織田作之助賞 大賞・旧新人賞 おださくのすけしょう たいしょう きゅうしんじんしょう
大阪の街に残る記憶と、そこで暮らす若い女性の現在を重ねる小説。古い写真や失われた風景を手がかりに、都市の変化と個人の時間を静かに描く。
街の記憶をたどることが、そのまま自分の今を見つめ直す時間になっていく。
表題作を含む短編集。身近な人物や家族、旅の記憶をめぐる小品を通じて、生活の奥に残る時間と人の気配を描く。
古い革鞄に触れるように、過ぎた時間の手ざわりをすくい上げる短編集。