日本の文学賞

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アメリカ人が作った「Shall we dance?」

芸術選奨文部科学大臣新人賞

アメリカ人が作った「Shall we dance?」

周防正行

『Shall we ダンス?』は、周防正行による作品で、芸術選奨文部科学大臣新人賞の対象となった。 <p>太田出版,2005,4-87233-941-X<p><ul><li>タイトル:アメリカ人が作った『Shall we ダンス?』</li><li>タイトル(読み):アメリカジン ガ ツクッタ Shall we ダンス</li><li>責

作品芸術選奨文部科学大臣新人賞同時代文学

作品情報

Shall we ダンス?という題名から、作品の中心にある情景や問いが立ち上がる。

『Shall we ダンス?』は、周防正行による作品で、芸術選奨文部科学大臣新人賞の対象となった。 <p>太田出版,2005,4-87233-941-X<p><ul><li>タイトル:アメリカ人が作った『Shall we ダンス?』</li><li>タイトル(読み):アメリカジン ガ ツクッタ Shall we ダンス</li><li>責

書籍情報

出版社
太田出版
発売日
2005-04-12
ページ数
251ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784872339413
ISBN-10
487233941X
価格
1540 JPY
カテゴリ
本/ノンフィクション/アート・エンターテイメント/映画

アメリカに振り回されっぱなしのリメイク裏事情。 なぜここまでそっくりのリメイク版ができたのか? 二つの『Shall we ダンス?』から見えてくる日米格差を含めて、周防監督が描く、前代未聞の痛快ノンフィクション。

レビュー

  • 後半になるにつれて・・

    「『Shall weダンス?』アメリカを行く」が面白かったので即購入、続けて読みました。しかし・・ 「あとがきにかえて」で奥さん(草刈民代さん)に「オリジナルの監督がリメイク版について何か言うのって、カッコ悪くない?」といわれたとご自身が書いていますがまったく同感。前著は自分が作った作品が文化の違う国でどう受け入れられていくのか、さまざまな違いの発見やその過程での闘いが非常に興味深く、抱腹絶倒しながら読みましたが、本著では自分がオリジナル版作者とはいえ−いやたとえ、自分の生んだ作品であっても、ひとたび自分の手を離れればそれをどう感じるか解釈するかは受け手のものだと思うので、それをあーだこーだ言うのは(特に後半になるにつれて)まったくいただけませんでした。カッコ悪い、というより不快。映画も好きだし他の著書も好きですが、本書は残念でした。

  • 前作に比べ、

    ちょっと印象が薄い感じです。とはいえアメリカの映画界がかいまみえる。

  • 日米の溝は未だに深い。

    アメリカ人が作った『Shall We ダンス?』 初期のピンク映画はいざ知らず、メジャーで公開された「ファンシイ・ダンス」「シコふんじゃった」「Shall We ダンス?」、3作品すべてを一級のエンタテイメント作品に仕上げた周防正行監督は日本映画を代表する監督の1人だ。 周防監督の『Shall We ダンス?』はアメリカでの興業も大成功し、黒澤作品の記録を塗り替え、最大の興行収入を記録した。 その、『Shall We ダンス?』全米公開顛末記を監督自らが記した「『Shall We ダンス?』アメリカを行く」は、映画興業システムの違いを通して見事に日米文化の差を浮き彫りにした好著だったが、2004年にハリウッドでリメイクされた『Shall We ダンス?』の製作を巡っての顛末記を描いた本書もまた、日本文化とアメリカ文化と間に横たわる深い溝を、面白おかしく伝えてくれる。 映画に興味のある人や、日米文化の違いに興味のある人には、超が付くほどのおすすめ本だ。

