詩歌文学館賞 しいかぶんがくかんしょう
第7回(1992年)
詩短歌俳句
受賞者
3名清岡卓行がパリの五月の記憶を詩へ結晶させた詩集。ランボー、ボードレール、金子光晴、藤田嗣治らの影も織り込み、都市の記憶と詩人の身体感覚が重なる。
五月のパリを歩く記憶が、詩人の内側で光を帯びる。
189ページ
詩パリ記憶都市
風の曼陀羅
大西民子の第九歌集。奈良や盛岡を背景にした生の記憶、仏像や旅の感覚を通じて、老い、祈り、美への思いを端正な短歌に結ぶ。
旅と祈りの記憶が、曼陀羅のように歌の中へ広がる。
204ページ
短歌祈り旅老い
西湖
阿波野青畝の晩年の句集。ホトトギス派の長い歩みを背負いながら、自然と日常の細部を静かに見つめ、老境の澄んだ眼差しを伝える。
老境の眼差しが、自然の細部を静かに照らす。
343ページ
俳句自然老境ホトトギス