日本の文学賞

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大佛次郎賞 おさらぎじろうしょう

第13回(1986年)

小説ノンフィクション歴史書

受賞者

2名
井出孫六 いで まごろく 受賞

井出孫六が中国残留孤児の歩みを追い、戦争と敗戦後の国家責任、帰国後の生活、家族の記憶を重ねて描いたノンフィクション。個人の証言から、戦後日本が長く抱えた未解決の問題を浮かび上がらせる。

中国残留孤児の声を通して、戦争の終わりが人びとの人生では終わっていなかったことを伝える一冊。

345ページ
中国残留孤児戦後責任家族の記憶帰国と生活再建
加賀乙彦 かが おとひこ 受賞

加賀乙彦が学生運動の時代を背景に、思想、罪、信仰、孤独を抱える人びとの生を大きな構図で描いた長編小説。時代の熱気と個人の内面が交差し、社会の変動に揺れる人間像を重層的に見せる。

時代のうねりの中で、人は何を信じ、何に傷つきながら生きるのかを問う大作。

542ページ
学生運動戦後社会信仰と罪孤独歴史と個人