  • 褒めるところは褒め、けなすところはけなす。オリジナル版監督としての矜持が小気味良い

    映画監督・周防正行が自作「Shall we ダンス?」のハリウッドでのリメイク版製作の顛末を追ったノンフィクション。前作「『Shall we ダンス?』アメリカを行く」(太田出版/文春文庫)の続編です。 オリジナル版とリメイク版のストーリー展開を仔細に比べた終盤は秀逸です。日米間のダンスや夫婦をめぐる文化の違いをどのように描きわけているのか、周防監督ならではの比較論は読ませます。 リチャード・ギアが映画の終盤でバラの花を一輪買ってある場所へ出向くというのはリメイク版にのみ登場する場面ですが、著者はこれを「圧倒的にアメリカ映画だった」と評しています。実はこの場面を私も、そして一緒に観にいった友人もポロポロ涙を流しながら見ました。そう、確かにあれはオリジナル版にはない、とってもアメリカ的な美しいシーンでした。 この他にもハリウッド映画が持つ、常時3台のカメラを回すという贅沢な製作体制や、「胸のすくような気持ちよさを覚える」鮮やかな演出振りに、監督は素直に羨ましく思ったり賞賛の言葉を綴ったりしています。 一方で監督はアメリカの横暴ぶりには激しい怒りを向けます。リメイク版はオリジナル版の全英選手権の映像を、無断使用して事後承諾を求めてくるのです。日本映画がハリウッド映画のカットを断りもなく使って事後承諾を求めたりすれば莫大な使用料を請求してくるくせに、その逆は許されるはずがないと、周防監督は本気で怒ります。 ワールド・プレミアで監督と妻・草刈民代が交わした夫婦の会話、そしてオリジナル版の全米公開の端緒を作った交渉人エイミーのスピーチなど、本書は心震わすエピソードが満載です。日米比較論として読むも良し、国を越えた人間同士の心の交流を描いたエッセイとして読むも良し。大変充実した読書体験を与えてくれる一冊です。

  • オリジナルの監督が引いた視線でリメイクをみる

    前作に当るアメリカを行く(416765606X)と比べるとオリジナルの映画を作ってからかなりの年月が経ったこともあり周防監督のテンションはずいぶん低い。リメイクに対する姿勢もオリジナルを尊重したものなので、監督を驚かせるような傑作にも、怒らせるような駄作にもならず、そこそこのものができると感じていたのだろう。実際出来上がったものもそういうものだった。周防監督を怒らせる場面があることにはあるが全体としてはあっさりしている。草刈民代が泣く場面や「アメリカを行く」に出てくるオリジナルを買い付けたエイミーのスピーチがハイライト。 この時点でエイミーを初めとしたオリジナルのアメリカ公開にかかわったほとんどの人物がミラマックスを辞めている。その後にワインスタイン兄弟もミラマックスを辞め、新会社を設立。そしてついに周防監督の「それでもボクはやってない」が公開と時の流れを感じる。でもミュージカル化はありそうだ。

  • リメイク版がどのようにつくられたかよくわかります

    リメイク版のShall we ダンス?が、どのようにつくられたか、詳細に書いてあり、映画作りの苦労や、日米の作成方法の違いが分かり、大変面白い。写真が豊富に使われている点がよいと思った。 オリジナル版の監督として、リメイク版のコメントを書くべきかどうか、迷ったと思うが、読み手とすれば、ここの部分が一番面白かった。映画を作る側が、どのようなことを考えて作成しているか、どのような計算をしているか、よくわかる。 ちなみに、結構本格的にボールルームダンスをやった者から見ると、ちらっと著者が書いているように、競技会シーンのダンスはオリジナル版の方が、レベルが上だと感じた。

  • リメイク版がより楽しめます!

    リメイク版映画を観た後に読みました。いろんな細かい点が「ああ、なるほど!」と私なりの疑問が解けて面白かった。ミラマックスに振り回されまくっていて大変だったという点は本当に周防監督お疲れさまでした....という感じです。でも俳優や映画スタッフ、監督、脚本家など、かなりの人がオリジナル版にとても愛情を持って接していたことも分かり、結構感動しました。前作の本『『Shall we ダンス?』アメリカを行く』ももちろん読みましたが、これで周防監督も気持ち的に一段落という感じでしょうか。ファンとしては次は新作映画を切に待ってますよ!

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