日本の文学賞

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大久保 房男

おおくぼ ふさお

Ōkubo Fusao

プロフィール

性別
男性
生誕
1921-09-01 (三重県北牟婁郡紀伊長島町(現・紀北町))
死没
2014-07-25 (東京都練馬区) 92歳
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
三重県(生誕地) → 東京都練馬区(晩年)

経歴

職業
編集者, 作家
活動期間
1946年〜2014年
所属
講談社
影響を受けた人物
折口信夫
影響を与えた人物
吉行淳之介, 安岡章太郎

学歴

旧制津中学校(現・三重県立津高等学校)
期間: 1930s-1940s(旧制中学在籍)
国: 日本
旧制中学校を経て慶應義塾大学に進学
慶應義塾大学
国文科 / 国文学
期間: 1940年代(学徒出陣のため一時中断)
卒業年: 1946
国: 日本
折口信夫に師事。学徒出陣で一時軍務に就き復学後卒業。

受賞歴

芸術選奨(新人賞)
1992
対象作品: 海のまつりごと
主催: 文化庁(芸術選奨)
結果: winner

受賞・候補エディション

作品

代表作

文士と文壇

1970年 随筆・評論

戦後の文壇や編集者論を論じた随筆。編集現場での観察や文士論を収める。

文壇編集論戦後文学

海のまつりごと

1991年 小説

引退後に発表した小説。海や祭りをめぐる物語で、70歳で芸術選奨新人賞を受賞した作品。

郷土記憶

文芸編集者はかく考える

1988年 エッセイ・業界論

編集者としての考え方を綴った著作。誌面作りや作家との関係について述べる。

編集出版文壇事情

全著作

  • 文士と文壇
  • 文芸編集者はかく考える
  • 海のまつりごと
  • 理想の文壇を
  • 文士とは
  • 人間魚雷搭乗員募集 一学徒兵の特攻
  • 文士のゴルフ 丹羽学校三十三年の歴史に沿って
  • 終戦後文壇見聞記
  • 日本語への文士の心構え すぐれた文章を書くために
  • 文士と編集者
  • 戦前の文士と戦後の文士

作風・主題

文体
編集者として鍛えられた簡潔で批評的な文体随筆的語り口
頻出モチーフ
文壇論編集現場の描写戦時体験と記憶

健康

  • 十二指腸乳頭部癌
    2014年(終末期)
    2014年7月25日に自宅で死去。病気が死因となった。

評価・遺産

編集者として雑誌『群像』を活性化させ、多くの作家を支えたことで知られる。晩年に小説家としても注目され、70歳で芸術選奨新人賞を受賞した異色の経歴を持つ。

資料所蔵先

  • 国立国会図書館所蔵(著作および典拠情報)

引用

  • これは、『群像』に書く気がないと宣言したのだと思い、縁がなかったと思うことにした。
    出典: 『終戦後文壇見聞記』 (2006年)

豆知識

  • 1955年から1966年まで『群像』編集長を務めた。
  • 1992年に『海のまつりごと』で芸術選奨新人賞を受賞(70歳での新人賞受賞)。
  • 「文学の鬼」と称されることがあった。
  • 石原慎太郎や有吉佐和子の作品を『群像』に掲載しなかったことが知られている。
  • 弟に大阪大学名誉教授の大久保昌一、甥に大久保公策(国立遺伝学研究所教授)がいる。