日本の文学賞

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早船ちよ

はやふね ちよ

Hayafune Chiyo

プロフィール

性別
女性
国籍
日本
言語
日本語

経歴

職業
作家, 児童文学作家

受賞歴

日本児童文学者協会賞
1962
対象作品: キューポラのある街
主催: 日本児童文学者協会
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 鋳物の町・川口を舞台に、中学生のジュンと家族の暮らしを描く児童文学。貧しさ、労働、家族の不和、在日朝鮮人の友人との関わりを通して、戦後社会を子どもの目から見つめる。

    キューポラの火が見える町で、ジュンは貧しさのなかから自分の未来を探す。

    317ページ
    児童文学戦後社会労働家族川口
  1. 受賞作: ポンのヒッチハイク 自動車無銭旅行

    自動車無銭旅行という副題を持つ少年少女向け長編。移動の楽しさと危うさを通じて、子どもの冒険心、出会い、社会への好奇心を描く。

    車に乗り継ぐ旅が、子どもたちに新しい世界を見せていく。

    198ページ
    児童文学ヒッチハイク冒険出会い

作品

代表作

キューポラのある街

1961年 小説(児童文学) 264ページ

鋳造工場の溶解炉「キューポラ」が見える埼玉県川口市を舞台に、鋳物職人の娘・石黒ジュンを中心とした青春群像を描く。貧困、家族の葛藤、在日朝鮮人を含む民族問題、友情や性といった現実的なテーマに踏み込んだ児童文学作品である。

貧困家族の葛藤民族問題友情青春産業景観(キューポラ)
映像化・舞台化
  • [映画] キューポラのある街 (1962)
  • [テレビドラマ] キューポラのある街(テレビドラマ) (1962)

全著作

  • キューポラのある街(彌生書房、1961年)
  • キューポラのある街 第1部(理論社、1963年)
  • キューポラのある街 第2部 未成年(理論社、1964年)
  • キューポラのある街 第3部 赤いらせん階段(理論社、1967年)
  • キューポラのある街 第4部 さくらさくら(理論社、1970年)
  • キューポラのある街 第5部 青い嵐(理論社、1972年)
  • キューポラのある街 リスの巻 キューポラ銀座(理論社、1975年)
  • 講談社文庫版(1977年、第1部に「ジュン」の副題)

翻案

  • 映画化(1962年)
  • テレビドラマ化(1962年、フジテレビ『シャープ火曜劇場』)

作風・主題

文体
写実的な描写児童文学における社会派リアリズム青春群像の叙述
頻出モチーフ
キューポラ(工場の煙突)錆びた工業地帯階段や街の路地家族と労働の風景

評価・遺産

『キューポラのある街』は1959-60年の連載を経て1961年単行本化され、1962年に日本児童文学者協会賞を受賞。映画・テレビ化が行われ、戦後の日本児童文学における重要作の一つとして大阪国際児童文学館の「日本の子どもの本100選 戦後編」に選出されている。

記念館・博物館

  • 大阪国際児童文学館(前身による選定) 大阪府

関連学会

  • 日本児童文学者協会

資料所蔵先

  • 大阪国際児童文学振興財団(選定資料)

大衆文化への影響

  • 1962年の映画化・テレビドラマ化により広く知られる

豆知識

  • 本作は1959年から1960年に雑誌『母と子』に「キューポラのある町」の題で連載されたのち、1961年に単行本化された。
  • 1962年に日本児童文学者協会賞を受賞した。
  • 第3部以降は作中で川口市という実名表記を避け「キューポラの街」としている。
  • 大阪国際児童文学館による「日本の子どもの本100選 戦後編」に選出されている。