ゴールデンラッキービートルの伝説 (キノブックス文庫)
幸運を呼ぶとされる黄金の甲虫をめぐる伝説を軸に、日常から少し外れた出来事が人々を動かしていくエンタテインメントです。軽やかな題名の奥に、人生の転機を見つめる物語性があります。
作品情報
ゴールデンラッキービートルの伝説は、受賞時の評価点を手がかりに作品世界へ入っていける一冊です。
幸運を呼ぶとされる黄金の甲虫をめぐる伝説を軸に、日常から少し外れた出来事が人々を動かしていくエンタテインメントです。軽やかな題名の奥に、人生の転機を見つめる物語性があります。 文庫版の刊行を確認した。受賞時題名と刊行題名が一致する書籍として扱う。
レビュー要約
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刊行情報と紹介文からは、受賞時に評価された題材の明確さと読み進めやすい構成がうかがえる。人物や状況の輪郭を追いやすい点が読みどころになっている。
書籍情報
- 出版社
- キノブックス
- 発売日
- 2019-06-09
- ページ数
- 240ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 10.7 x 1.5 x 15.2 cm
- ISBN-13
- 9784909689450
- ISBN-10
- 4909689451
- 価格
- 1000 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品/日本文学
『プラットホームの彼女』がスマッシュヒット! 切なさの名手・水沢秋生版「スタンド・バイ・ミー」 第7回新潮エンターテインメント大賞受賞作を加筆修正して文庫化。 ~あらすじ~ 「動かしてみようよ、ゴールデンラッキービートル! 」 小学6年生のジュンペイとヨータは、とあることをきっかけに、クラスから浮いた存在の女子ヒナと仲良くなった。 3人は秘密基地に捨てられている廃車「ゴールデンラッキービートル」を動かそうとするが……。 交錯する過去と未来。 一度離れた友情が再び交わる瞬間を描いた傑作小説。 ~冒頭~ (中略) ジュンペイ 新しいクラスっていうのはさ、どうやって決めてるんだろうな。 確か、去年もこうやってランドセルを持ったままグラウンドに体育座りして、順番に新しいクラスが読み上げられていくのを聞きながら、同じこと考えてた。 先生たちが適当に割り振ってるのかな。 「この子とこの子は一緒にいると授業中うるさいから離しちゃえ」とか「この子たちは一年生から五年生まで一緒のクラスだったからせっかくだし六年生も」とか。 俺が一番気に入ってるのはヨータが考えた〝ドラフト会議説〟だ。 新しい担任の先生たちがクラスに欲しい子をひとりひとり指名していく、例えば教頭先生が「六年三組太田垣先生、一位、ウブキジュンペイ、五年五組! 」みたいに言うわけさ。 それで他の先生たちは「むむ、太田垣先生、そう来ましたか」「なかなか意外な指名ですな」「いやいや、まだ教師生活五年目なのに一巡目でウブキを指名するとは生意気な」とか言い合ってるの。 人気のあるやつ、いっつもマジメで勉強も運動もできる優等生、例えば児童会長の本郷とかはみんな一位指名するから、先生同士でくじ引きになったりするんだよ。 たぶん同じように勉強できても谷川とかはきっとなかなか指名されないな。俺が先生でもヤダよ。 ちょっとからかわれたぐらいで、いきなりキレて泣きながら、教室の椅子投げつけるようなやつ。
1974年神戸市生まれ。 2012年、第7回新潮エンターテインメント大賞を受賞した『ゴールデンラッキービートルの伝説』(新潮社)でデビュー。 青春の残酷さと美しさを描いた傑作『プラットホームの彼女』(光文社文庫)がスマッシュヒット。 最新作は『あの日、あの時、あの場所から』(小社刊)
レビュー
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さすが、新潮エンターテインメント大賞受賞作
過去と未来を交互に語り、一度離れた友情が再び交わる話。よくある構成かもしれないが、3回くらい泣きそうになった。青春やな〜と思った。
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記念すべきデビュー作品、復刊待望!
幼馴染の十人十色の人生がジグソーパズルのピースの様に次々とハマって行く様は、次の破片が何処に来るのかとワクワクさせられ快感、お見事。 どの子も魅力的だけど、特に主役三名のこれからが、とても楽しみ。 蛇足になるのかも知れないけど、続きを読みたいと切に思った。 読後感も爽やかで正に伝説のゴールデンラッキービートル!