大佛次郎賞
1回登壇
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第11回(1984年) 受賞受賞作: 火山島
解放後の済州島を舞台に、若い革命群像の焦燥と島を覆う政治的緊張を大きな構図で描く長編小説。個人の運命と歴史の暴力が、火山島の風景のなかで交錯する。
『火山島』は、長編小説として人の記憶と時代の手触りを静かに浮かび上がらせる。
390ページ記憶家族時代自己
きん せきはん
Kim Sok-pom (Kin Sekihan)
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| 関西大学専門部 | 専門部 経済学科 | 経済学科 | — | — | 日本 |
| 京都大学文学部 | 文学部 | 美学 | — | — | 日本 |
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1984 | 第11回 大佛次郎賞 | 火山島(初期刊行) | — | 大佛次郎賞選考委員会 | 受賞 |
| 1998 | 第39回 毎日芸術賞 | 火山島(全7巻刊行) | — | 毎日新聞社 | 受賞 |
| 2015 | 済州4・3平和賞 | 火山島および四・三事件を題材にした作品群 | — | 済州4・3平和賞実行委員会 | 受賞 |
解放後の済州島を舞台に、若い革命群像の焦燥と島を覆う政治的緊張を大きな構図で描く長編小説。個人の運命と歴史の暴力が、火山島の風景のなかで交錯する。
『火山島』は、長編小説として人の記憶と時代の手触りを静かに浮かび上がらせる。
監獄や社会的抑圧を背景に、在日朝鮮人の苦悩と人間の葛藤を描いた作品。複数回再刊され、著者を代表する作品となった。
幽霊や怪談の要素を用いながらも、社会や歴史の影響を反映した物語。1970年刊で、作家としての地位確立に寄与した作品。
済州島四・三事件をモチーフに、1976年頃から1997年まで発表された長大な連作小説。風土性と政治、記憶の継承を主題とし、日本国内外で大きな反響を呼んだ。
在日朝鮮人文学と言語の関係を論じた評論的著作。言語とアイデンティティ、表現と政治の関連を問い直す論考が含まれる。
在日朝鮮文学を代表する作家の一人であり、特に済州島四・三事件を中心に据えた長編『火山島』などを通して、戦後の記憶・民族・境界問題を文学的に問い続けてきた。国内外での受賞歴や研究対象としての注目も高い。