃さを読む人によって重く感じる場合もある。
書籍情報
- 出版社
- 福音館書店
- 発売日
- 2014-05-25
- ページ数
- 256ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784834081015
- ISBN-10
- 483408101X
- 価格
- 1870 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
住む人を失い、取り壊されるのを待つばかりとなった祖父が暮らした家。祖父の一周忌でその家を訪れた莉子は、庭の蓮池が見える広縁で、老婦人からふしぎな話を聞く。「あのつぼみの中には何が入っているか、ご存じ?」そして、蓮の花が開くとき、時間を越え、少女はいつかの夏へと旅をする。それは、かつてこの家で暮らした人々の想いをたどる旅でもあった。タイムファンタジーのオールタイムベストが、ここに誕生しました。
著者 本田昌子 1959年、山口県生まれ。山口大学文理学部理学科化学専攻卒業。子どもたちに手描きの絵本を作ることから始め、児童文学を志すよ うになる。『未完成ライラック』(岩崎書店)で福島正実 記念SF童話賞、『朝がくるまで』(『万里子へを改題』)(講談社)で講談社児童文学新人賞ともに佳作を受賞。マレーシア在住を経たのち、「スコールでダンス」で児童文学ファンタジー大賞奨励賞、本作で同佳作を受賞。他の著書に『はるかなるサンタ・マリア』(講談社)。東京都在住。 画家 木村彩子 1979年、東京都生まれ。2003年東京造形大学絵画科を卒業した後、04年同大学絵画研究科を修了。読売新聞連載時に挿絵を担当した『あかりの湖畔』(青山七恵/中央公論新社)の装画を手がける。現在は川崎市に制作の拠点を置き、個展やグループ展を中心に作品を発表している。
レビュー
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懐かしくなれる本
数年前の課題図書を図書館で借りました。 私の今は亡き祖父の家のようで、懐かしさもあり、ようやく探して見つけ即購入しました。
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よみやすい
情景の描き方が素敵
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人々の想いや歴史を感じ取り、家族の絆や繋がりの大切さを感じた
人が生きていきた証とは何か、と考えさせられた。 美しい情景描写で想像膨らむ。 中二の少女が、タイムトラベルして、若き祖父との交流を元に、 人々の想いや歴史を感じ取り、家族の絆や繋がりの大切さを感じた。 中二の少女・莉子。 祖父の一周忌に、祖父の遺品整理していた夏の日。 蓮の花の観察をしている最中にタイムトラベルする5日間の朝の物語。 美しい情景描写。 夏の早朝。 青いヴェールのようなもやに包まれた蓮池。 ひんやりとした蓮池に漂う蓮の花の濃厚な香り。 幻想的な世界へと誘う。 「あのふっくらしたつぼみの中には何が入っているいるか、あなた、ご存じ?」 「あのつぼみの中には、『想い』が詰まっているんですって」 親戚のご婦人の言葉。 キーワードとなったかのように、彼女はタイムトラベルする。 若き祖父との交流。 祖父が育てた蓮池の元となる、蓮の種を、 彼女が未来から過去へと戻り、祖父へ手渡すというタイムパラドックスな 世界も、ファンタジー感を高める。 彼女は、ふと思い出す。 父の再婚ととも現れた新しい母親。 ふと、死んだ母への想いが募る。 何も言わずに受け入れてくれた祖父を。 蓮池、お地蔵様、秘密のトンネル。 ファンタジー感を高めるいくつものアイテム。 祖父の家が、取り壊される前に現れた彼女へのメッセージ。 それは、家族の絆や繋がりの大切さ。 第16回児童文学ファンタジー大賞佳作受賞作 平成27年度青少年読書感想文全国コンクール・中学校の部課題図書。
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素晴らしい‼
ファンタジー大好きな私が、久しぶりに夢中になった本です。さすが福音館。文章が美しい、情景が浮かんでくる、懐かしくて心が温かくなる~そういう感じかな?とにかく引き込まれて一気に読みました。今思春期の方も、大人もみなさん読んで下さい。