日本の文学賞

← ホームに戻る

井田 真木子

いだ まきこ

Ida Makiko

プロフィール

性別
女性
生誕
1956-07-19 (日本・神奈川県鎌倉市)
死没
2001-03-14 (慶応大学病院(日本)) 44歳
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
神奈川県鎌倉市 → 千葉県千葉市 → 兵庫県神戸市 → 東京都(在住・活動)

経歴

職業
ノンフィクション作家, エッセイスト, フリーライター
活動期間
1980年〜2001年

学歴

慶應義塾大学
文学部 / 哲学科
期間: 1975-1979
卒業年: 1979
国: 日本
在学中に詩集を発表

受賞歴

第22回 大宅壮一ノンフィクション賞
1991
対象作品: プロレス少女伝説
主催: 大宅壮一ノンフィクション賞選考委員会
結果: winner
第15回 講談社ノンフィクション賞
1993
対象作品: 小蓮の恋人
主催: 講談社
結果: winner

受賞・候補エディション

  1. 長与千種、神取しのぶ、天田麗文、デブラ・ミシェリーらを追い、女子プロレスの熱狂から一九八〇年代の日本社会を見つめるノンフィクション。

    リングに集まった少女たちの物語が、時代そのものを映し出す。

    350ページ
    女子プロレスノンフィクション一九八〇年代身体
  1. 受賞作: 小蓮の恋人

    『小蓮の恋人』は、井田真木子による評論・研究です。講談社ノンフィクション賞の受賞対象として扱われ、作者の関心や表現の特徴がまとまって示された作品です。

    井田真木子の表現を知る入口となる評論・研究です。

    321ページ
    評論・研究講談社ノンフィクション賞受賞作

作品

代表作

温泉芸者一代記

1989年 ノンフィクション

湯河原の芸妓を取材したノンフィクション。高齢の芸者の生涯を丁寧に描くルポルタージュ。

職業と伝統地方文化世代間の継承

プロレス少女伝説

1990年 ノンフィクション(ルポルタージュ)

女子プロレスラーたちの青春と戦いを取材した作品。現場の会話を生かした口語体で人物像を描いた。

スポーツ文化女性の闘い青春

小蓮の恋人

1992年 ノンフィクション

残留孤児二世をめぐる取材報告。戦後世代のアイデンティティと社会的課題を扱う。

戦後史アイデンティティ社会問題

同性愛者たち

1994年 ノンフィクション

LGBT当事者や市民運動を取材した作品。府中青年の家事件などの背景も扱う。

LGBT市民運動人権

十四歳 : 見失う親 消える子供たち

1998年 ノンフィクション

家庭や社会から孤立する若者たちの現状を追ったルポルタージュ。

青少年問題家庭社会的孤立

全著作

  • 雙神の日課・詩(1975)
  • 街 詩集(1977)
  • 温泉芸者一代記(1989)
  • プロレス少女伝説(1990)
  • 彼女たちのホーム・スウィートホーム(1991)
  • 小蓮の恋人(1992)
  • 同性愛者たち(1994)
  • 旬の自画像(1995)
  • いつまでもとれない免許(1998)
  • 十四歳(1998)
  • かくしてバンドは鳴りやまず(2002)
  • 井田真木子 著作撰集(2014)
  • 井田真木子 著作撰集 第2集(2015)

作風・主題

文体
口語体を生かしたルポルタージュ取材に基づくノンフィクション
頻出モチーフ
周縁化された人々の横顔女性の生き方スポーツと青春若者の孤立

健康

  • 肺水腫
    2001-03
    急性の肺水腫により死去

評価・遺産

市井の人物の横顔を口語体で描く革新的なノンフィクション作家として評価される。没後に著作集が編まれ再評価が進んだ。女子プロレス取材により流行語化した表現など大衆文化への影響もある。

大衆文化への影響

  • 「心が折れる」という表現が『プロレス少女伝説』で広く知られるようになったとされる

引用

  • 心が折れる
    出典: 『プロレス少女伝説』 (1990年)

豆知識

  • 配偶者はフリーライターの宇佐川英雄。
  • 没後、2014年・2015年に著作撰集が刊行された。
  • 『プロレス少女伝説』の取材で長与千種・神取忍と親交があった。