日本の文学賞

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両角 良彦

もろずみ よしひこ

Morozumi Yoshihiko

プロフィール

性別
男性
生誕
1919-10-04 (長野県)
死没
2017-08-11 (日本) 97歳
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
長野県 → 東京(豊多摩郡、杉並) → 豊橋市 → 宇都宮市 → パリ(在外勤務)

経歴

職業
官僚, 作家, 研究者, 企業役員
活動期間
1941年〜2017年
所属
通商産業省(現:経済産業省), 電源開発株式会社(総裁), 日本シュルンベルジェ(会長), 日本銀行政策委員会(委員)

学歴

東京帝国大学(東京大学)
法学部 / 法学科
学位: 法学士
期間: 〜1941
卒業年: 1941
国: 日本
在学中に高等文官試験合格

受賞歴

日本エッセイスト・クラブ賞
1981
対象作品: 『1812年の雪 モスクワからの敗走』
主催: 日本エッセイスト・クラブ
結果: 受賞
勲一等瑞宝章
1991
主催: 日本国(内閣)
結果: 受章

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: 1812年の雪

    ナポレオンのモスクワ遠征と、その後の壊滅的な撤退を描く歴史読物。知られざるフランス側資料をもとに、勝利に近づいたはずの大軍が雪と飢えと戦略の破綻によって崩れていく過程を追う。

    栄光の遠征が敗走へ変わる瞬間を、資料の手触りとともに描くナポレオン戦史。

    240ページ
    ナポレオンモスクワ遠征ロシア戦役敗走歴史ノンフィクション

作品

代表作

1812年の雪 モスクワからの敗走

1980年 歴史随筆/戦史研究

ナポレオンのロシア遠征とモスクワ退却を史料に基づき描いた研究的随筆。現地資料や文献を参照して敗走の経緯を論じる。

ナポレオン戦史リーダーシップと戦略
翻訳
  • 講談社文庫版(1985)
  • 朝日選書新版(1993)

東方の夢 ボナパルト、エジプトへ征く

1982年 歴史研究

ナポレオンのエジプト遠征を通じて東方観・帝国主義の文脈を考察する研究書。

東方学帝国と文化軍事遠征
翻訳
  • 講談社文庫(1987)
  • 朝日選書新版(1992)

セント・ヘレナ抄 ナポレオン遠島始末

1985年 歴史随筆

セント・ヘレナでのナポレオンの晩年と遠島の経緯を叙述した随筆集。

亡命晩年の指導者歴史の記憶
翻訳
  • 朝日選書新版(1994)

反ナポレオン考 -時代と人間-

1991年 歴史評論

ナポレオン像に対する批判的考察をまとめた評論集。

歴史批評人物論

競争と独占の話

1962年 経済随筆

競争と独占の経済学的・政策的な側面を解説した編著。

産業政策競争政策

産業政策の理論

1966年 経済学

産業政策に関する理論的考察をまとめた著作。

産業政策国家と経済

たき火 随筆

1975年 随筆

随筆集。政策経験や私見を綴った短文を収録。

随筆官僚経験

全著作

  • 『競争と独占の話』 日経文庫、1962年
  • 『産業政策の理論』 日本経済新聞社、1966年
  • 『たき火 随筆』 公研、1975年
  • 『1812年の雪 モスクワからの敗走』 筑摩書房、1980年
  • 『東方の夢 ボナパルト、エジプトへ征く』 講談社、1982年
  • 『セント・ヘレナ抄 ナポレオン遠島始末』 講談社、1985年
  • 『反ナポレオン考』 朝日選書、1991年

翻案

  • 城山三郎『官僚たちの夏』に登場する牧順三のモデル

作風・主題

文体
史実に基づく論述的な文体冷静で解説的な筆致
頻出モチーフ
ナポレオンと戦史国家と産業政策リーダーと権力の解析

健康

  • 左中耳疾患
    幼少期
    幼少期に根治手術を受け、左顔面に麻痺が残り、その後の人生で影響を与えた

評価・遺産

通商産業省(通産省)の実務家として産業政策・エネルギー政策に深く関与し、退官後は電源開発総裁や企業役員として活動。ナポレオン研究や随筆でも評価され、日本エッセイスト・クラブ賞などを受賞した。森羅万象にまたがる実務と学究の両面を持つ人物として記憶されている。

関連学会

  • 日本エッセイスト・クラブ(賞受賞)

大衆文化への影響

  • 城山三郎『官僚たちの夏』の登場人物牧順三のモデル
  • あだ名:西洋カミソリ、カミソリ両角、両(もろ)さん

豆知識

  • 城山三郎の小説『官僚たちの夏』に登場する人物のモデルとされる。
  • あだ名は「西洋カミソリ」「カミソリ両角」「両(もろ)さん」。
  • 「資源派のドン」と称され、石油利権など資源確保に関与したとされる。