日本の文学賞

← ホームに戻る

野田 秀樹

のだ ひでき

Noda Hideki

プロフィール

性別
男性
生誕
1955-12-20 (長崎県西彼杵郡崎戸町(現・西海市))
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
長崎県(出生地) → 東京都(幼少期以降) → ロンドン(1992-1993、在外研修)

経歴

職業
劇作家, 演出家, 俳優, 教授
活動期間
1972年〜
所属
夢の遊眠社(創設), 野田地図(NODA MAP)(主宰), 多摩美術大学(教授・名誉教授), 東京芸術劇場(芸術監督)
影響を受けた人物
サイモン・マクバーニー

学歴

東京教育大学附属駒場高等学校
期間: 1972-1974
卒業年: 1974
国: 日本
演劇部に所属。高校2年時に処女戯曲を発表。
東京大学
法学部
期間: 1975-1981
国: 日本
在学中に演劇活動を開始。1981年に中退。

受賞歴

岸田國士戯曲賞
1983
対象作品: 野獣降臨
主催: 岸田國士戯曲賞選考委員会
結果: Winner
紀伊國屋演劇賞
1985
部門: Individual Award
主催: 紀伊國屋演劇賞選考委員会
結果: Winner
文化庁芸術祭賞
1990
対象作品: 三代目、りちゃあど
主催: 文化庁
結果: Winner
テアトロ演劇賞
1991
主催: テアトロ演劇賞選考委員会
結果: Winner
日本文化デザイン大賞
1997
主催: 日本文化デザイン大賞実行委員会
結果: Winner
菊田一夫演劇賞
1998
対象作品: キル
主催: 菊田一夫演劇賞選考委員会
結果: Winner
鶴屋南北戯曲賞
1999
対象作品: Right Eye
主催: 鶴屋南北戯曲賞選考委員会
結果: Winner
紀伊國屋演劇賞
2000
対象作品: パンドラの鐘
部門: Individual Award
主催: 紀伊國屋演劇賞選考委員会
結果: Winner
芸術選奨文部科学大臣賞
2000
対象作品: パンドラの鐘
部門: 演劇部門
主催: 文化庁
結果: Winner
読売演劇大賞
2000
対象作品: パンドラの鐘
部門: Best Play
主催: 読売演劇大賞選考委員会
結果: Winner
朝日舞台芸術賞グランプリ
2001
対象作品: 野田版 研辰の討たれ
主催: 朝日新聞社
結果: Winner
読売演劇大賞
2004
対象作品: オイル
部門: Best Play
主催: 読売演劇大賞選考委員会
結果: Winner
読売演劇大賞(優秀演出家賞)
2004
対象作品: オイル
部門: Best Director
主催: 読売演劇大賞選考委員会
結果: Winner
朝日舞台芸術賞
2004
対象作品: 赤鬼(3バージョン)、走れメルス
主催: 朝日新聞社
結果: Winner
読売演劇大賞(最優秀演出家賞)
2005
対象作品: 赤鬼(3バージョン)
部門: Best Director
主催: 読売演劇大賞選考委員会
結果: Winner
読売演劇大賞(最優秀作品賞)
2005
対象作品: 赤鬼(3バージョン)
部門: Best Play
主催: 読売演劇大賞選考委員会
結果: Winner
安吾賞
2006
主催: 安吾賞選考委員会
結果: Winner
読売文学賞
2007
対象作品: ロープ
主催: 読売新聞社
結果: Winner
朝日舞台芸術賞グランプリ
2008
対象作品: THE BEE(日本版・ロンドン版)
主催: 朝日新聞社
結果: Winner
毎日芸術賞
2008
対象作品: THE BEE
主催: 毎日新聞社
結果: Winner
読売演劇大賞(最優秀男優賞)
2008
対象作品: THE BEE
部門: Best Actor
主催: 読売演劇大賞選考委員会
結果: Winner
大英帝国勲章(OBE)
2009
部門: Honor
主催: 英国王室(授与)
結果: Appointed OBE
朝日賞
2010
主催: 朝日新聞社
結果: Winner
紫綬褒章
2011
主催: 日本政府
結果: Recipient
読売演劇大賞(最優秀作品賞・大賞)
2011
対象作品: ザ・キャラクター
部門: Best Play / Grand Prize
主催: 読売演劇大賞選考委員会
結果: Winner
読売演劇大賞(優秀作品賞)
2013
対象作品: エッグ
主催: 読売演劇大賞選考委員会
結果: Winner
ハヤカワ「悲劇喜劇」賞(第1回)
2014
対象作品: MIWA
主催: 早川清文学振興財団
結果: Winner
読売演劇大賞(優秀演出家賞)
2020
対象作品: Q:A Night At The Kabuki
部門: Best Director
主催: 読売演劇大賞選考委員会
結果: Winner
読売演劇大賞(最優秀作品賞)
2020
対象作品: Q:A Night At The Kabuki
部門: Best Play
主催: 読売演劇大賞選考委員会
結果: Winner
読売演劇大賞(優秀演出家賞)
2022
対象作品: フェイクスピア
部門: Best Director
主催: 読売演劇大賞選考委員会
結果: Winner
読売演劇大賞(最優秀作品賞・大賞)
2022
対象作品: フェイクスピア
部門: Best Play / Grand Prize
主催: 読売演劇大賞選考委員会
結果: Winner
ISPA Distinguished Artist Award
2023
部門: Distinguished Artist Award
主催: ISPA(国際舞台芸術協会)
結果: Winner (first Japanese recipient)

