日本の文学賞

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阿波野 青畝

あわの せいほ

Awano Seiho

ペンネーム: 阿波野青畝俳号(主に俳句で使用)

プロフィール

性別
男性
生誕
1899-02-10 (奈良県高市郡高取町)
死没
1992-12-22 (兵庫県尼崎市(病院)) 93歳
国籍
日本
言語
日本語
宗教
カトリック 1947年受洗 洗礼名: アシジの聖フランシスコ阿波野敏雄
居住地歴
奈良県(生誕地) → 大阪市(在住・活動) → 兵庫県尼崎市(晩年)

経歴

職業
俳人, 編集者, 銀行員
活動期間
1915年〜1992年
影響を受けた人物
高浜虚子, 原田浜人, 野村泊月, 村上鬼城
影響を与えた人物
森田峠, 多田桜朶

学歴

奈良県立畝傍中学校(現・奈良県立畝傍高等学校)
期間: 1913-1918
卒業年: 1918
国: 日本
難聴のため進学を断念し就職(八木銀行)

受賞歴

蛇笏賞
1973
対象作品: 甲子園 他
主催: 詩歌文学館/選考委員会等
結果: 受賞
西宮市民文化賞
1973
主催: 西宮市
結果: 受賞
大阪府芸術賞
1974
主催: 大阪府
結果: 受賞
瑞宝章(勲四等)
1975
主催: 日本政府
結果: 受章
詩歌文学館賞
1992
対象作品: 西湖
主催: 詩歌文学館
結果: 受賞

受賞・候補エディション

蛇笏賞 1回登壇
  1. 受賞作: 甲子園

    『甲子園』は阿波野青畝による句集で、蛇笏賞の受賞作として位置づけられている。作品は当時の文学的関心や作家の表現上の特色を伝える一冊である。

    蛇笏賞が評価した『甲子園』は、阿波野青畝の表現をたどる入口となる作品である。

    107ページ
    俳句季語写生
詩歌文学館賞 1回登壇
  1. 受賞作: 西湖

    阿波野青畝の晩年の句集。ホトトギス派の長い歩みを背負いながら、自然と日常の細部を静かに見つめ、老境の澄んだ眼差しを伝える。

    老境の眼差しが、自然の細部を静かに照らす。

    343ページ
    俳句自然老境ホトトギス

作品

代表作

萬両

1931年 句集(俳句)

初期の代表句を収めた句集。市井の生活を題材とした句が多い。

日常叙情古典への志向

春の鳶

1952年 句集(俳句)

中期の句集。風俗や情景描写に鷹揚な表現が見られる。

風景街の生活

甲子園

1972年 句集(俳句)

晩年に向かう時期の代表句を収めた句集。関西語の調子や雅語の用い方が特徴的。

郷愁古語宗教的イメージ

除夜

1986年 句集(俳句)

晩年の感慨を含む句を集めた句集。叙情性と仏教的題材が見られる。

終年仏教回想

西湖

1991年 句集(俳句)

高齢期の作をまとめた句集。1992年に詩歌文学館賞を受賞した作品集。

晩年の省察自然と仏教的観照

全著作

  • 萬両(1931年)
  • 国原(1942年)
  • 春の鳶(1952年)
  • 紅葉の賀(1962年)
  • 甲子園(1972年)
  • 旅塵を払ふ(1977年)
  • 不勝簪(1980年)
  • あなたこなた(1983年)
  • 除夜(1986年)
  • 西湖(1991年)
  • 花下微笑(1940年)
  • 定本青畝句集(1947年)
  • こぞことし(1977年)
  • 青畝風土記(1982年)
  • 正編青畝風土記(1987年)
  • 遍照(1990年)
  • 宇宙(1993年)

作風・主題

文体
鷹揚で自在な句境古典語・万葉の語彙を取り入れた叙情性客観写生に主観的情感を調和させる作風
頻出モチーフ
日常生活仏教的題材(涅槃など)郷里・自然

健康

  • 難聴
    幼少期以降(生涯)
    進学を断念して銀行に就職する要因となり、俳句制作や生活観に影響を与えた。

評価・遺産

関西を代表する俳人の一人。市井の生活や古典語を融合した叙情的でおおらかな句風が評価され、俳壇で長く影響力を持った。

関連学会

  • 俳人協会(顧問)

資料所蔵先

  • 国立国会図書館(著作・資料)

大衆文化への影響

  • 阿波野青畝を偲ぶ俳句コンテスト(高取町などで開催)

引用

  • 水ゆれて鳳凰堂へ蛇の首
    出典: 句集(所収句)

豆知識

  • 幼少期に耳を患い難聴となった。
  • 1947年にカトリックに入信し、洗礼名を受けた。
  • 八木銀行(後・南都銀行)に勤務した経歴がある。