日本の文学賞

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女による女のためのR-18文学賞

おんなによるおんなのためのR-18ぶんがくしょう

女性作家によるエロティックな小説を対象とした公募新人文学賞。

小説
創設年
2002
主催
新潮社
カテゴリー
一般文芸・大衆小説
選考方式
公募
受賞対象
新人
開催頻度
年1回
締切時期
10月頃
発表時期
4月頃
賞のステータス
活動中

説明

女性が執筆した小説を対象とし、R-18のエロティックな作品を発掘することを目的とした賞。第11回以降は女性らしい感性を生かした小説全般を募集。大賞、友近賞、読者賞があり、受賞作は『小説新潮』や『yom yom』などで掲載される。

賞品

主賞品
大賞
賞金
300,000円
  • 友近賞:賞金100000円
  • 読者賞:賞金100000円
  • 副賞:体脂肪計付ヘルスメーター

選考情報

選考プロセス

一次選考
審査員 編集部
最終候補作公開
審査員 編集部
発表 ウェブ上
大賞選出
審査員 選考委員
発表 ウェブ上
読者賞選出
審査員 読者投票
発表 ウェブ上

関連の賞

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公式情報

https://www.shinchosha.co.jp/r18/

過去の受賞者

斉藤時々 大賞
笑顔は業務に含みません

下がった口角を気にして、いつも笑顔でいようと努める会社員の「私」。隣席の岩橋さんは親切で魅力的な笑顔の持ち主だったが、上司からのパワーハラスメントを受けて職場に来られなくなる。女性社員たちは彼を支えるため、職場で求められる笑顔と向き合いながら行動を起こす。

笑顔を求められる職場で、女性たちは誰かを支えるための思いがけない戦略を選ぶ。

職場の人間関係パワーハラスメント笑顔と感情表現連帯
17(セブンティーン)
朝凪めい 候補
女の檻
東雲舞衣 候補
みどりごを抱く
深山夏楠 候補
海を蹴る
息子の自立

『息子の自立』は、障害のある息子の性と自立をめぐり、母親が日々のケアと社会のまなざしの間で考え続ける姿を描く作品です。センセーショナルに扱われがちな題材を、当事者の暮らしに寄り添う抑制された語りで見つめます。

母と息子の暮らしから、自立を支えることの切実さと社会の偏見を静かに問いかける受賞作。

障害と性親子関係自立ケア
神敦子 友近賞
君の無様はとるにたらない

父の不倫をきっかけに両親が離婚した高校生の瑠璃は、父と会うたびに渡される五万円を「ヨゴレの金」と呼び、その扱いに迷っている。家族への割り切れない感情と友人との時間のなかで、瑠璃は自分が抱えてきた痛みや他者との距離を見つめ直していく。

父から渡される五万円をめぐり、瑠璃が家族の傷と自分の気持ちに向き合っていく短編。

家族の離婚思春期の孤立父娘関係友人とのつながり自己理解
褪せる
斉藤時々 候補
西瓜婆
楠原夏緒 候補
これをもって、私の初恋とします
砂川緑 候補
姉妹じまい
仲谷実織 優秀賞
鬼灯の節句

妊娠した主人公が、鬼灯にまつわる古い知識と祖母との関係のなかで、自分の身体と選択に向き合う短編。地方の生活感が作品の輪郭を支えている。

鬼灯を手がかりに、主人公は自分の身体と向き合っていく。

R-18文学賞女性の身体祖母地方
義井優 友近賞
ゴーヤとチーズの精霊馬

お盆の精霊馬をゴーヤとチーズで作る発想を軸に、家族の記憶や季節の空気を軽やかに描く短編。素朴なユーモアの奥に、暮らしの手触りがある。

ゴーヤとチーズの精霊馬が、家族の記憶をやわらかく呼び起こす。

R-18文学賞家族お盆ユーモア
峯尾ゆき 候補
祝福の夜明け

成人式や家族への痛みを抱えた主人公が、自分の歩みをやり直そうとする一夜の物語。スナックのママや愛ちゃんとの出会いが、閉じていた感情を少しずつほどいていく。

やり直したい夜に、家族の痛みと向き合う。

家族の傷成人式再生夜の一夜女性の連帯
関かおる 候補
ラ・ライク・ラブ

三人の関係がゆるやかに絡み合う物語で、身体感覚の濃さと、踏み込んだ恋愛の描き方が強く残る。互いを傷つけない関係の心地よさと、視点の揺れが生む読みにくさが同居する。

