日本の文学賞

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くぼた のぞみ

くぼた のぞみ

Kubota Nozomi

プロフィール

性別
女性
生誕
1950-01-04 (北海道新十津川町)
国籍
日本
言語
日本語, 英語, フランス語
居住地歴
北海道新十津川町 → 東京都

経歴

職業
翻訳家, 詩人, 編集者
活動期間
1981年〜
影響を受けた人物
シャルル・ボードレール, J・M・クッツェー

学歴

北海道滝川高等学校
国: 日本
東京外国語大学
フランス語科 / フランス語
国: 日本

受賞歴

読売文学賞
2022
対象作品: J・M・クッツェーと真実
部門: 研究・翻訳部門
主催: 読売新聞社
結果: 受賞

受賞・候補エディション

作品

代表作

風のなかの記憶

1981年 詩集

私家版で刊行された初期詩集。自然や記憶を主題にした短詩を収める。

記憶自然内省

山羊にひかれて

1984年 詩集

1984年刊の詩集。象徴的イメージと身体感覚を重ねる作風。

象徴身体自然

愛のスクラップブック

1992年 詩・エッセイ

詩と短文を織りまぜた作品集。恋愛や記憶、日常の断片を扱う。

記憶日常

記憶のゆきを踏んで

2014年 詩集

成熟期の詩作をまとめた作品。過去の記憶と現在が往還するテーマ。

記憶時の往還自己

鏡のなかのボードレール

2016年 批評・研究

ジャンヌ・デュヴァルの視点からボードレールを読み直す試み。ヨーロッパとアフリカを横断する視線や近代日本におけるボードレール受容を論じる。

ボードレール研究ジェンダーと人種受容史

J・M・クッツェーと真実

2021年 研究・批評

J・M・クッツェーの作品における「真実」を巡る考察。クッツェー翻訳者としての長年の関わりをふまえた研究的テクストで、読売文学賞(研究・翻訳部門)を受賞した。

真実翻訳論クッツェー研究

山羊と水葬

2021年 詩集

近年刊の詩集。身体と儀礼、土地の記憶をめぐる作品群を収める。

身体儀礼土地

曇る眼鏡を拭きながら(斎藤真理子との共著)

2023年 共著・エッセイ

斎藤真理子との共著。対話的な文章で現代の視点や文化的問題を扱う。

対話現代文化批評

全著作

  • 風のなかの記憶(私家版)
  • 山羊にひかれて
  • 愛のスクラップブック
  • 記憶のゆきを踏んで
  • 鏡のなかのボードレール
  • J・M・クッツェーと真実
  • 山羊と水葬
  • 曇る眼鏡を拭きながら(共著)
  • マイケル・K(J・M・クッツェー翻訳)
  • 少年時代(J・M・クッツェー翻訳)
  • 鉄の時代(J・M・クッツェー翻訳)
  • ダスクランズ(J・M・クッツェー新訳)
  • 優しさと力の物語(ベッシー・ヘッド翻訳)
  • アメリカにいる、きみ(チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ編集翻訳)
  • 半分のぼった黄色い太陽(チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ翻訳)
  • デイヴィッドの物語(ゾーイ・ウィカム翻訳)
  • モラルの話(J・M・クッツェー翻訳、英語版未刊行時に訳出)

作家による翻訳

  • マイケル・K(J・M・クッツェー)
  • ダスクランズ(J・M・クッツェー)
  • 少年時代/青年時代/サマータイム(三部作、J・M・クッツェー)
  • 鉄の時代(J・M・クッツェー)
  • 優しさと力の物語(ベッシー・ヘッド)
  • 半分のぼった黄色い太陽(チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ)
  • デイヴィッドの物語(ゾーイ・ウィカム)
  • モラルの話(J・M・クッツェー、英語版未刊時の翻訳)

作風・主題

文体
翻訳では原作のコンテクストを重視する詩作では象徴的で静謐な表現批評では歴史的受容とジェンダー・人種の視点を交える
頻出モチーフ
記憶土地と身体アフリカ/ヨーロッパの視線翻訳と真実

評価・遺産

アフリカ系作家やJ・M・クッツェーをはじめとする海外文学を日本に紹介し、翻訳を通じて日本語の「アフリカ」像を塗り替える役割を果たした。翻訳における原作のコンテクスト重視や、ボードレール研究など批評的著述によって学術・一般双方に影響を与えている。読売文学賞受賞などで研究者・翻訳家としての評価も高い。

豆知識

  • J・M・クッツェーの主要作品を日本語に多数紹介し、日本でのクッツェー受容に貢献した。
  • 2017年にクッツェーのデビュー作『ダスクランズ』を新訳した。
  • 『J・M・クッツェーと真実』で第73回読売文学賞(研究・翻訳部門)を受賞。