日本の文学賞

← ホームに戻る

笹山 久三

ささやま きゅうぞう

Sasayama Kyūzō

別名: 芝 久巳 / Shiba Hisami
ペンネーム: 笹山 久三作家名・筆名として使用

プロフィール

性別
男性
生誕
1950-09-12 (高知県幡多郡西土佐村(現・四万十市))
死没
null
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
高知県西土佐(現・四万十市) → 横浜(横浜金沢郵便局勤務)

経歴

職業
小説家, 労働運動家, 郵便外務社員
活動期間
1969年〜
所属
日本郵便(郵便事業株式会社), 郵政労働者ユニオン

学歴

高知県立中村高等学校西土佐分校
期間: 卒業 1969
卒業年: 1969
国: 日本

受賞歴

文藝賞
1987
対象作品: 四万十川 あつよしの夏
結果: 受賞
坪田譲治文学賞
1989
対象作品: 四万十川 あつよしの夏
結果: 受賞

受賞・候補エディション

文藝賞 1回登壇
  1. 高知・四万十川流域を舞台に、貧しくも温かな家族に見守られた内気な少年・篤義の成長を描く。自然と人の暮らしが近い土地の空気のなかで、春から夏へ向かう少年の感情の揺れがやわらかく立ち上がる。

    四万十川を舞台に、内気な少年がたくましく成長していく。

    204ページ
    四万十川少年の成長家族高知自然と暮らし
  1. 四万十川 あつよしの夏は、笹山久三が子どもの視点に寄り添って描く作品。成長の不安、家族や友人との関係、世界を知る喜びを、読みやすい語り口で伝える。

    四万十川 あつよしの夏は、笹山久三が子どもの視点に寄り添って描く作品。

    208ページ
    児童文学成長家族友情

作品

代表作

四万十川 あつよしの夏

1988年 小説

四万十川を舞台に、少年と家族、郷里をめぐる成長と別れを描いた長編小説。

郷土自然(四万十川)家族成長
映像化・舞台化
  • [映画] 四万十川 (1991)

四万十川 第2部 (とおいわかれの日々に)

1989年 小説

シリーズ続編。主人公たちの別離や生活の変化を描く。

別離郷愁人生の転換

飢餓船

1990年 小説

困窮や周縁化した人々の生活を見つめる長篇小説。

貧困社会問題人間関係

郵便屋

1992年 小説

郵便屋を主人公に、労働と日常、人間模様を描いた作品。

労働日常人間模様

幼年記かがやく大気のなかで

1992年 回想録

幼年期の記憶と家族との関わりを綴った回想的作品。

幼年期記憶家族

四万十川のひかり

2013年 小説

成熟した視点で四万十川周辺の物語を再考する近年の作品。

郷愁自然時間の流れ

全著作

  • 四万十川 あつよしの夏
  • 四万十川 第2部 (とおいわかれの日々に)
  • 四万十川 第3部 (青の芽吹くころは)
  • 四万十川 第4部 (さよならを言えずに)
  • 四万十川 第5部 (ふるさとを捨てても)
  • 四万十川 第6部 (こころの中を川が流れる)
  • 飢餓船
  • 郵便屋
  • 郵便屋の涙
  • 幼年記かがやく大気のなかで
  • ゆたかは鳥になりたかった
  • やまびこのうた
  • とおい夏の日 四万十川ものがたり
  • 母の四万十川 第一部 (さいはてのうたがきこえる)
  • 母の四万十川 第2部 (それぞれの道)
  • 母の四万十川 第3部 (かたすみの昭和)
  • きみのおかげだよ
  • ぼくの子そだて
  • 四万十川のひかり

翻案

  • 映画『四万十川』 (1991)

作風・主題

文体
郷土色を生かした叙述叙情的で人間描写を重視する文体
頻出モチーフ
川(四万十川)郷愁家族と労働

評価・遺産

四万十川を題材に郷里の自然や人々を丁寧に描き続けた作家として評価される。教科書掲載や映画化により幅広く読まれ、地域文学の一角を担う存在となっている。

記念館・博物館

  • 高知県立文学館 高知県

関連学会

  • 日本文藝家協会

資料所蔵先

  • 国立国会図書館デジタルコレクション
  • 明治大学図書館OPAC

大衆文化への影響

  • 中学国語教科書(光村図書)への収録(2002年〜2020年)
  • 1991年に映画化

引用

  • 出身校によって人間の評価が決まってしまうような風潮は子供の将来の怠惰を招くだけのことだ。
    出典: 『更生保護』1993年2月号 所収「たてまえと本音」 (1993年)

豆知識

  • 本名は芝 久巳(しば ひさみ)。笹山久三は活動上の名前(筆名)とされる。
  • 1969年に横浜金沢郵便局に入局し、郵便外務社員として勤務しながら作家活動を行う。
  • 1987年に『四万十川 あつよしの夏』でデビューし、同作で文藝賞を受賞した。
  • 1989年に坪田譲治文学賞を受賞した。
  • 2002年から2020年まで光村図書の中学国語教科書に作品が掲載された。
  • 1991年に『四万十川』が映画化された。