日本の文学賞

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三咲 光郎

みさき みつお

Misaki Mitsuo

ペンネーム: 岸ノ里玉夫短編『奥州ゆきを抄』などで使用。仙台短編文学賞受賞時の名義。, 羽衣乙次郎『売国奴スタア』などで使用。論創社ミステリ選賞入選時の名義。, たんのわ じろう短編『予兆』など、初期の短篇で使用。, 今宮新『警視庁公安部第二資料係天野傑』の刊行時に使用した名義。, 天見宏生『警視庁特殊潜工班ファントム』刊行時の名義。

プロフィール

性別
男性
生誕
1959-00-00 (大阪府岸和田市)
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
大阪府岸和田市 → 大阪府(高校教諭として勤務)

経歴

職業
小説家, 推理作家, 元高校国語教諭
活動期間
1993年〜
影響を与えた人物
吉村萬壱

学歴

関西学院大学
文学部 / 日本文学科
学位: 学士(文学)
期間: 1979-1983
卒業年: 1983
国: 日本
卒業後、大阪府立高校で国語科教諭を務めた。

受賞歴

堺自由都市文学賞
1993
対象作品: 大正暮色
主催: 堺市
結果: Winner
オール讀物新人賞
1998
対象作品: 大正四年の狙撃手(スナイパー)
主催: 文藝春秋
結果: Winner
松本清張賞
2001
対象作品: 群蝶の空
主催: 日本文学振興会
結果: Winner
仙台短編文学賞
2018
対象作品: 奥州ゆきを抄(岸ノ里玉夫名義)
主催: 仙台短編文学賞実行委員会
結果: Winner
論創社ミステリ選賞(入選)
2020
対象作品: 売国奴スタア(羽衣乙次郎名義)
主催: 論創社
結果: Selected
論創ミステリ大賞
2022
対象作品: 刻まれし者の名は(刊行時『空襲の樹』に改題)
主催: 論創社
結果: Winner

受賞・候補エディション

松本清張賞 2回登壇
  1. 受賞作: 曠野の涯て

    曠野の涯ては第2000回松本清張賞の候補作として記録する。今回の調査では単独書籍化を確認できなかった。

    候補作として記録する。

    松本清張賞候補作未刊行
  2. 受賞作: 群蝶の空

    大正から昭和初期を背景に、人間関係と犯罪の謎を織り交ぜて展開する長編小説。

    群れ飛ぶ蝶のように、秘密と謎が空を行き交う。

    212ページ
    時代小説犯罪人間ドラマ大正時代

作品

代表作

群蝶の空

2001年 小説/推理小説

大正から昭和初期を背景に、人間関係と犯罪の謎を織り交ぜながら展開する長編小説。松本清張賞受賞作。

時代小説犯罪人間ドラマ

銀河のひややかな瞬き

2003年 小説/推理小説

心理描写を重視した中長編。個々の登場人物が抱える秘密とその顛末を描く。

心理秘密回想

忘れ貝

2004年 小説/推理小説

喪失や記憶を巡る短長編の要素を併せ持つ作品。

記憶喪失家族

砲台島

2007年 小説/歴史ミステリ

軍事遺産や港湾を舞台にした歴史的要素を含むミステリ作品。

戦争の痕跡歴史

死の犬

2010年 小説/推理小説

犯罪と人間の業を冷徹に描いたハードボイルド寄りの長編。

罪と罰暴力復讐

月と陽炎

2011年 小説/推理

抒情的な情景描写と緻密な謎解きを併せ持つ作品。

叙情謎解き過去の事件

蒼きテロルの翼

2013年 小説/ミステリ

社会的な事件を背景にしたスリリングな展開が特徴の長編。

テロ社会陰謀

特務機関ラバーズ 秋桜(コスモス)の帝国

2014年 小説/ハードボイルド/ミステリ

特務機関をめぐる群像劇とスパイ的要素を織り交ぜたシリーズ仕立ての作品。

諜報組織陰謀

上野の仔(ノガミノガキ)

