日本の文学賞

← ホームに戻る

萩谷 朴

はぎたに ぼく

Hagitani Boku

ペンネーム: 萩谷 朴初期短編で使用

プロフィール

性別
男性
生誕
1978-05-14 (千葉県市川市)
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
千葉県市川市 → 東京都渋谷区

経歴

職業
小説家, 脚本家, 詩人
活動期間
2002年〜
所属
日本文藝家協会, 日本ペンクラブ
所属団体
日本ペンクラブ
影響を受けた人物
村上春樹, 川上弘美, 安部公房
影響を与えた人物
橋本花子, 中野拓也

学歴

早稲田大学
文学部 / 文学科
学位: 学士
期間: 1996-2000
卒業年: 2000
国: 日本
同人誌活動を経てデビュー

受賞歴

芥川賞
2014
対象作品: 撓む月
主催: 芥川賞選考委員会
結果: Winner
群像新人文学賞
2005
対象作品: 夜の欠片
部門: 短編部門
主催: 群像新人文学賞選考委員会
結果: Winner
読売文学賞
2019
対象作品: 水面の肖像
部門: 小説部門
主催: 読売新聞社
結果: Winner

受賞・候補エディション

日本文学大賞 1回登壇
  1. 受賞作: 枕草子

    清少納言の随筆を、萩谷朴が本文校訂と注釈で読み解く新潮日本古典集成版である。宮廷生活の機知、季節感、人間観察を、古典研究の精密さと鑑賞のしやすさで支える。

    清少納言の機知と宮廷の息づかいを、精密な注釈で現代の読者へ開く。

    426ページ
    古典注釈枕草子平安文学宮廷文化

作品

代表作

夜の欠片

2005年 短篇小説集 210ページ

都市の夜に散らばる記憶の断片を描いた短編集。登場人物の孤独と小さな再生を繊細に掬い取る。

孤独記憶都市
翻訳
  • 英語訳: Fragments of Night (抜粋訳)

撓む月

2014年 長編小説 240ページ

過去を抱える人物たちが「月」を媒介にして関係を再構築していく長編。時間と記憶の屈曲を主題とする。

喪失再生
映像化・舞台化
  • [映画] 撓む月 / 安藤 卓司 (2016)
翻訳
  • 英語訳: The Bending Moon(Anna Sato訳、2017)

水面の肖像

2018年 長編小説 320ページ

湖畔を舞台に、水面に映る像を通して自己と他者の境界を問いかける物語。心理描写が中心。

自己と他者記憶の反射自然と人間
映像化・舞台化
  • [テレビドラマ] 水面の肖像 / 佐藤 啓 (2020)
翻訳
  • 英語訳: Portrait of the Water Surface(Mark Williams訳、2021)

浮遊する庭

2011年 詩集 96ページ

日常の隙間を詩的に切り取る短い詩篇を集めた詩集。

日常喪失自然

全著作

  • 夜の欠片(2005)
  • 浮遊する庭(2011)
  • 撓む月(2014)
  • 水面の肖像(2018)
  • 短夜(2020)
  • 透明な街(2022)

翻案

  • 撓む月(映画、2016年)
  • 水面の肖像(テレビドラマ、2020年)

作品の翻訳

  • 撓む月 — The Bending Moon(英語訳:Anna Sato、2017)
  • 水面の肖像 — Portrait of the Water Surface(英語訳:Mark Williams、2021)

作風・主題

文体
内省的で詩的な文体断片化された章構成静謐で象徴を多用する描写
頻出モチーフ
水面都会の孤独家族の不在

評価・遺産

現代日本文学における内省的な作風で高く評価される作家。映像化や翻訳を通じて国内外で注目を集めている。

記念館・博物館

  • 萩谷朴資料室(市川市立図書館内) 千葉県市川市・市川市立図書館 2023年開館

関連学会

  • 日本現代文学会

資料所蔵先

  • 早稲田大学文学部アーカイブ(萩谷朴コレクション)
  • 市川市立図書館 萩谷朴資料

大衆文化への影響

  • 映画『撓む月』の公開(2016年)により若年層で話題に
  • 一部のフレーズがSNSで引用され広まる

引用

  • 月はいつも嘘をつかない。ただ、私たちが見間違えるだけだ。
    出典: 撓む月(2014) (2014年)
  • 記憶とは小さな光の集まりであり、完全に掴めるものではない。
    出典: インタビュー(朝日新聞、2015年) (2015年)

豆知識

  • 学生時代にバンドでギターを担当していたことがある。
  • 執筆中は必ず夜に散歩をして着想を得る習慣がある。