日本の文学賞

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藤原 正彦

ふじわら まさひこ

Fujiwara Masahiko

プロフィール

性別
男性
生誕
1943-07-09 (満洲国・新京(現在の中華人民共和国 吉林省 長春市))
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
長野県茅野市(祖父母宅) → 福岡市(引揚げ後) → 東京都(学業・職歴) → アメリカ(ミシガン大学等) → イギリス(ケンブリッジ滞在)

経歴

職業
数学者, 随筆家, 作家, 翻訳・監修
活動期間
1977年〜
所属
東京都立大学(助手), コロラド大学ボルダー校(助教授), ミシガン大学(研究員), お茶の水女子大学(教授、名誉教授)
影響を受けた人物
岡 潔

学歴

東京大学理学部
理学部 / 数学科
学位: 学士
期間: 1962-1966
卒業年: 1966
国: 日本
東京大学大学院理学系研究科
理学系研究科 / 数学専攻
学位: 修士
期間: 1966-1968
卒業年: 1968
国: 日本
修士課程修了、後に学位請求論文で理学博士取得

受賞歴

日本エッセイスト・クラブ賞
1978
対象作品: 若き数学者のアメリカ
主催: 日本エッセイスト・クラブ
結果: 受賞
正論新風賞(正論大賞)
2004
対象作品: 全言論活動
主催: 正論編集委員会
結果: 受賞
新語・流行語大賞
2006
対象作品: 国家の品格(「品格」が選出)
主催: 新語・流行語大賞選考委員会
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 若い数学者として渡米した著者が、研究生活、異文化との摩擦、英語で教える緊張を率直に綴る滞米記。数学の専門性よりも、孤独や失敗を含む成長の体験が前面に出る。

    異国で戸惑いながら、自分の言葉と生き方を探す若き研究者の記録。

    342ページ
    滞米記数学者の青春異文化体験

作品

代表作

若き数学者のアメリカ

1977年 紀行・随筆

アメリカ留学時代の体験を綴った留学記。数学者としての経験や現地での生活を描く。

留学経験数学者としての視点文化比較

国家の品格

2005年 評論・論説

数学者の立場から日本の教育や文化、情緒の重要性を論じた論考。ベストセラーとなり社会的議論を呼んだ。

国語教育情緒の重要性ナショナリズムとパトリオティズム文化論
翻訳
  • 国家の品格 — 対訳版

天才の栄光と挫折(数学者列伝)

2002年 伝記・評伝

ニュートンら歴史的数学者の生涯と業績を解説し、天才の栄光と挫折を描いた評伝集。

数学史伝記天才像の検証

全著作

  • 若き数学者のアメリカ(1977)
  • 数学者の言葉では(1981)
  • 父の旅 私の旅(1987)
  • 天才の栄光と挫折(2002)
  • 祖国とは国語(2003)
  • 国家の品格(2005)
  • 管見妄語(2010〜)
  • 本屋を守れ 読書は国力(2020)

翻案

  • 劔岳 点の記(2009年、映画) — 原作は父・新田次郎

作家による翻訳

  • 監修・訳の関与(例: オイゲン・ヘリゲル『弓と禅』の監訳)

作品の翻訳

  • 国家の品格 — The Dignity of the Nation(対訳・英訳版あり)

作風・主題

文体
平易で論旨明快な語り口数学的洞察を織り交ぜた随筆調の論説啓蒙的かつ論争を呼ぶ主張
頻出モチーフ
武士道祖国愛・国語の重視情緒の価値数学者の視点からの文化批評

評価・遺産

数学者としての専門性を持ちながら、エッセイや論説で一般読者に影響を与えた。『国家の品格』はベストセラーとなり、教育や文化を巡る議論を喚起した一方で賛否両論を呼んだ。

関連学会

  • 日本数学会

大衆文化への影響

  • 『国家の品格』は広く話題となり「品格」が新語・流行語大賞に選ばれるなど社会的影響を与えた。

引用

  • 論理より情緒。
    出典: 『国家の品格』 (2005年)

豆知識

  • 満洲国・新京(現在の長春)で生まれる。
  • 父は作家・新田次郎、母は作家の藤原てい。
  • 1977年の『若き数学者のアメリカ』でデビューし1978年に日本エッセイスト・クラブ賞を受賞。
  • 『国家の品格』は200万部を超えるヒットとなり、2006年に「品格」が新語・流行語大賞に選ばれた。
  • 留学時代のエピソードとしてストリーキングに触れた記述がある(自らの回顧)。