日本の文学賞

← 受賞作品一覧に戻る
遅い目覚めながらも (1969年)

田村俊子賞

遅い目覚めながらも (1969年)

阿部光子

『遅い目覚めながらも』は、阿部光子が人生の転機と信仰への歩みを、生活の実感に根ざして描いた作品集である。受賞対象の「神学校一年生」を含み、遅れて始まる学びと自己回復の感覚が全体を貫いている。

信仰学び直し女性の人生自己回復

作品情報

人生の後半に始まる学びと信仰を、静かな目覚めとして描く作品集。

新潮社から一九六九年に刊行された単行本として NDL Search と CiNii Books で確認できる。内容細目に「神学校一年生」「遅い目覚めながらも」などを含む。Amazon JP では古書扱いの書籍 ASIN を確認したが、ISBN 制度前後の古い刊行で ISBN は確認できないため null とした。

レビュー要約

  • 収録作の題名からも、人生の遅い時期に訪れる変化と内省が中心にあることがわかる。宗教的な題材を日常の経験として書く姿勢が、作品の落ち着いた力になっている。

書籍情報

価格
610 JPY
カテゴリ
本/古書/文学/日本文学

Amazonでの遅い目覚めながらも (1969年)。アマゾンならポイント還元本が多数。作品ほか、お急ぎ便対象商品は当日お届けも可能。また遅い目覚めながらも (1969年)もアマゾン配送商品なら通常配送無料。

レビュー

  • 古かった

    読めるが傷みあり。

  • 私小説の秀作。

    阿部光子は1912年、徳富蘇峰とともに「国民新聞」を創設した阿部充家の娘として生まれ、日本女子大学校に入るが、左翼運動に連座して退学、父の死後、山室軍平の子・山室武甫の後妻となる。50歳で神学校に入る。小説を書き続けるがなかなかものにならず、1965年、「遅い目覚めながらも」などで田村俊子賞、女流文学賞を受賞し、90代まで活動した。これはその当時の阿部の、おろおろうろうろしながらの人生を描いた私小説集で、50歳の新人のみずみずしさが感じられる。

関連する文学賞