夏の匂いがする
『溶けたらしぼんだ。』は、毎晩アイスクリームを食べ、ドライアイスの白煙を見つめる「あたし」と、ゆりの時間を軸にした短編です。ひんやりした感触と消えていく煙のイメージが、親密さと喪失感を繊細に響かせます。
作品情報
アイスクリームとドライアイスの白い煙が、少女たちの親密な時間を淡く包みます。
木爾チレンの初期短編で、のちに初期作品集『夏の匂いがする』に収録されました。日常の小さな儀式のような時間から、少女同士の結びつきと、そこに潜む切なさを立ち上げます。
書籍情報
- 出版社
- マイクロマガジン社
- 発売日
- 2024-12-20
- ページ数
- 252ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 10 x 10.5 x 14.8 cm
- ISBN-13
- 9784867166802
- ISBN-10
- 4867166804
- 価格
- 1815 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品
「ずっと私たち二人だけの美しい世界が続けばいい」 ――現代女子の心理を描く俊才、木爾チレン初期作品集 恋とも友情とも言えない同性に強く焦がれる気持ちを描く、 少女たちのひと夏の物語――。 「制服を着ているときにしか聴こえない夏の音や、大人にも子供にも見えない夏の映像を、 私たちはちゃんと日々感じながら生きていた。」 ――瑠璃色を着ていた 「ねえ白、人はみんな、半分で生まれてくるのかもしれない。 そしてその半分を、必死で埋めようとしている。」 ――植物姉妹 ……ほか、R-18文学賞優秀賞を含む、初期短編五篇を収録。 著者自らそれぞれの作品コメントも書き下ろしたファン必携の一冊。
木爾チレン(きな・ちれん) 短編小説『溶けたらしぼんだ。』で第9回『女による女のためのR-18文学賞』優秀賞を受賞し、 2012年『静電気と、未夜子の無意識。』(幻冬舎)で単行本デビュー。 その後、少女の心の機微を大切に、多岐にわたるジャンルで執筆。2024年『二人一組になってください』(双葉社)が大ヒット。 他の作品に『みんな蛍を殺したかった』(二見書房)『神に愛されていた』(実業之日本社)等がある。
レビュー
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思っていたより良い
女性2人の思いを綴った短編集ですが 著者の色付けが上手く話に引き込まれます 毎作、気になる可愛い女の子を書くのが上手い
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複雑な関係性
百合作品というより、女友達の複雑な関係性をかなり現実的に書いていると思う。