日本の文学賞

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ひかりの針がうたふ (現代歌人シリーズ31)

若山牧水賞

ひかりの針がうたふ (現代歌人シリーズ31)

黒瀬珂瀾

福岡での日常や水辺の気配、光の手ざわりを繊細に詠んだ歌集。身体感覚と景色の重なりが、静かな速度で立ち上がる。

短歌歌集福岡水辺身体

作品情報

光のほうへ、歌がまっすぐにやってくる。

書肆侃侃房の現代歌人シリーズとして刊行された黒瀬珂瀾の歌集。光と水、身体の感触を起点にした作品群。

書籍情報

出版社
書肆侃侃房
発売日
2021-01-24
ページ数
144ページ
言語
日本語
サイズ
18.8 x 12.8 x 2.5 cm
ISBN-13
9784863854406
ISBN-10
4863854404
価格
2200 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/詩歌/歌集

光漏る方へ這ひゆくひとつぶの命を見つむ闇の端より 早朝の水質検査が終わるころ 斜めに差してくる幾本もの光 まっすぐ歌がやってくる 【自選5首】 言葉を五つ児が覚えたるさみしさを沖の真闇へ流して帰る 生なべて死の前戯かも川底のへどろ剥がれて浮かびくる午後 詩が僕を訪ねないので浜を這ふ蔓菜に死者の記憶を語る うみそらの澄みゆく朝に切る舵の肌寒を妻と分かちたきかな 海沿ひに二年を生きて去るわれへ朝の汽笛は低く響けり

黒瀬珂瀾(くろせ・からん) 1977年、大阪府生まれ。春日井建に師事。歌集に『黒耀宮』(ながらみ書房出版賞)、『空庭』、『蓮喰ひ人の日記』(前川佐美雄賞)。未来短歌会選者、読売歌壇選者。富山市の願念寺住職。

レビュー

  • 綺麗な状態でした

    古本とは思えぬ綺麗さ。さらに、誤字をペンで丁寧に直してあったのには驚いた。

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