日本の文学賞

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加藤 克巳

かとう かつみ

Katō Katsumi

プロフィール

性別
男性
生誕
1915-06-30 (京都府綾部市)
死没
2010-05-16 (埼玉県さいたま市桜区(浦和斎場)) 94歳
国籍
日本
言語
日本語

経歴

職業
歌人, 実業家, 中等教育教員, 歌誌編集者
活動期間
1933年〜2010年
所属
現代歌人協会, 日本現代詩歌文学館振興会, 埼玉県歌人会
所属団体
現代歌人協会
影響を受けた人物
若山牧水, 折口信夫, 武田祐吉
影響を与えた人物
沖ななも, 久々湊盈子, 佐藤信弘, 筒井富栄

学歴

埼玉県立浦和中学校(旧制)
期間: 〜1933
国: 日本
在学中に短歌を作り始め、歌誌「菁藻」に入会。
國學院大學
予科→国文科 / 国文学科
期間: 1933–1938
卒業年: 1938
国: 日本
折口信夫・武田祐吉らの薫陶を受ける。新芸術派短歌運動に参加。

受賞歴

迢空賞
1970
対象作品: 『球体』その他の業績
主催: 迢空賞選考委員会
結果: 受賞
埼玉県教育功労賞
1973
主催: 埼玉県
結果: 受賞
埼玉文化賞(芸術部門)
1978
主催: 埼玉県
結果: 受賞
藍綬褒章
1979
対象作品: 産業振興により
主催: 日本政府
結果: 受章
勲四等瑞宝章
1986
対象作品: 文化功労により
主催: 日本政府
結果: 受章
現代短歌大賞
1986
対象作品: 『加藤克巳全歌集』
主催: 現代短歌大賞選考委員会
結果: 受賞
与野市民栄誉賞
1989
主催: 与野市
結果: 受賞
埼玉県歌人会大賞
1994
対象作品: 『現代短歌史』その他の業績
主催: 埼玉県歌人会
結果: 受賞

受賞・候補エディション

迢空賞 1回登壇
  1. 受賞作: 球体

    『球体』は、加藤克巳の前衛短歌の方向性を示す歌集である。対象を抽象化しながらも感覚の核を失わず、短歌の定型に現代的な思考と造形性を持ち込んだ。

    短歌の定型に、抽象性と造形感覚を持ち込んだ歌集。

    136ページ
    短歌前衛短歌抽象造形
現代短歌大賞 1回登壇
  1. 加藤克巳の短歌を集成した全歌集です。前衛短歌の展開に関わった歌人の表現を通覧でき、実験性と抒情の変化をたどることができます。

    前衛短歌の試みが、長い作歌の軌跡として読める。

    681ページ
    全歌集前衛短歌実験抒情

作品

代表作

螺旋階段

1937年 歌集

加藤克巳の処女歌集。初期のモダニズムとシュールの要素を含む作品群。

モダニズムシュールレアリズム内的風景

球体

1969年 歌集

1969年刊。作風の実験性と抽象性が顕著になった代表作の一つで、迢空賞受賞の対象となった。

抽象視覚表現モダニズム

加藤克巳全歌集

1985年 歌集

代表歌集を編纂した全歌集。研究・受賞の対象ともなった総集成。

生涯の作品集作風変遷

全著作

  • 螺旋階段(1937)
  • エスプリの花(1953)
  • 宇宙塵(1956)
  • 球体(1969)
  • 加藤克巳全歌集(1985)
  • 現代短歌史(1993)

作風・主題

文体
戦前モダニズムの継承シュールレアリズムの影響作品ごとに大きく変動する実験的作風
頻出モチーフ
自然(海・山・樹)抽象的視覚像内的・夢的風景

健康

  • 心不全
    終末期(2010年)
    2010年に心不全のため死去。活動の終了をもたらした。

評価・遺産

加藤克巳は戦前のモダニズム短歌を継承しつつシュールレアリズム的手法を取り入れ、戦後の短歌界で長年にわたり刊行・主宰・指導を行った重要な歌人である。歌誌主宰や現代歌人協会の要職などを通じて地域文化や短歌研究に貢献した。

関連学会

  • 現代歌人協会
  • 日本現代詩歌文学館振興会

資料所蔵先

  • 国立国会図書館(加藤克巳関連資料)
  • 埼玉県立近代美術館・さいたま文学館(関連資料)

引用

  • 詩の方法、たとえばシュールレアリズムの方法など学び込んで、私は私なりの作品を作っていった。
    出典: 加藤克巳「体験的自由律短歌論」『短歌現代』1986年9月号 (1986年)

豆知識

  • 日本各地に加藤克巳の歌碑が複数建立されている(宮城県気仙沼市大島、京都府綾部市、埼玉県さいたま市ほか)。
  • 2009年に『克巳かるた』が刊行されている。