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: 野獣降臨(のけものきたりて)

    『野獣降臨(のけものきたりて)』は、岸田國士戯曲賞の受賞作として記録される戯曲で、舞台上の身体性と言葉の速度を軸に、時代の空気を強く帯びた作品。

    『野獣降臨(のけものきたりて)』は、受賞歴により現在も作品史の中で参照される一作。

    戯曲演劇身体性1980年代
  1. 受賞作: Right Eye

    『Right Eye』は、鶴屋南北戯曲賞の受賞作で、舞台上の身体と言葉を通じて現代的な主題を描く戯曲です。

    『Right Eye』は、受賞対象となった作品の主題と語り口が端的に表れた一作です。

    受賞作文学賞人間描写
  1. 受賞作: パンドラの鐘

    野田秀樹の戯曲。古代と現代、神話と戦争の記憶を重ね、開けてはならない箱の寓意を舞台上で展開する。

    パンドラの鐘

    戯曲神話戦争の記憶
読売文学賞 1回登壇
  1. 受賞作: ロープ

    『ロープ』は、野田秀樹による作品で、2006年の読売文学賞で受賞に選ばれた。

    読売文学賞で評価された野田秀樹の作品。

    読売文学賞受賞

作品

代表作

野獣降臨

1982年 戯曲

初期の代表作の一つ。言葉遊びと激しい身体表現を特徴とする群像劇。

言葉遊び暴力若者アイデンティティ
翻訳
  • 英訳あり

Right Eye

1999年 戯曲

自身の右目失明の体験をもとにした作品。視覚と身体、喪失を扱う。

視覚身体性喪失
翻訳
  • 英訳あり

パンドラの鐘

2000年 戯曲

寓意的要素を含む大型作品。家族や社会に対する寓話的・批評的視点を含む。

家族寓話社会批評
翻訳
  • 英訳・翻訳の知らせあり

贋作・桜の森の満開の下

1992年 戯曲(古典の改作)

近代の古典や既存作品を大胆に再構築したリメイク的な作品群の代表作。

リメイク古典再解釈狂気
翻訳
  • 英訳・上演記録あり

THE BEE

2007年 戯曲

日本版とロンドン版がある作品。言葉の遊びと物語性を融合させた実験的な舞台。

言葉遊び国際共同制作演劇実験
映像化・舞台化
  • [舞台(複数言語版)] THE BEE(日本版 / ロンドン版) / Hideki Noda (2007)
翻訳
  • 英語上演あり

ロープ

2007年 戯曲

緊迫した構成と密室的なドラマで知られる作品。人間関係と倫理を問う。

緊張倫理人間関係
翻訳
  • 英訳あり

ザ・キャラクター

2010年 戯曲

キャラクター造形と物語性を探る近年の代表作。評価を受け読売演劇大賞大賞を獲得。

キャラクター論物語性メディアと個人
翻訳
  • 英訳あり

フェイクスピア

2022年 戯曲(古典改作)

シェイクスピアのテクストへ独自の再解釈を加えた作品。国内外で注目された。

古典の再解釈演劇史との対話
翻訳
  • 英語上演・翻訳の記録あり

全著作

  • 二万七千光年の旅
  • 少年狩り
  • 野獣降臨
  • 贋作・桜の森の満開の下
  • パンドラの鐘
  • Right Eye
  • オイル
  • ザ・キャラクター
  • エッグ/MIWA
  • 兎、波を走る

翻案

  • 赤鬼 → RED DEMON(英語上演)
  • 表に出ろいっ! → One Green Bottle(英語版上演)
  • THE BEE(ロンドン上演)

作品の翻訳

  • THE BEE(英語上演)
  • 赤鬼(韓国語版「빨간 도깨비」)
  • Right Eye(英訳)

作風・主題

文体
言葉遊びを重視する詩的で実験的な文体古典や既存作品の大胆なリメイク身体表現を重視した演出
頻出モチーフ
言葉遊び古典の再解釈身体と視覚物語とメタ演劇

健康

  • 網膜中心動脈閉塞症(右目の失明)
    1989 - 現在
    1989年に右目を失明。自身の体験を材にした作品(Right Eye)を上演するなど創作へ影響。

評価・遺産

日本を代表する劇作家・演出家の一人。NODA MAPを主宰し、国内外での上演や多数の受賞歴を持つ。多摩美術大学で教鞭をとり、東京芸術劇場の芸術監督も務めるなど、演劇界への影響は大きい。

大衆文化への影響

  • NHK大河ドラマ『新選組!』に俳優として出演(勝海舟役、2004年)
  • 第41回NHK紅白歌合戦で審査員を務める(1990年)

引用

  • これは古典と呼ばれることになるだろう
    出典: 俵万智(作品評)
  • (創作を)『皿を洗う作業』と称している。
    出典: 本人発言(インタビューほか)

豆知識

  • 1989年に網膜中心動脈閉塞症により右目を失明している。
  • 2009年に大英帝国勲章(OBE)を受勲。
  • 劇団『夢の遊眠社』を結成し、後に『野田地図(NODA MAP)』を主宰。
  • 多摩美術大学で教授を務め、名誉教授の肩書を持つ。
  • 私生活では2005年に女優・藤田陽子と再婚。2009年以降に子どもが数名誕生している。