日本の文学賞

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大学読書人大賞 だいがくどくしょじんたいしょう

第1回(2008年)

文芸

受賞者

5名
アーサー・C・クラーク あーさー・C・くらーく 大賞

『幼年期の終わり』は、地球を支配する異星種族の出現を通じて、人類の進化と個の終わりを描くアーサー・C・クラークのSF長編。

平和をもたらす支配者の影に、人類という種の未来が揺らぐ。

452ページ
SF進化異星人人類
佐藤友哉 さとう ともや 2位

『1000の小説とバックベアード』は、佐藤友哉が小説を書くことの呪縛と欲望を過剰な語りで描く長編。虚構への執着が現実を侵していく。

小説への信仰が、書く者の生活と自意識を飲み込んでいく。

299ページ
創作自意識メタフィクション青春
有川浩 ありかわ ひろ 3位
塩の街

『塩の街』は、塩害で人が塩の柱へ変わっていく世界を舞台にした有川浩のデビュー長編。崩壊する日常の中で、少年少女の恋と自衛隊の戦いが交差する。

世界が塩に沈むなかで、守りたい人への思いが物語を動かす。

344ページ
SF恋愛終末自衛隊
桜庭一樹 さくらば かずき 4位

『青年のための読書クラブ』は、名門女子校の読書クラブに集う異端の少女たちを、クラブ誌の年代記として描く連作長編。

読書クラブは、校内のはみ出し者たちが自分を守る小さな王国になる。

231ページ
読書女子校異端年代記
田中ロミオ たなか ろみお 5位

『人類は衰退しました』は、人類の衰退後に妖精さんと人間が共存する世界を描く田中ロミオのライトノベル。やわらかな語りでブラックユーモアを効かせる。

かわいらしい妖精さんの行動が、衰えた人類社会を奇妙に映し出す。

259ページ
ポストアポカリプス妖精ブラックユーモアライトノベル