作品情報
仮想世界の王女たちが、現実の日常に静かに染み込む。
表題作に加え、前後の時間を描く二編を収めた書肆侃侃房の一冊。現実と仮想の境界をやわらかな筆致で見せる。
書籍情報
- 出版社
- 書肆侃侃房
- 発売日
- 2024-05-20
- ページ数
- 224ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 1.7 x 13.3 x 19.5 cm
- ISBN-13
- 9784863856271
- ISBN-10
- 486385627X
- 価格
- 1980 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品
第5回ことばと新人賞受賞作!! VRにAI、最新のテクノロジーを題材としながら、読後には人肌のような温みが残る。 読者はきっと、作中人物たちに対して抱く自分の優しさに驚くだろう。それは視点やナラティブがつくり出す仮想現実的な効果であり、それこそが作者が小説に持ち込んだテクノロジーなのだ。 ――滝口悠生 情報と身体、科学と物語がますます複雑に交差し、いま「感覚の大気」が変動している。行方がわからないその変動を、この小説家は、現時点で生け捕りにしているかのようだ。 ――千葉雅也 映像や3DCGを扱う制作プロダクションに勤めるうつヰの一日は長い。今夜バスタオルで体を拭くのを忘れないようメモするアプリケーションには何が最適か。部長の言うユーキューは「有給」なのか「有休」なのか?仕事を終えると「プリンセサイザ」にログインする。京王線沿線の各駅に配置された王女たちと、仮想空間システムを渡り歩けるソーシャルVRの中で交流するのだ。選考会で激賞された第5回ことばと新人賞受賞作「フルトラッキング・プリンセサイザ」ほか、一年後をつづった「メンブレン・プロンプタ」、うつヰの学生時代を描いた「チェンジインボイス」を収録。
1979年6月生まれ。栃木県立宇都宮高等学校卒。筑波大学日本語・日本文化学類卒。東京都在住、会社員。現職はデジタルハリウッド株式会社の執行役員として大学事業を統括。「フルトラッキング・プリンセサイザ」で第5回ことばと新人賞を受賞。
レビュー
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初々しく、けど少し寂しくなる。それがまたいい。
第5回ことばと新人賞受賞作だそうで、興味を持ち購入。読み始めは状況把握に苦労したのですが、途中からスルスル、というか目を離すことができない状況になり、一気に進みました。リアルとバーチャルの行き来は、私の脳みそを鍛えてくれました笑。とても初々しく、でもどこか寂しい、そんな気にしてくれる書籍でした。おすすめです!
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何が面白いんでしょうか?
自分の読み方が悪いのかもしれませんが、この本が評価されている理由が全くわかりませんでした。
関連する文学賞
- ことばと新人賞 第5回(2023年) ・受賞