文藝賞
1回登壇
-
第62回(2025年) 受賞受賞作: BOXBOXBOXBOX
宅配所で箱を仕分ける作業員・安が、ある箱の中身を覗き見たことから、次々と箱が消えていく。顔なき労働者たちの倦怠と衝動を描くベルトコンベア・サスペンス。「私」であることを求められない労働の中でいかに「私」を保つかを問い、時代の息苦しさを暴き出すデビュー作。
テープを引き剝がし、蓋を開けて、覗き込みたい——その衝動が、静かに、確実に世界を歪めていく。
120ページ労働アイデンティティ疎外サスペンス現代社会