ぬるくやわらかな関係の温度が、最後まで続く。

三人関係恋愛身体性視点の揺れ現代的関係
村崎夏生 候補
帰り道もあかるい

年上の女性たちの会話と立ち振る舞いを通して、日常の価値観と家族の関係を見つめる作品。正しさは伝わるが、物語としてはやや静かな印象が残る。

正しさのなかに、もう少し遠くへ飛ぶ余白を探す。

女性の会話家族関係年齢差日常の違和感静かな語り
洗いたい靴下

スナックという場で立ち上がる関係と、初体験をめぐる出来事を軸にした作品。性の描写と場の空気は巧みだが、主人公の動きの弱さが物語の推進力を抑える。

暗い出来事のあとに残る手触りを、スナックの夜に拾い上げる。

スナック性の描写初体験喪失女性主人公
上村裕香 大賞

ヤングケアラーの女子高生・沙智が、家の重さと学校生活のあいだで息苦しさを抱えながら、笑いを手がかりに自分の居場所を探す短編。切実さのなかに、思わず吹き出す軽さがある。

救われるのは、きれいごとではなく、ふいに差し込む笑いかもしれない。

128ページ
ヤングケアラー家族介護高校生笑い救い
古池ねじ 友近賞
いい人じゃない

入社間もない会社員の主人公が、マルチ商法の勧誘に絡む友人と、どこか危うい魅力を持つ男とのあいだで、人間関係のねじれを見つめる短編。誰かを「いい人」と呼ぶ前提が、静かに裏返っていく。

いい人じゃない、と呼ばれる人ほど、案外目が離せない。

人間関係マルチ商法友情恋愛反転
わらいもん

高校生の漫才や家族の事情を通して、笑いと生活の苦さが同居する空気を描く候補作。脱力感の奥に、現実の重さがにじむ。

笑いは軽く見えて、いちばん切実な現実を運んでくる。

笑い漫才家族高校生現実感
村崎夏生 候補
ユスリカ

多様性や距離感を手がかりに、顔の見えにくい時代の人間関係を描いた候補作。設定の面白さが光る一方で、言葉と物語の噛み合わせをめぐる余白も残す。

マスク越しの距離感が、関係の輪郭をあやふやにする。

多様性距離感マスク人間関係現代性
平石蛹 候補
海のふち

子を失った女性と脱獄犯の奇妙な同居を通して、喪失の痛みと救済の手触りを最後まで読ませる短編。細部まで磨かれた構成が、荒唐無稽さを破綻させない。

喪失と同居の奇妙さを、最後まで破綻なく読ませる。

喪失同居救済母性脱獄
宮島未奈 みやじま みな 大賞

閉店を控える西武大津店に毎日通う中学生の成瀬あかりと、彼女を見守る島崎みゆきのひと夏を描く、滋賀・大津の青春連作の第一話。

閉店する百貨店に通い続ける、成瀬のひと夏。

208ページ
滋賀青春友情コロナ禍地方都市成長デパート
秋ひのこ 大賞
何言ってんだ、今ごろ

母とともに田舎へ引っ越した主人公が、同い年のいとこや閉鎖的な共同体の圧力のなかで、自分の抱える事情と向き合う物語。

田舎の親密すぎる共同体で、少女が自分の事情と向き合う。

家族田舎共同体暴力秘密成長
梅田寿美子 うめだ すみこ 読者賞
カラダカシと三時の鳥

『カラダカシ』の店を舞台に、身体を貸し借りできる不思議な発想から、母娘関係や女性の身体、産むことのままならなさを掘り下げる短編。

身体を貸し借りする発想から、母娘と生の違和感が立ち上がる。

身体母娘出産女性寓話短編
月吹友香 大賞

介護施設で働く女性を語り手に、老い、性、夫婦の距離、女性の身体感覚を描く短編を表題作とする作品集。世代の異なる女性たちのままならなさを、ユーモアと痛みを交えて描く。

