日本の文学賞

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安西 篤子

あんざい あつこ

Anzai Atsuko

プロフィール

性別
女性
生誕
1927-08-11 (兵庫県武庫郡須磨村村雨町(現・神戸市須磨区))
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
ドイツ(ベルリン) → 中国・青島 → 神奈川県(横浜、鎌倉)

経歴

職業
小説家
活動期間
1953年〜
所属
日本ペンクラブ会員
所属団体
日本ペンクラブ
影響を受けた人物
中山義秀

学歴

神奈川県立横浜第一高等女学校(現・神奈川県立横浜平沼高等学校)
期間: 〜1945
卒業年: 1945
国: 日本
旧制高等女学校を卒業
青島高等女学校
期間: 在学〜1941
卒業年: 1941
国: 中国
父の転勤で青島に滞在、同地の高等女学校に在学

受賞歴

直木三十五賞
1965
対象作品: 張少子の話
主催: 直木賞選考委員会
結果: 受賞
女流文学賞
1993
対象作品: 黒鳥
主催: 女流文学賞選考委員会
結果: 受賞
神奈川文化賞
1994
主催: 神奈川県
結果: 受賞

受賞・候補エディション

直木三十五賞 1回登壇
  1. 受賞作: 張少子の話

    中国を舞台にした短編を中心とする作品集の表題作。身分を隠して旅に出る張少子と張二の関係を軸に、異国の風土、身分、策略、人間の孤独を描く。

    身分を隠した旅の先で、張少子は異国の風土と人の思惑に巻き込まれていく。

    463ページ
    中国異国体験身分
女流文学賞 1回登壇
  1. 受賞作: 黒鳥

    『黒鳥』は、歴史小説を得意とする安西篤子が、人間の情念と時代の圧力を重ねて描く作品。黒い鳥のイメージが、運命の影や心の奥に潜む不穏さを呼び込む。

    黒い鳥の影が、時代に翻弄される人の心を横切る。

    歴史と情念運命の影女性文学

作品

代表作

張少子の話

1965年 歴史小説

1965年発表。直木賞(第52回)受賞作。

歴史女性

黒鳥

1993年 小説

1993年発表。第32回女流文学賞受賞作。

女性心理歴史

龍を見た女

1993年 歴史小説

織田信長を女の眼から描く作品の一つ。1993年刊行。

歴史女性の視点権力

黄砂と桜

2001年 自伝的小説

自伝的要素を含む小説。2001年刊行。

自伝回想歴史と個人

春日局 ― 大奥の権勢をにぎった女性の波乱の一生

1989年 歴史伝記

春日局の生涯を描いた歴史的作品。1989年刊行。

女性史権力江戸時代

全著作

  • 張少子の話
  • 恋愛ミニ講座
  • 一生を利口な嫁で過ごすために わがまま気ままなお嬢さん読本
  • 愛 愛しかた愛されかた
  • 銀の橋
  • 女人紋様
  • 東京
  • 東京歴史散策
  • 幸せ色の夜明け
  • 悲愁中宮
  • 千姫 微笑
  • 泣かない女
  • 女ありて
  • 戦国夢幻
  • 歴史に抗う女たち
  • 愛染灯籠
  • 似たひと
  • 淀殿 物語と史蹟をたずねて
  • ひとりでも幸福か
  • 卑弥呼 狂乱
  • 女の東京地図
  • 花あざ伝奇
  • 家康の母
  • 男を成功させた悪女たち
  • 淀どの哀楽
  • 累卵
  • 旅はびっくり箱
  • 歴史を彩った悪女、才女、賢女
  • 義経の母
  • 安西篤子の南総里見八犬伝
  • 歴史のいたずら
  • 武家女夫録
  • 春日局 ― 大奥の権勢をにぎった女性の波乱の一生
  • 壇ノ浦残花抄
  • 今昔物語 - 古典の旅
  • 花ある季節
  • 不義にあらず
  • 油小路の血闘
  • 色に狂えば
  • 鴛鴦ならび行く
  • 恋に散りぬ
  • 逢い逢いて
  • 生きてきて、いま
  • 鎌倉 海と山のある暮らし
  • 愛しく候
  • 空白の瞬間
  • 木瓜の夢
  • 女人鎌倉 歴史を再発見する15の物語
  • 洛陽の姉妹
  • 北条時宗と蒙古襲来
  • 黄砂と桜
  • 柴田勝家 ひたむきに戦国乱世を駆け抜けた男
  • 老いの思想 古人に学ぶ老境の生き方

作風・主題

文体
歴史小説的描写女性視点の叙述丁寧な人物造形
頻出モチーフ
女性の生き方権力と愛古典や史跡への関心

評価・遺産

安西篤子は歴史小説や女性像を描いた作品で知られる日本の作家で、直木賞や女流文学賞をはじめ複数の受賞歴がある。戦前・戦中の海外体験を経て長年にわたり執筆活動を続け、神奈川文化賞も受賞して地域的な評価も高い。

関連学会

  • 日本ペンクラブ

資料所蔵先

  • 国立国会図書館所蔵

豆知識

  • 1927年8月11日、兵庫県武庫郡須磨村村雨町(現・神戸市須磨区)生まれ。
  • 生後間もなく父の勤務でドイツ(ベルリン)に渡り、1933年まで在住した経験がある。
  • 帰国後、再び父の転勤で中国(青島)へ渡り青島の高等女学校に在学した。
  • 1953年に中山義秀に師事して小説を書き始め、1965年『張少子の話』で直木賞を受賞した。
  • 妹は作家の杉本晴子である。
  • 1993年『黒鳥』で女流文学賞を受賞し、1994年に神奈川文化賞を受賞した。