-
第5回(1973年) 受賞受賞作: Rendezvous with Rama
『Rendezvous with Rama』は、アーサー・C・クラークによるの受賞作です。題名が示す人物・場所・出来事を軸に、当時の文学・芸術表現の文脈で評価された作品として位置づけられます。
で評価された、アーサー・C・クラークの『Rendezvous with Rama』。
382ページ受賞作文学・芸術時代の表現
アーサー・C・クラーク
アーサー・C・クラーク
Āsā C. Kurāku
プロフィール
- 性別
- 男性
- 生誕
- 1917-12-16 (イングランド・サマセット州マインヘッド)
- 死没
- 2008-03-19 (スリランカ・コロンボ) 90歳
- 国籍
- イギリス, スリランカ
- 言語
- 英語
- 宗教
- 無神論・汎神論的傾向
- 居住地歴
- イングランド(マインヘッド、ビショップス・ライダード周辺) → スリランカ(ユナワチュナ、ヒッカドゥワ、コロンボ等) → 一時的な在米滞在(映画製作等)
経歴
- 職業
- SF作家, 科学解説者, エッセイスト
- 活動期間
- 1937年〜2008年
- 所属
- 英国惑星間協会(会長を務めた), メンサ(会員), アーサー・C・クラーク財団, モラトゥワ大学(学長)
- 所属団体
- 英国惑星間協会, メンサ, アメリカSFファンタジー作家協会(名誉会員等)
- 影響を受けた人物
- H・G・ウェルズ, ジュール・ヴェルヌ, エドガー・ライス・バローズ, ロード・ダンセイニ, オラフ・ステープルドン
- 影響を与えた人物
- スティーヴン・バクスター, テッド・チャン, 三島由紀夫(影響を受けたと称される点あり), 富野由悠季, 庵野秀明, 新海誠
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| キングス・カレッジ・ロンドン | 物理学・数学 | — | First-class degree (BSc) | 1946 | イギリス |
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1952 | 国際幻想文学賞(ノンフィクション部門) | 『惑星へ飛ぶ』 | Non-fiction | — | Winner |
| 1956 | ヒューゴー賞(短編) | 「星」 | Short story | ワールドコン(ヒューゴー賞) | Winner |
| 1974 | ヒューゴー賞(長編) | 『宇宙のランデヴー』 | Novel | ワールドコン(ヒューゴー賞) | Winner |
| 1980 | ヒューゴー賞(長編) | 『楽園の泉』 | Novel | ワールドコン(ヒューゴー賞) | Winner |
| 1973 | ネビュラ賞(中長編) | 「メデューサとの出会い」 | Novella | SFWA | Winner |
| 1973 | ネビュラ賞(長編) | 『宇宙のランデヴー』 | Novel | SFWA | Winner |
| 1973 | 英国SF協会賞 | 『宇宙のランデヴー』 | Novel | 英国SF協会 | Winner |
| 1985 | SFWA グランド・マスター賞 | — | — | アメリカSFファンタジー作家協会 | Winner |
| 1982 | マルコーニ賞 | — | — | マルコーニ財団 | Winner |
| 1961 | カリンガ賞 | — | — | UNESCO | Winner |
| 1989 | 大英帝国勲章(CBE) | — | — | イギリス王室 | Honor |
| 2000 | ナイト(Knight Bachelor) | — | — | イギリス王室 | Honor |
| 2005 | スリランカビマニャ(国民最高勲章) | — | — | スリランカ政府 | Honor |
受賞・候補エディション
-
第21回(1974年) 受賞受賞作: Rendezvous with Rama
アーサー・C・クラークの長編小説。巨大宇宙船“ラマ”が太陽系外から飛来し、調査隊が内部構造の謎を解明しようと試みる中で、人類の知覚や文明観に問いを投げかける。
ヒューゴー賞が評価した『Rendezvous with Rama』は、アーサー・C・クラークの表現をたどる入口となる作品である。