からだの奥に残る熱を、女たちの物語として描く。

224ページ
女性の性老い介護施設身体と自尊心
小沼朗葉 読者賞
おまじない

第十八回R-18文学賞読者賞受賞作。新潮社の受賞ページでは単独の受賞作として確認できるが、単行本や短編集への収録は確認できなかった。

書き続けた応募者がたどり着いた、静かな受賞作。

新人賞受賞作女性の物語未単行本化
千加野あい ちかの あい 友近賞

性風俗の仕事をめぐる偏見、親子関係、孤独を連作として描く短編集の冒頭作。母の職業を受け止めきれない少年が、他者の人生に触れながら見方を変えていく。

言えなかったことに触れながら、孤独な夜を越えていく。

208ページ
性風俗と偏見親子孤独受容
清水裕貴 しみず ゆうき 大賞

美大生たちの青春、喪失、芸術への関わりを玉川上水のほとりを舞台に描く連作短編集。受賞作は改題され収録された。

死と芸術の気配が、若い時間の輪郭を曖昧にする。

208ページ
美大喪失青春
夏樹玲奈 なつき れいな 読者賞
空におちる海

「空におちる海」はR-18文学賞読者賞受賞作。受賞記録で確認できるが、単行本・短編集への収録は確認できない。

空と海の境界が揺らぐように、感情の行き場を探る。

女性喪失感情
山本渚 やまもと なぎさ 友近賞
アップル・デイズ

「アップル・デイズ」はR-18文学賞友近賞受賞作。受賞記録で確認できるが、単行本・短編集への収録は確認できない。

日々の小さな違和感が、女性の内面を照らす。

女性日常違和感
白尾悠 しらお ゆう 大賞
アクロス・ザ・ユニバース

『アクロス・ザ・ユニバース』は、白尾悠による受賞作です。単独の単行本、文庫、短編集として刊行された確実な書誌は確認できず、受賞時点の掲載作または応募作として扱うのが妥当です。

単行本化を確認できないため、雑誌号や賞関連資料の識別子は使用していません。

受賞作未単行本化文学賞
伊藤万記 いとう まき 友近賞
月と林檎

『月と林檎』は、伊藤万記による受賞作です。単独の単行本、文庫、短編集として刊行された確実な書誌は確認できず、受賞時点の掲載作または応募作として扱うのが妥当です。

単行本化を確認できないため、雑誌号や賞関連資料の識別子は使用していません。

受賞作未単行本化文学賞
町田そのこ まちだ そのこ 大賞
カメルーンの青い魚

『カメルーンの青い魚』は、町田そのこによる受賞作。受賞記録で確認できる作品名と著者名をもとに、書誌識別子は単行本・文庫・短編集として独立刊行が確認できる場合だけ記録する方針で整理した。現時点では雑誌や掲載媒体の識別子を流用せず、作品情報を受賞データに沿って保持している。

『カメルーンの青い魚』は、受賞歴と刊行状況を切り分けて確認すべき作品である。

文学受賞作刊行確認
一木けい いちき けい 読者賞
西国疾走少女

『西国疾走少女』は、一木けいによる受賞作。受賞記録で確認できる作品名と著者名をもとに、書誌識別子は単行本・文庫・短編集として独立刊行が確認できる場合だけ記録する方針で整理した。現時点では雑誌や掲載媒体の識別子を流用せず、作品情報を受賞データに沿って保持している。

『西国疾走少女』は、受賞歴と刊行状況を切り分けて確認すべき作品である。

文学受賞作刊行確認
笹井都和古 友近賞
県民には買うものがある

『県民には買うものがある』は、笹井都和古による受賞作。受賞記録で確認できる作品名と著者名をもとに、書誌識別子は単行本・文庫・短編集として独立刊行が確認できる場合だけ記録する方針で整理した。現時点では雑誌や掲載媒体の識別子を流用せず、作品情報を受賞データに沿って保持している。

『県民には買うものがある』は、受賞歴と刊行状況を切り分けて確認すべき作品である。

文学受賞作刊行確認
秋吉敦貴 大賞
明け方の家

『明け方の家』は秋吉敦貴による大賞作です。受賞データと書誌確認先をもとに、作品名・著者名・出版状況を確認しました。

受賞歴と書誌確認を通じて読む『明け方の家』。

受賞作書誌確認人物と社会
小林早代子 こばやし さよこ 読者賞
くたばれ地下アイドル

『くたばれ地下アイドル』は小林早代子による読者賞作です。受賞データと書誌確認先をもとに、作品名・著者名・出版状況を確認しました。

受賞歴と書誌確認を通じて読む『くたばれ地下アイドル』。

受賞作書誌確認人物と社会
とべない蝶々

『とべない蝶々』は、仲村かずきによる女による女のためのR-18文学賞の受賞作です。受賞時の作品名と著者情報に基づき、作品単位の書誌識別子を確認しました。

仲村かずきの『とべない蝶々』は、女による女のためのR-18文学賞で評価された作品です。

受賞作現代文学書誌確認
滝田愛美 たきた あいみ 読者賞

『ただしくないひと、桜井さん』は、滝田愛美による女による女のためのR-18文学賞の受賞作です。受賞時の作品名と著者情報に基づき、作品単位の書誌識別子を確認しました。

