直木三十五賞
1回登壇
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受賞作: アトラス伝説
『アトラス伝説』は、井出孫六による小説。題材を絞り込んだ表現と、人物や土地、時代の手触りを読者に残す構成が1974年の受賞作として評価された。
アトラス伝説は、限られた形式の中に時代と人の気配を刻む作品。
歴史と人物人間心理物語性
いで まごろく
Ide Magoroku
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| 東京大学文学部 | 文学部 | 仏文科 | — | — | 日本 |
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1975 | 直木三十五賞 | アトラス伝説 | — | 直木賞選考委員会 | Winner |
| 1986 | 大佛次郎賞 | 終わりなき旅 「中国残留孤児」の歴史と現在 | — | 大佛次郎賞選考委員会 | Winner |
『アトラス伝説』は、井出孫六による小説。題材を絞り込んだ表現と、人物や土地、時代の手触りを読者に残す構成が1974年の受賞作として評価された。
アトラス伝説は、限られた形式の中に時代と人の気配を刻む作品。
井出孫六が中国残留孤児の歩みを追い、戦争と敗戦後の国家責任、帰国後の生活、家族の記憶を重ねて描いたノンフィクション。個人の証言から、戦後日本が長く抱えた未解決の問題を浮かび上がらせる。
中国残留孤児の声を通して、戦争の終わりが人びとの人生では終わっていなかったことを伝える一冊。
秩父事件とその関係者を取材・描写した歴史ルポルタージュ。明治期の民衆運動と地域史に光を当てる作品。
川上冬崖の謎の最期を題材にした長編小説。歴史的事実とフィクションを織り交ぜながら人物像の謎を追う。
戦後に中国に残された邦人孤児の歴史と現状を追ったルポルタージュ。現地調査や当事者取材を基にした長期取材の成果。
島を舞台にした人間ドラマを描く作品。土地と暮らしに根ざした人物描写が特徴。
画家・柳瀬正夢の軌跡を追った評伝。芸術家の制作過程と人生を丹念にたどる記録・考察。
自身の中学時代の体験を通して戦争の記憶を描いた回想記。個人的体験と時代背景を重ね合わせる。
井出孫六はルポルタージュと歴史描写を往復させる手法で、秩父事件や中国残留邦人問題など現代日本の忘れられがちな歴史を掘り起こした作家・ジャーナリストである。直木賞や大佛次郎賞などを受賞し、文壇とジャーナリズムの両面で活動した。