日本の文学賞

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桑原 正紀

くわはら まさき

Kuwahara Masaki

プロフィール

性別
男性
生誕
1948-08-12 (広島県双三郡君田村大字泉吉田(現・三次市君田町))
国籍
日本
言語
日本語

経歴

職業
歌人, 高等学校教諭
活動期間
1973年〜
所属団体
コスモス短歌会, 短歌同人誌『棧橋』創刊同人
影響を受けた人物
宮 柊二

学歴

國學院大學
文学部
学位: Bachelor of Arts
国: 日本
國學院大學大学院
大学院(修士・博士課程)
学位: Master's / Doctoral coursework
国: 日本
卒業論文は催馬楽の研究、修士論文は古代歌謡の研究

受賞歴

桐の花賞
1976
主催: 歌誌「コスモス」
結果: Winner
短歌研究賞(第45回)
2009
対象作品: 棄老病棟
主催: 短歌研究社
結果: Winner

受賞・候補エディション

短歌研究賞 1回登壇
  1. 受賞作: 棄老病棟

    「棄老病棟」は、桑原正紀による短歌連作です。老い、介護、病棟という現代的な場を通して、家族と社会が抱える痛みを凝縮した言葉で見つめます。

    病棟の静けさの奥に、老いをめぐる家族と社会のひずみを響かせる連作です。

    短歌老い介護家族
迢空賞 1回登壇
  1. 受賞作: 秋夜吟

    介護や喪失の気配を抱えながら、秋の夜の静けさを深く響かせる歌集。

    夜は静かでも、歌の内部ではいくつもの時間が鳴っている。

    212ページ
    歌集介護喪失

作品

代表作

火の陰翳

1986年 歌集

初期歌集。自然や人間の内面を繊細に描く作品を収める。

自然内面光と影

白露光

1992年 歌集

季節感と抒情を重視した中期の歌集。

季節抒情

月下の譜

1996年 歌集

月や夜を主題にした作品群を収める。

時のほとり

2002年 歌集

時間と記憶を主題とする作品を集めた歌集。

時間記憶

妻へ。千年待たむ

2007年 歌集(介護詠)

妻の病を介護する日々を率直に詠んだ歌集。介護詠の代表作の一つとされる。

介護夫婦愛日常

一天紺

2009年 歌集

2000年末から2005年春までの作品を中心にまとめた歌集。

時間自然

天意

2010年 歌集

妻の介護期間の作品を収め、家族や老いを見つめる歌集。

老い家族運命

花西行

2016年 歌集

古典的な題材や和歌の伝統に接近する作品が見られる歌集。

古典和歌

秋夜吟

2019年 歌集

近作。秋の情景や内省をテーマにした作品を収める。

内省

全著作

  • 歌集『火の陰翳』 石川書房、1986年
  • 歌集『白露光』 雁書館、1992年
  • 歌集『月下の譜』 雁書館、1996年
  • 歌集『時のほとり』 雁書館、2002年
  • 評論集『宮英子の歌』 雁書館、2003年
  • 評論集『歌の光芒』 柊書房、2005年
  • 選集『緑蔭』 短歌新聞社、2005年
  • 歌集『妻へ。千年待たむ』 短歌研究社、2007年
  • 歌集『一天紺』 柊書房、2009年
  • 歌集『天意』 短歌研究社、2010年
  • 歌集『花西行』 現代短歌社、2016年
  • 歌集『秋夜吟』 青磁社、2019年

作風・主題

文体
率直で真摯な表現古典的題材への深い造詣抒情的かつ日常を見つめる視点
頻出モチーフ
妻・夫婦介護時間季節・自然

評価・遺産

介護を主題にした作品群で知られ、現代短歌における介護詠の代表的な歌人の一人と評価される。古典への造詣も深く、長年にわたる活動で広く支持を得ている。

豆知識

  • 立教高等学校の教諭を務め、野球部顧問を経験。教え子に長嶋一茂がいる。
  • 1976年に歌誌「コスモス」の新人賞『桐の花賞』を受賞。