作品情報
中国残留孤児の声を通して、戦争の終わりが人びとの人生では終わっていなかったことを伝える一冊。
岩波書店から刊行された社会派ノンフィクション。満州に取り残された子どもたちと、その後に続く帰国・身元確認・生活の困難を、証言と歴史の両面からたどる。読者に、国家と個人の関係を問い直させる力を持つ作品。
書籍情報
- 出版社
- 岩波書店
- 発売日
- 1986-01-22
- ページ数
- 345ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784000002387
- ISBN-10
- 4000002384
- 価格
- 26 JPY
- カテゴリ
- 本/ノンフィクション/歴史・地理・旅行記/歴史/その他
終わりなき旅 中国残留孤児のドキュメント 有名。
レビュー
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労作。
最近本の存在を知って購入。予想通りの内容で購入してよかった。
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勉強になりました。
著者の70年頃までのものは呼んでいましたが、80年代の仕事を知らないでいました。 満州への移民は知らないこととばかりで、勉強になりました。
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蒼氓の終わりなき旅となって・・・
井出さんは長野県出身。長野県からは「満洲開拓」にどの県よりも多くの人々が送り出されました。大日向村、泰阜村等々、長野県下の村から人々はどのようにして送り出され、暮らし、終戦を迎え、多くの人が野に倒れ、またどのように生きて留まることになったか。井出さんは幾組かの家族を描きます。開拓団長さんの苦悩をもたどります。日本に戻ってからの厳しい現実を追います。それらはまさに蒼氓の終わりなき旅となって・・・。 なお、単行本に比べ現代文庫版では「あとがきに代えて」、その後の賠償請求訴訟にまつわる現状が執筆の経緯とともに加えられています。 これらが歴史に刻まれることとなったメカニズムが、ドキュメンタリに織り込まれつつ解明されますが、具体的で分かりやすいです。 この記憶を語り継ぎ、日本に戻った人々が幸せをつかむべきことは、現代と未来を生きる日本人にとって大切なことと思われます。それらを考えるためのスタンダードで高質な文献の一つです。
関連する文学賞
- 大佛次郎賞 第13回(1986年) ・受賞