2018年 小説/ミステリ

都市を舞台にした人間ドラマと謎解きを融合させた作品。

都市家族

警視庁公安部第二資料係天野傑(今宮新名義)

2020年 小説/警察ミステリ

公安部を舞台に資料係の視点で進む警察ミステリ。今宮新名義で刊行。

公安組織内の謎資料調査

警視庁特殊潜工班ファントム(天見宏生名義)

2021年 小説/ハードボイルド/ミステリ

特殊部隊を扱うハードボイルド調の警察小説。天見宏生名義で刊行。

特殊部隊暴力倫理

お月見侍ととのいました 父と大江戸爆弾魔

2022年 小説/歴史ミステリ

時代要素とミステリを織り交ぜた長短の作品集的要素を持つ長編。

時代小説爆弾事件父子関係

空襲の樹(刊行時に『刻まれし者の名は』を改題)

2023年 小説/戦争・歴史ミステリ

戦時下の空襲と人間ドラマを描く作品。論創ミステリ大賞受賞作(原題『刻まれし者の名は』)。

戦争空襲記憶と痕跡

娘剣士 守りて候

2024年 小説/時代小説

娘剣士を主人公に据えた時代小説的要素の強い長編。

時代小説剣術家族

全著作

  • 大正暮色(デビュー作、1993年)
  • 大正四年の狙撃手(スナイパー)(1998年)
  • 群蝶の空(2001年)
  • 銀河のひややかな瞬き(2003年)
  • 忘れ貝(2004年)
  • 砲台島(2007年)
  • 死の犬(2010年)
  • 月と陽炎(2011年)
  • 蒼きテロルの翼(2013年)
  • 特務機関ラバーズシリーズ(2014年)
  • 上野の仔(2018年)
  • 警視庁公安部第二資料係天野傑(今宮新名義、2020年)
  • 警視庁特殊潜工班ファントム(天見宏生名義、2021年)
  • お月見侍ととのいました(2022年)
  • 空襲の樹(刊行時に改題、2023年)
  • 娘剣士 守りて候(2024年)
  • 短篇集・主要短編(『大正暮色』『予兆』『奥州ゆきを抄』等)

作風・主題

文体
レトロな文体叙情的な情景描写緻密な謎解き要素
頻出モチーフ
大正・昭和前期の風景戦争とその記憶過去に隠された秘密

評価・遺産

三咲光郎は、大正から昭和前期を舞台にした「時代小説」と推理小説を接続する作風で知られる作家。複数の筆名を用いながら長年にわたり作品を発表し、松本清張賞や論創ミステリ大賞などを受賞している。

資料所蔵先

  • 国立国会図書館(所蔵・典拠)
  • VIAF(識別子)
  • ISNI(識別子)
  • CiNii(学術情報データベース)

引用

  • 「おまえが専念するジャンルは何だ、と問われると、近代小説、レトロ小説、ネオ時代小説、と勝手に自称しているジャンルを挙げる。時代小説の枠を、大正、昭和にまでひろげた小説ジャンルである。しかし、30年続けても、ここは未だに、ブルーオーシャン。」
    出典: 自身のブログ「三咲光郎の身辺雑記」2022年10月22日記事「ブルーオーシャン」 (2022年)
  • 「私が思い描いているのは、たとえば、昨今は書店に行くと『時代小説』専用の棚があって多くの作家のさまざまな作品が並んでいる…大正から昭和前期を舞台にした『時代小説』を、多くの作家が書き、たくさんの読者が手に取って楽しむ、という広がり方なのです。」
    出典: 自身のブログ寄稿・インタビュー等(要旨) (2020年)

豆知識

  • 複数の筆名(岸ノ里玉夫、羽衣乙次郎、たんのわ じろう、今宮新、天見宏生など)を使い分けている。
  • 元・大阪府立高校の国語科教諭であった。
  • 関西学院大学文学部日本文学科卒業(1983年)。