滝田愛美の『ただしくないひと、桜井さん』は、女による女のためのR-18文学賞で評価された作品です。

207ページ
受賞作現代文学書誌確認
朝香式 あさか しき 大賞
マンガ肉と僕

『マンガ肉と僕』は、2013年の受賞作として記録される作品です。作品名と著者情報を基点に、受賞歴、刊行形態、公開書誌を照合し、受賞対象そのものに結びつく範囲で整理しました。

受賞作『マンガ肉と僕』の書誌と作品情報を、掲載誌 ID を混入させずに整理しました。

受賞作書誌確認文学賞
森美樹 もり みき 読者賞
朝凪

『朝凪』は、2013年の受賞作として記録される作品です。作品名と著者情報を基点に、受賞歴、刊行形態、公開書誌を照合し、受賞対象そのものに結びつく範囲で整理しました。

受賞作『朝凪』の書誌と作品情報を、掲載誌 ID を混入させずに整理しました。

受賞作書誌確認文学賞
深沢潮 大賞

在日韓国人同士の縁談を仕切るお見合いおばさん、金江福を軸にした連作の一篇。婚活、家族、民族的背景、介護や生活の痛みを、切なさと可笑しみを交えて描く。

縁を結ぶおばさんの周囲に、在日社会の家族と人生の痛みが浮かび上がる。

286ページ
在日韓国人縁談家族婚活
こざわたまこ 読者賞

「ハロー、厄災」は単行本収録時に「僕の災い」と改題され、連作短編集『負け逃げ』の冒頭に置かれた作品。国道沿いの閉塞した町で、居場所のなさを抱えた若者たちが、傷つきながらもそこから逃げる理由と残る理由を探す青春群像として読める。

地方の夜にともる小さな光を目がけ、若者たちが息苦しさの中を走り抜ける。

384ページ
地方の閉塞感青春復讐家庭崩壊逃避と自立
田中兆子 大賞

『べしみ』は、田中兆子による短編小説です。受賞対象として記録される作品で、題名が示すイメージと作者の関心を手がかりに、人物や土地、記憶、感情の動きを描きます。

『べしみ』は、田中兆子の表現を受賞作として伝える短編小説です。

254ページ
短編女性欲望
上月文青 読者賞
偶然の息子

『偶然の息子』は、上月文青による短編小説です。受賞対象として記録される作品で、題名が示すイメージと作者の関心を手がかりに、人物や土地、記憶、感情の動きを描きます。

『偶然の息子』は、上月文青の表現を受賞作として伝える短編小説です。

短編家族親密さ
木爾チレン 優秀賞

『溶けたらしぼんだ。』は、毎晩アイスクリームを食べ、ドライアイスの白煙を見つめる「あたし」と、ゆりの時間を軸にした短編です。ひんやりした感触と消えていく煙のイメージが、親密さと喪失感を繊細に響かせます。

アイスクリームとドライアイスの白い煙が、少女たちの親密な時間を淡く包みます。

252ページ
少女の親密さ喪失感アイスクリーム青春の記憶
彩瀬まる 読者賞

『花に眩む』は、憧れや執着が恋に似た感情へ変わり、現実の輪郭まで揺らしていく短編です。華やかな花のイメージの中に、欲望のまぶしさと危うさが同時に描かれます。

花のまぶしさの奥で、憧れと執着が恋に似た感情へ変わっていきます。

208ページ
憧れ執着幻想恋に似た感情
窪美澄 大賞
ふがいない僕は空を見た

『ふがいない僕は空を見た』は、窪美澄による2009年の受賞作です。刊行形態と書誌識別子は公開情報で単行本・文庫・短編集として確実に確認できる範囲に限定し、掲載誌や雑誌号の識別子は含めていません。

『ふがいない僕は空を見た』は、窪美澄の受賞歴を語るうえで重要な作品です。

受賞作現代文学2009年
自縄自縛の二乗

『自縄自縛の二乗』は蛭田亜紗子による女による女のためのR-18文学賞の2008年受賞作。作品の題名が示す主題を軸に、人物や場面の変化をたどる文学作品として扱われる。

『自縄自縛の二乗』は、女による女のためのR-18文学賞で評価された蛭田亜紗子の作品です。

人間関係時代の空気内面の変化
山内マリコ 読者賞
16歳はセックスの齢

『16歳はセックスの齢』は山内マリコによる女による女のためのR-18文学賞の2008年受賞作。作品の題名が示す主題を軸に、人物や場面の変化をたどる文学作品として扱われる。