327ページSF宇宙科学と文明 -
第27回(1980年) 受賞
『The Fountains of Paradise』は、赤道直下の島タプロバニーを舞台に、地上と静止軌道を結ぶ宇宙エレベーター建設へ挑む技術者ヴァネヴァー・モーガンを描くSF長編である。巨大工学の構想、宗教的聖地をめぐる対立、古代王の物語を重ね、人類が重力圏を越えて広がろうとする夢と代償を、クラークらしい明晰な科学的想像力で描いている。
地球と宇宙を結ぶ塔をめぐり、科学、信仰、歴史がひとつの頂へ集まっていく。
261ページ宇宙エレベーター巨大工学科学と信仰未来社会軌道インフラ古代と未来
-
第7回(1986年) 受賞
-
第1回(2008年) 大賞受賞作: 幼年期の終わり
『幼年期の終わり』は、地球を支配する異星種族の出現を通じて、人類の進化と個の終わりを描くアーサー・C・クラークのSF長編。
平和をもたらす支配者の影に、人類という種の未来が揺らぐ。
452ページSF進化異星人人類
作品
代表作
2001年宇宙の旅
1968年 SF(ハードSF・宇宙SF) 221ページ人類と未知の人工物(モノリス)、人工知能HALとの関わりを通して人類の進化と宇宙的展望を描く長編。映画化され広く知られる。
- [映画] 2001年宇宙の旅(映画) / Stanley Kubrick (1968)
- 2001年宇宙の旅(邦訳)
幼年期の終り
1953年 SF(宇宙SF) 224ページ異星の訪問者によりもたらされる平和と、人類が超越へと向かう過程を大河的に描いた作品。宗教的・哲学的テーマが強い。
宇宙のランデヴー
1973年 SF(ハードSF) 256ページ巨大な人工物『ラマ』が太陽系に侵入、探査隊が内部とその技術を調査する。冷徹な科学的視点とスケールの大きさが特徴。
楽園の泉
1979年 SF(テクノロジー志向) 256ページ軌道エレベーター(スペースエレベーター)建設を巡る物語。技術的想像力と歴史的・文化的背景を織り交ぜた長編。
全著作
- 『宇宙への序曲』
- 『銀河帝国の崩壊』
- 『幼年期の終り』
- 『2001年宇宙の旅』
- 『宇宙のランデヴー』
- 『楽園の泉』
- 『渇きの海』
- 『イルカの島』
- 『最終定理』
翻案
- 映画『2001年宇宙の旅』
- テレビシリーズ『アーサー・C・クラーク 未知の世界へ』
作品の翻訳
- 『2001年宇宙の旅』など多数の邦訳あり
作風・主題
- 文体
- 科学的・論理的記述(ハードSF)広大なスケールと明快なビジョン
- 頻出モチーフ
- 宇宙的進化高度文明との遭遇テクノロジーへの楽観主義海洋・深海への関心
健康
-
ポリオ(急性灰白髄炎)1962(感染)1962年に発症。1988年にポリオ後症候群を発症し晩年は車椅子を使用した。肺・心臓への影響により死去時の要因の一つとなったと報告される。
評価・遺産
20世紀を代表するSF作家かつ科学普及者。静止軌道(クラーク軌道)の概念への言及や、宇宙へのビジョンと予測(通信衛星、ネットワーク、軌道エレベーターの構想)で広く影響を与えた。多数の文学賞・科学賞を受賞し、スリランカで長年活動、財団や研究所は活動を継続。
記念館・博物館
- アーサー・C・クラーク研究所(Arthur C. Clarke Institute for Modern Technologies) スリランカ・コロンボ 1984年開館
関連学会
- 英国惑星間協会
- メンサ
資料所蔵先
- アメリカ国立航空宇宙博物館(遺稿寄贈)
大衆文化への影響
- 小惑星4923クラーク(命名)
- ビデオゲーム『Dead Space』の主人公アイザック・クラークはクラークの名に由来
- 『2001年宇宙の旅』を通じた映画文化への強い影響
引用
-
十分に高度な技術は魔法と見分けがつかない。
出典: 『未来のプロフィル(Profiles of the Future)』等の言及 (1973年) -
人類の一番の悲劇は、道徳が宗教にハイジャックされたことだ。
出典: インタビュー・エッセイ等
豆知識
- 遺灰の一部がペレグリン・ミッション1に搭載され月へ送られた(ミッションは着陸に失敗し遺灰は再突入時に消失)
- 『2001年宇宙の旅』でスタンリー・キューブリックと共同で脚本を書き、映画は大きな文化的影響を持った
- メンサ会員であった
- スリランカでダイビングや海底遺跡の発見に関わった