日本の文学賞

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河島 英昭

かわしま ひであき

Kawashima Hideaki

プロフィール

性別
男性
生誕
1933-11-22 (東京府)
死没
2018-05-25 84歳
国籍
日本
言語
日本語, イタリア語

経歴

職業
イタリア文学者, 翻訳家, 大学教員
活動期間
1960年〜2018年
所属
東京外国語大学 名誉教授, イタリア文学研究センター 主宰
影響を受けた人物
チェーザレ・パヴェーゼ, ダンテ・アリギエーリ, ジュゼッペ・ウンガレッティ, イタロ・カルヴィーノ, アルベルト・モラヴィア

学歴

東京外国語大学
イタリア語科
期間: 卒業年不詳
国: 日本
卒業後、同大学に副手、助手、専任講師、助教授として勤務した。
ローマ・ラ・サピエンツァ大学
イタリア文学
期間: 1960年代後半(留学)
国: イタリア
1960年代後半に留学。正確な在籍期間は不明。

受賞歴

ピーコ・デッラ・ミランドラ賞
1988
対象作品: ウンガレッティ全詩集
主催: ピーコ・デッラ・ミランドラ賞 選考委員会
結果: 受賞
日本翻訳文化賞
1990
対象作品: 薔薇の名前(翻訳)
主催: 日本翻訳家協会(日本翻訳文化賞)
結果: 受賞
BABEL国際翻訳大賞
1991
主催: BABEL 国際翻訳大賞 運営委員会
結果: 受賞
日本翻訳大賞
1991
主催: 日本翻訳家協会(翻訳賞)
結果: 受賞
読売文学賞
2006
対象作品: イタリア・ユダヤ人の風景
主催: 読売新聞社
結果: 受賞

受賞・候補エディション

読売文学賞 1回登壇
  1. イタリア社会の深部に流れるユダヤ人の歴史と文化をたどる評論的紀行。都市と記憶、迫害と共生の痕跡を歩きながら、文学者の目でヨーロッパ史の陰影を描き出します。

    イタリア・ユダヤ人の風景は、河島英昭の作品世界を端的に伝える一作です。

    373ページ
    イタリアユダヤ人歴史紀行

作品

代表作

氷河と蝶 イタリア旅想

1983年 紀行

イタリア各地をめぐる随想と文化論を交えたエッセイ集。

イタリア文化記憶

叙事詩の精神 パヴェーゼとダンテ

1990年 文学研究

チェーザレ・パヴェーゼとダンテの関係を手がかりに叙事詩の精神を論じる研究書。

叙事詩ダンテパヴェーゼ

ウンガレッティ 詩人の生涯

1994年 伝記/文学史

ジュゼッペ・ウンガレッティの生涯と詩業をたどる伝記的研究。

ウンガレッティ近代詩

ローマ散策

2000年 紀行

ローマの街を歩きながら綴る歴史・文化に関するエッセイ。

ローマ歴史都市論

イタリア・ユダヤ人の風景

2004年 文学研究/文化史

イタリア社会におけるユダヤ人の歴史と文化を文学的視点から描く研究。

ユダヤ人イタリア文化史

めぐりくる夏の日に

2007年 随筆

季節や記憶をめぐる随筆集。

季節記憶随筆

全著作

  • 氷河と蝶 イタリア旅想(1983)
  • イタリアをめぐる旅想(改題, 1994)
  • 叙事詩の精神 パヴェーゼとダンテ(1990)
  • ウンガレッティ 詩人の生涯(1994)
  • ローマ散策(2000)
  • イタリア・ユダヤ人の風景(2004)
  • めぐりくる夏の日に(2007)
  • 無関心な人びと(翻訳、アルベルト・モラヴィア、1966)
  • そしてすぐに日は暮れる(クァジーモド詩集翻訳、1968)
  • チェーザレ・パヴェーゼ全集1 流刑(1969)
  • チェーザレ・パヴェーゼ全集2 故郷(1969)
  • チェーザレ・パヴェーゼ全集3 美しい夏(1970)
  • まっぷたつの子爵(イタロ・カルヴィーノ翻訳、1971)
  • ローマ物語(アルベルト・モラヴィア、1980)
  • 薔薇の名前(ウンベルト・エーコ翻訳、1990)
  • クアジーモド全詩集(1996)
  • 君主論(マキアヴェッリ翻訳、1998)
  • デカメロン(ボッカッチョ翻訳、1999)

作家による翻訳

  • 無関心な人びと(アルベルト・モラヴィア)
  • 関心 アテンツィオーネ(アルベルト・モラヴィア)
  • そしてすぐに日は暮れる(サルヴァトーレ・クァジーモド 詩集)
  • チェーザレ・パヴェーゼ全集(複数巻)
  • まっぷたつの子爵(イタロ・カルヴィーノ)
  • みどりの小鳥 イタリア民話選(カルヴィーノ編)
  • 宿命の交わる城(イタロ・カルヴィーノ)
  • カヴァレリーア・ルスティカーナ(ジョヴァンニ・ヴェルガ)
  • 薔薇の名前(ウンベルト・エーコ)
  • カテリーナのふしぎなお話(エルサ・モランテ)
  • クアジーモド全詩集(クアジーモド)
  • エロス(アルベルト・ベヴィラックァ)
  • 君主論(ニッコロ・マキアヴェッリ)
  • デカメロン(ジョヴァンニ・ボッカッチョ)

作風・主題

文体
明晰で学究的な論旨翻訳では原文に忠実でありつつ日本語としての美しさを重視ダンテを口語詩体で訳すなど実験的手法も採用
頻出モチーフ
イタリアローマダンテ旅と記憶翻訳と詩

健康

  • 脳梗塞
    2018-05-25(急性)
    2018年5月25日に脳梗塞で死去、享年84。

評価・遺産

河島英昭は日本におけるイタリア文学研究と翻訳の第一人者の一人であり、チェーザレ・パヴェーゼやウンガレッティ、エーコなどの重要作品を日本語へ紹介した。東京外国語大学での教育や多数の訳業を通じて、戦後日本のイタリア文学受容に大きな影響を与えた。

関連学会

  • イタリア文学研究センター

豆知識

  • 東京府生まれ。
  • 福島県立白河高等学校卒業後、学資のために3年間働いた。
  • 東京外国語大学でイタリア語を学び、その後同大学で副手・助手・専任講師・助教授を務めた。
  • ダンテ『神曲 地獄篇』を口語詩体で訳し、岩波書店の月刊誌『図書』で連載(2005年6月号~2008年6月号)。
  • ウンガレッティ全詩集の訳でピーコ・デッラ・ミランドラ賞を受賞。
  • 『イタリア・ユダヤ人の風景』で読売文学賞を受賞(2006年)。