作品情報
現代日本語の使役文は、受賞歴にふさわしい密度で人と世界の関係を見つめる。
早津恵美子の『現代日本語の使役文』は、受賞対象として確認できる作品である。公開書誌や出版社情報で単行本化を確認できる場合は識別子を記録し、単独書籍として確認できない場合は雑誌・掲載媒体の識別子を流用していない。
レビュー要約
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使役文を個別例の説明にとどめず、文法体系の中で整理する点が評価される。専門的だが、日本語文法を精密に読むための土台になる。
書籍情報
- 出版社
- ひつじ書房
- 発売日
- 2016-11-11
- ページ数
- 480ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784894768109
- ISBN-10
- 4894768100
- 価格
- 7920 JPY
- カテゴリ
- 本/人文・思想/言語学
現代日本語の「使役」という文法現象の性質の解明にあたり、本書では「使役文」の性質と「使役動詞」の性質とを意識的に分けつつ相互の関係を探ることにつとめた。それによって使役文の全体像を捉えることを目指し、使役文の意味・文法構造の種々相、使役文のヴォイス性(原動文・使役文・受身文の関係)、使役動詞の動詞性およびその変容(語彙的意味の一単位性、他動詞化、後置詞化、判断助辞化)等について実証的に論じた。
1954年生まれ。三重県出身。1990年、京都大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。東京外国語大学大学院国際日本学研究院教授。博士(文学)。 〈主な著書・論文〉『動詞の自他』(共編、ひつじ書房、1995)、「現代日本語の「ヴォイス」をどのように捉えるか」『日本語文法』(5–2、2005)、「語彙と文法との関わり」『政大日本研究』(6、2009)、「日本語の使役文の文法的な意味」『言語研究』(148、2015)。
関連する文学賞
- 新村出賞 第36回(2017年) ・受賞