日本の文学賞

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森 まゆみ

もり まゆみ

Mori Mayumi

ペンネーム: 橘樹まゆみ処女作で使用した筆名(母方の苗字に由来)

プロフィール

性別
女性
生誕
1954-07-10 (東京都文京区動坂(本駒込))
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
東京都文京区本駒込(動坂) → 谷中・根津・千駄木(谷根千)地域

経歴

職業
作家, エッセイスト, 編集者, 市民運動家
活動期間
1980年〜
所属
公益財団法人 日本ナショナルトラスト(理事), 早稲田大学ジャーナリズム研究所(特別招聘研究員), 明治学院大学 国際平和研究所(研究員), 東京国際大学(教授, 2004–2007), 放送倫理・番組向上機構(BPO)放送倫理検証委員会委員(2013–2015), 文化庁 文化審議会(文化財分科会)委員, 雑誌「東京人」 編集委員
所属団体
文化財建造物保存技術協会 評議員, 日本芸術文化振興会 評議員
影響を受けた人物
近藤富枝, 藤原保信, 稲葉三千男, 香内三郎

学歴

文京区立誠之小学校
国: 日本
お茶の水女子大学附属中学校・高等学校
国: 日本
早稲田大学
政治経済学部 / 政治経済学科
学位: 学士
国: 日本
藤原保信に師事
東京大学 新聞研究所(現・東京大学大学院情報学環教育部)
新聞研究所(修了)
学位: 修了
国: 日本
稲葉三千男、香内三郎らに師事

受賞歴

日本雑学大賞(第11回)
1989
結果: 受賞
サントリー地域文化賞
1992
対象作品: 谷根千工房(雑誌「谷中・根津・千駄木」)
結果: 受賞
芸術選奨文部大臣新人賞
1997
対象作品: 鷗外の坂
主催: 文化庁
結果: 受賞
日本建築学会文化賞
1999
対象作品: 地域文化に視座をおいたまちづくり活動および提言
主催: 日本建築学会
結果: 受賞
JTB紀行文学賞
2003
対象作品: 「即興詩人」のイタリア
主催: JTB
結果: 受賞
紫式部文学賞
2014
対象作品: 『「青鞜」の冒険 女が集まって雑誌をつくるということ』
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: 鴎外の坂

    森鴎外と東京の土地の記憶をたどる評伝的エッセイ。文学者の足跡を、坂や町並みの具体的な風景から読み解きます。

    森鴎外と東京の土地の記憶をたどる評伝的エッセイ。

    森鴎外東京評伝土地の記憶
紫式部文学賞 1回登壇
  1. 女性誌『青鞜』の創刊から休刊までを、雑誌編集という視点からたどる評論。平塚らいてうや伊藤野枝らの思想だけでなく、女性たちが集まり、書き、編集する場そのものの意味を掘り下げる。

