日本の文学賞

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中世「歌学知」の史的展開

日本古典文学学術賞

中世「歌学知」の史的展開

舘野文昭

和歌をめぐる「歌学知」の成立と変容を、中世史のなかで追う学術書。

和歌中世文学歌学

作品情報

和歌の知は、実作だけではなく注釈のなかにも宿る。

花鳥社刊「中世「歌学知」の史的展開」として確認した。舘野文昭の学術書。

書籍情報

出版社
花鳥社
発売日
2021-03-03
ページ数
608ページ
言語
日本語
サイズ
21 x 14.8 x 4.5 cm
ISBN-13
9784909832337
ISBN-10
4909832335
価格
14300 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/古典/日本の古典/古代・中世文学/古典文学研究

和歌をめぐる学的営為の実態。 歌学とは和歌という文芸を対象とする学問である。 本書では、歌学において創出された知識全般を「歌学知」と呼ぶ。 聖典とする『古今集』に関する注説はじめ、難義語の注釈、歌会作法、和歌の詠み方、勅撰集の撰集故実、和歌史の知識、歌人に纏わる説話、審美的歌論など、様々な内容の知が「歌学知」として捉えられる。 その具体相を探るため、種々の歌学書を調査・読解し、さらには説話文学・仏教文学・思想史学・書誌学といった周辺諸学にも目を配る。 どの時代にどのような「歌学知」が、如何なる意識のもとに生み出されたのか、またどのような意識で利用され、変容していったのか——動態を明らかにする。 「前近代日本文学の主柱でありつづけた和歌も、その位相は必ずしも一定では無い。「各時代、各歌人において、和歌というものがどのように認識されていたのか」、即ち「日本文学史において和歌はどのように位置づけられるのか」といった問題は文学史における重要なテーマであるけれども、それに答えるためには、和歌実作の表現分析だけでなく、歌学という側面の検討も必要不可欠である。歌学について考えるということは、歌人たちが如何に和歌という文芸に対峙したのかを考えるということになるからである。本書は特に中世における歌学の諸相を論じることによって、些かなりともその一端を明らかにしようとするものである。」……「序章」より

2016年、慶應義塾大学大学院文学研究科(国文学専攻)後期博士課程単位取得退学。 2017年、博士(文学)(慶應義塾大学)。 現在、国文学研究資料館特定研究員。 論文に「『愚秘抄』諸本研究の諸問題―現状と課題をめぐって―」(『国文学研究資料館紀要』46、文学研究編、2020)、「「誤読」された逸話―『古今著聞集』巻第十六・興言利口第廿五「蔵人判官範貞内覧の大臣頼長を見知らざる事」の考察」(『三田国文』56、2012)などがある。

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