足立さんの古い革鞄
表題作を含む短編集。身近な人物や家族、旅の記憶をめぐる小品を通じて、生活の奥に残る時間と人の気配を描く。
短編集家族記憶大阪文学
作品情報
古い革鞄に触れるように、過ぎた時間の手ざわりをすくい上げる短編集。
庄野至の短編集で、「足立さんの古い革鞄」「黒猫の棲んでいるホテル」「ドイツパンが好きだった父」「哈爾浜」「村上さんからの手紙」を収める。人物の来歴や場所の記憶を、落ち着いた筆致で読ませる。
書籍情報
- 出版社
- 編集工房ノア
- 発売日
- 2006-07-01
- ページ数
- 247ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784892711503
- ISBN-10
- 4892711500
- 価格
- 1584 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
Amazon.co.jp: 足立さんの古い革鞄 : 庄野 至: 本
レビュー
-
庄野一家の昔の日常
庄野潤三氏のファンです。弟さんのこの本も庄野一家の日常が淡々と描写され、潤三氏の人となりや、 美学の源泉を見出すことができます。 庄野さんの御嬢さんの本も刊行していただけたらありがたいです。 きれいな装丁も好感がもてます。
-
足立巻一の最後の情景
戦後のマスコミ史を語る上で、小谷正一ははずせない。そして、足立巻一は小谷と対をなす人物として、その足跡を知らなければならない。足立は自分史を何編か書いており、半生はそこから追えるが、本書はフリーライター時代の足立の情景を客観的に見ることが出来る貴重なものである。そして足立の最後の情景も書いている。