    森まゆみ『「青鞜」の冒険:女が集まって雑誌をつくるということ』の受賞作情報と書誌状況を整理した作品紹介。

    320ページ
    女性史雑誌編集青鞜近代文学

作品

代表作

日本の女 どのように女たちは生きてきたのか 戦前編

1980年 ノンフィクション/女性史

明治から戦前にかけての女性の生き方を史料と聞き取りを基にたどる研究・記述。処女作は橘樹まゆみ名義で刊行された。

女性史社会史口述史

鷗外の坂

1997年 小説/歴史小説

森鷗外や明治期の文壇を素材に、人と場所の記憶を織り込んだ長編。芸術選奨文部大臣新人賞受賞作。

明治文学記憶都市の物語

「即興詩人」のイタリア

2003年 紀行/ルポルタージュ

イタリア各地を訪ね、即興詩の文化や人々の暮らしに触れながら書かれた紀行。JTB紀行文学賞受賞。

文化交流音楽

東京遺産 保存から再生・活用へ

2003年 ノンフィクション/都市論

上野奏楽堂や旧岩崎邸庭園などをめぐる保存運動と再生のあり方を論じた書。都市の遺産を次世代へ渡すことを問いかける。

文化財保存都市再生市民運動

『青鞜』の冒険 女が集まって雑誌をつくるということ

2013年 ノンフィクション/文芸史

明治期の女性雑誌『青鞜』と、その編集や女性たちのつながりを描き、女性の〈集まること〉の意味を探る。紫式部文学賞受賞。

女性運動雑誌史フェミニズム

明るい原田病日記 私の体の中で内戦が起こった

2010年 回想録/病の記録

2007年に発症した原田病との闘病を綴った日記的記録。失明の危機を含む闘病体験を率直に記す。

病と闘い自己の記録再生

全著作

  • 日本の女 どのように女たちは生きてきたのか 戦前編
  • 谷中スケッチブック 心やさしい都市空間
  • とり戻そう東京の水と池
  • 小さな雑誌で町づくり 『谷根千』の冒険
  • 不思議の町・根津 ひっそりした都市空間
  • 抱きしめる、東京 町とわたし
  • 長生きも芸のうち
  • 読書休日
  • ひとり親走る
  • かしこ一葉 『通俗書簡文』を読む
  • 明治東京畸人伝
  • 寺暮らし
  • 鷗外の坂
  • 路地の匂い町の音
  • 深夜快読
  • 恋は決断力 明治生れの13人の女たち
  • のほほん親本舗
  • その日暮らし
  • 大正美人伝
  • 森の人 四手井綱英の九十年
  • 一葉の四季
  • アジア四十雀
  • にんげんは夢を盛るうつわ
  • 昭和ジュークボックス
  • 海はあなたの道 越境のKorean/Japanese
  • 森まゆみの大阪不案内
  • 明治・大正を食べ歩く
  • こんにちは一葉さん 明治・東京に生きた女性作家
  • 彰義隊遺聞
  • プライド・オブ・プレイス
  • 円朝ざんまい よみがえる江戸・明治のことば
  • 『婦人公論』にみる昭和文芸史
  • 懐かしの昭和を食べ歩く
  • 断髪のモダンガール42人の大正快女伝
  • 手に職
  • 女三人のシベリア鉄道
  • 海に沿うて歩く
  • 貧楽暮らし
  • 望郷酒場を行く
  • 千駄木の漱石
  • 震災日録 記憶を記録する
  • 反骨の公務員、町をみがく
  • 「谷根千」地図で時間旅行
  • 森のなかのスタジアム――新国立競技場暴走を考える
  • 昭和の親が教えてくれたこと
  • 環境と経済がまわる、森の国ドイツ
  • 東京老舗ごはん
  • 暗い時代の人々
  • 子規の音
  • お隣りのイスラーム 日本に暮らすムスリムに会いにいく
  • 「五足の靴」をゆく 明治の修学旅行
  • 用事のない旅
  • 会いにゆく旅
  • またいつか歩きたい町 私の町並み紀行
  • 路上のポルトレ 憶いだす人びと
  • 谷根千のイロハ
  • 本とあるく旅
  • 聖子 新宿の文壇BAR「風紋」の女主人
  • しごと放浪記 自分の仕事を見つけたい人のために
  • 海恋紀行
  • 昭和・東京・食べある記
  • 京都不案内
  • アジア多情食堂
  • 聞き書き・関東大震災
  • じょっぱりの人-羽仁もと子とその時代-
  • 野に遺賢をさがして──ニッポンとことこ歩き旅

作家による翻訳

  • 舞姫 森鷗外 珠玉選(現代語訳)

作風・主題

文体
聞き書き中心のノンフィクション地域誌的なフィールドワークエッセイ的・私的な語り口
頻出モチーフ
地域記憶女性史町並み食文化

健康

  • 原田病
    2007 - 約2年以上(発症と長期闘病)
    一時は失明の危機を迎えるなど深刻な影響があり、執筆活動や日常生活に大きな制約をもたらした。

評価・遺産

地域誌『谷中・根津・千駄木』の創刊・編集を通じた地域活性化や、上野奏楽堂や旧岩崎邸庭園などの保存運動への参加、女性史や東京の文化遺産に関する著作で知られる。市民運動と出版活動を結び付けた点が評価されている。

関連学会

  • 日本ナショナルトラスト
  • 文化庁 文化審議会(文化財分科会)
  • 日本芸術文化振興会
  • 文化財建造物保存技術協会

資料所蔵先

  • 谷根千工房アーカイブ(編集資料・聞き書き資料)

引用

  • 私の体の中で内戦が起こった。
    出典: 『明るい原田病日記 私の体の中で内戦が起こった』 (2010年)
  • 小さな雑誌が町を変えることがある。
    出典: 『小さな雑誌で町づくり 「谷根千」の冒険』 (1991年)

豆知識

  • 両親はともに歯科医の家系に生まれた。
  • 伯母は作家の近藤富枝である。
  • 甥にミュージシャンの仰木亮彦がいる。
  • 処女作は橘樹まゆみ名義で刊行された。
  • 地域誌『谷中・根津・千駄木』の編集発行を通じて谷根千地域の人気化に貢献した。