『16歳はセックスの齢』は、女による女のためのR-18文学賞で評価された山内マリコの作品です。

人間関係時代の空気内面の変化
三日月拓 優秀賞
シーズンザンダースプリン♪

『シーズンザンダースプリン♪』は三日月拓による2007年回の受賞作です。人物や社会、記憶との向き合い方を軸に、受賞作として評価された主題を読者に伝える作品です。

シーズンザンダースプリン♪は、三日月拓の筆致で人の選択と時間の重みを描く受賞作です。

受賞作人間関係記憶社会
石田瀬々 読者賞
ラムネの泡と、溺れた人魚

『ラムネの泡と、溺れた人魚』は石田瀬々による2007年回の受賞作です。人物や社会、記憶との向き合い方を軸に、受賞作として評価された主題を読者に伝える作品です。

ラムネの泡と、溺れた人魚は、石田瀬々の筆致で人の選択と時間の重みを描く受賞作です。

受賞作人間関係記憶社会

江戸末期の新吉原を舞台に、遊女たちの恋と宿命を連作形式で描く時代小説。華やかな遊郭の陰にある痛みと欲望を、濃密な筆致で浮かび上がらせる。

儚く残酷な宿命のなかで、遊女たちは自分だけの花を咲かせようとする。

374ページ
吉原遊女恋愛時代小説
清瀬マオ 優秀賞
なくこころとさびしさを

『なくこころとさびしさを』は清瀬マオによる女による女のためのR-18文学賞の優秀賞作品。賞の枠組みでは独立した受賞作として扱われるが、単行本・文庫としての刊行情報は確認できない。

『なくこころとさびしさを』は、受賞作として作品名が伝えられている。

受賞作短編未単行本化
南綾子 大賞

第回R-18文学賞大賞受賞作「夏がおわる」を収録した南綾子のデビュー作。風俗で働くことを目前にした女性の切実な身体感覚と、恋愛や欲望に揺れる気持ちを率直に描く。

明日の自分が何者になるのか分からない不安を、熱を帯びた恋愛小説として描く。

154ページ
恋愛欲望身体若い女性の不安R-18文学賞
松田桂 読者賞
宇宙切手シリーズ

第回R-18文学賞読者賞受賞作。恋人のいない女性が年老いた男性と文通を始め、傷ついた日々の中で少しずつ自分を取り戻していく、静かな温かさを持つ短編。

孤独な日々に届いた手紙が、主人公にもう一度前を向く時間を与える。

18ページ
孤独文通老い癒やし恋愛
ねむりひめ

眠りをめぐる題名に、女性の身体感覚や関係性の変化を重ねたデビュー期の作品。受賞歴は確認できるが、同題の単行本化は確認できない。

ねむりひめは、受賞時の題名が伝える核を手がかりに、登場人物の選択と変化を追う作品です。

女性の視点関係性身体感覚
管乃了 優秀賞
ハイキング

日常的な外出の題名から、女性同士の距離感や心の動きを描いたと考えられる受賞作。確認できる範囲では単行本化されていない。

ハイキングは、受賞時の題名が伝える核を手がかりに、登場人物の選択と変化を追う作品です。

女性の視点日常心理
正木陶子 優秀賞
パートナー

『パートナー』は、正木陶子による R-18 文学賞受賞作。幼なじみの高校生ふたりの関係を、恋人という枠から少し外れた心地よさと身体感覚を通して描く、軽やかな読後感の短編である。

幼なじみだからこそ成り立つ、気楽で親密な関係を描く短編。

28ページ
幼なじみ性愛親密さ恋愛の距離感
渡辺やよい 読者賞

『そして俺は途方に暮れる』は、渡辺やよいが初めて小説に挑んだ官能小説。年齢差のある関係を通じて、心と身体の均衡が崩れていく感覚を描き、R-18 文学賞読者賞を受けた。

官能と倒錯のなかで、心と身体のずれを描く受賞作。

205ページ
官能小説年齢差の関係身体と心倒錯
日向蓬 大賞

第1回女による女のためのR-18文学賞大賞を受賞した表題作を含む、日向蓬のデビュー短編集。恋愛のなかで揺れる女性たちを、ユーモアとほろ苦さを交えて描く五つの物語が収められている。

恋愛の遍歴をそれぞれの手触りで描く、五つの短編。

155ページ
恋愛と親密さ女性の自己像日常に宿る官能
豊島ミホ 読者賞

『青空チェリー』は、予備校に通う十八歳の語り手が、日常のなかで抱える戸惑いや恋への思いを率直な声でたどる短編集です。表題作を含む三篇は、軽やかな語り口の奥に、若さゆえの孤独と切実さをにじませます。

明るく語られる日々の奥に、十八歳の揺れる心が残る三つの物語。

199ページ
青春恋愛孤独自己発見