柿の隣に実るもの
都会を離れて北海道の小さな町へ移った主人公が、土地の自然や人との関わりの中で思いがけないしあわせを見つけていく連作的な小説。喪失や再出発の感情を、田舎暮らしの具体的な手触りとともに描く。
作品情報
北海道の小さな町で、喪失の先にあるしあわせを見つける。
第8回エネルギーフォーラム小説賞受賞作。都会から北海道へ移った女性を中心に、自然の美しさ、生活の変化、人との出会いが再生の物語として描かれる。
レビュー要約
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北海道の自然と人の交流をゆったり描く点が好まれている。謎解きの要素や、主人公が夫の死を受け入れ前へ進む流れに読みやすさを感じる読者がいる。
書籍情報
- 出版社
- エネルギーフォーラム
- 発売日
- 2022-04-27
- ページ数
- 348ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 13 x 2.1 x 18.9 cm
- ISBN-13
- 9784885555220
- ISBN-10
- 4885555221
- 価格
- 1595 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品/日本文学
第8回エネルギーフォーラム小説賞、受賞作! <選考委員(五十音順)江上 剛/鈴木光司/高嶋哲夫> 「日常に少し心を込めるだけでも景色は変わる」 都会を離れ引っ越してきた北海道の小さな町で思いがけず見つけた“しあわせ"――柿の隣に…… 人の生きる姿、人を取り巻く自然の美しさ、環境の大切さ さまざまなことを考え、想像できる小説新型コロナウイルス感染症拡大を予言した『首都感染』著者の高嶋哲夫氏 絶賛 目次 第一章 トウモロコシが大きくなったら 第二章 袋小路にあるハーブ 第三章 おとなしい犬はどっち? 第四章 人生でいちばん大事なとき 第五章 止まっている魚が見られるところ 第六章 柿の隣に実るもの
香名山はな(かなやま・はな) 1972年北海道函館市生まれ。札幌市在住。北海学園大学経済学部卒業。2004年に『THE ROOF』にて第38回北海道新聞文学賞佳作。本書で第8回エネルギーフォーラム小説賞を受賞
レビュー
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幸せについて考えます
以前からこの作家さんの作品が好きで、書籍になっていることを知り購入しました。 真面目に一生懸命に人生を送っている人々が、幸せになれるようなそんな希望がもてる作品です。 私も田舎暮らしなのでよく解りますが、 田舎の良いところと面倒くさいところが実にリアルです。 先行きの不安な昨今ですが、本文にある 『日常に少し心を込める…』という事を実践してみれば、心豊かな生活がおくれるのではと皆さんにおすすめしたいです。
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優しい時間が流れます
作家の蜂谷涼先生がラジオで絶賛していたのをきっかけに、取り寄せました。 北海道在住の作家さんのデビュー作です。 都会で暮らしていた主人公は辛いことが続き、幼い一人息子を連れて祖母が住んでいた故郷の古い家に移住します。 都落ちのように始まった新しい暮らしですが、優しい自然と近隣の住人との交流が頑なだった主人公の心もほぐし、心地よいものとなっていきます。 潮風を感じる道南の暮らしが柔らかな描写で書かれ、読んでいる間ゆったりとした空気感に包まれて幸福な時間が流れました。 ウチの近所にも大久保さんのようなイケオジが住んでいたら良いのにな、と思います(笑)
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心がほぐれる
北海道の鮮やかな景色、新鮮な食材が豊富に出てくるので、その度にわくわくしました。 主人公が感じている孤独感やプレッシャーのようなもの… 私も子育てをしていると似たような気持ちになる事があります。 でも、この本はそんなプレッシャーから優しく解放してくれます。 生きる喜びを感じ、心が温まり、これからも頑張ろうと思わせてくれるような作品でした。
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面白く読みやすい
とても面白かったです。 北海道の風、自然を感じどんどん引き込まれて行きました。 心情の表現の仕方も素敵で、これからもこの作家さんの小説を読んでみたいと思いました。