日本の文学賞

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佐藤友哉

さとう ゆうや

Sato Yuya

別名: ユヤタン

プロフィール

性別
男性
生誕
1980-12-07 (北海道千歳市)
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
北海道千歳市 → 東京都

経歴

職業
小説家
活動期間
2001年〜
影響を受けた人物
J・D・サリンジャー, 中上健次, 高橋源一郎, 上遠野浩平, 浦賀和宏
影響を与えた人物
森田季節, 小柳粒男, 鏡征爾, 斜線堂有紀
ノミネート
第27回野間文芸新人賞候補(『子供たち怒る怒る怒る』), 第29回野間文芸新人賞候補(『灰色のダイエットコカコーラ』)

学歴

北海道千歳北陽高等学校
国: 日本
高等学校卒業。大学進学情報は公表なし。

受賞歴

メフィスト賞
2001
対象作品: フリッカー式 鏡公彦にうってつけの殺人
主催: 講談社 / メフィスト編集部
結果: Winner
三島由紀夫賞
2007
対象作品: 1000の小説とバックベアード
主催: 三島由紀夫賞選考委員会
結果: Winner
野間文芸新人賞
2005
対象作品: 子供たち怒る怒る怒る(短編集)
主催: 野間文芸賞選考委員会
結果: Nominee
野間文芸新人賞
2007
対象作品: 灰色のダイエットコカコーラ
主催: 野間文芸賞選考委員会
結果: Nominee

受賞・候補エディション

メフィスト賞 1回登壇
  1. 受賞作: フリッカー式 鏡公彦にうってつけの殺人

    メフィスト賞受賞のデビュー作。鏡家サーガの第一作で、若い語り手と奇抜なトリック、サブカルチャー的要素の混在が特徴。

    メフィスト賞受賞のデビュー作。

    鏡家地方都市ミステリーサブカルチャー
三島由紀夫賞 1回登壇
  1. 『1000の小説とバックベアード』は佐藤友哉による文学作品。受賞・候補歴を通じて読者に知られ、人物の感情や時代の空気を物語の中で丁寧に描いている。

    佐藤友哉『1000の小説とバックベアード』。作品の核にある感情と時代の手触りをたどる一作。

    299ページ
    文学人間関係記憶社会
  1. 『1000の小説とバックベアード』は、佐藤友哉が小説を書くことの呪縛と欲望を過剰な語りで描く長編。虚構への執着が現実を侵していく。

    小説への信仰が、書く者の生活と自意識を飲み込んでいく。

    299ページ
    創作自意識メタフィクション青春

作品

代表作

フリッカー式 鏡公彦にうってつけの殺人

2001年 ミステリー

メフィスト賞受賞のデビュー作。鏡家サーガの第一作で、若い語り手と奇抜なトリック、サブカルチャー的要素の混在が特徴。

鏡家地方都市ミステリーサブカルチャー
翻訳
  • 台湾語版(浮文字/尖端出版)

エナメルを塗った魂の比重 鏡稜子ときせかえ密室

2001年 ミステリー

鏡家サーガの一部。密室トリックや戯画的表現を含む作品群のひとつ。

密室家族戯画
翻訳
  • 台湾語版(浮文字/尖端出版)
  • 韓国語版

水没ピアノ 鏡創士がひきもどす犯罪

2002年 ミステリー / 私小説的要素

鏡家サーガの一作。北海道の地方都市を舞台にするなど、作者の原風景が色濃く反映されている作品。

地方都市私小説孤独
翻訳
  • 台湾語版(浮文字/尖端出版)
  • 韓国語版

クリスマス・テロル invisible × inventor

2002年 ホラー / ミステリー

鏡家サーガ関連の外伝的作品。作中で作者自身が登場するようなメタ的仕掛けが話題になった。

メタフィクションオマージュ恐怖
翻訳
  • 台湾語版(浮文字/尖端出版)
  • 韓国語版

1000の小説とバックベアード

2006年 純文学 / メタフィクション

高橋源一郎らへのオマージュ的要素を含む長編で、第20回三島由紀夫賞を受賞した作品。

日本文学史への応答メタフィクション世代論
翻訳
  • 英語訳(部分翻訳・抜粋あり)

デンデラ

2009年 純文学 / ホラー的要素

『新潮』掲載の短編を基にした作品。2011年に映画化され、初の映像化作品となった。

民話的要素儀礼と死地方性
映像化・舞台化
  • [映画] デンデラ(映画) / 天願大介 (2011)
翻訳
  • 英語版(Haikasoru / VIZ, 2015)

転生! 太宰治 転生して、すみません。

2018年 ユーモア/メタフィクション

太宰治が現代に転生したという設定で展開するシリーズの第1作。文芸的なパロディと社会風刺を含む。

文豪パロディ現代文学の再解釈風刺
映像化・舞台化
  • [漫画化] 転生! 太宰治(漫画) / 須賀今日助(作画) (2021)

全著作

  • フリッカー式 鏡公彦にうってつけの殺人 (2001)
  • エナメルを塗った魂の比重 (2001)
  • 水没ピアノ 鏡創士がひきもどす犯罪 (2002)
  • クリスマス・テロル invisible × inventor (2002)
  • 子供たち怒る怒る怒る (2005)
  • 1000の小説とバックベアード (2006/2007)
  • デンデラ (2009)
  • 333のテッペン (2010)
  • ナイン・ストーリーズ (2013)
  • 転生! 太宰治(シリーズ) (2018–2021)

翻案

  • デンデラ(映画化、2011年、監督:天願大介)
  • 転生! 太宰治(漫画化、作画:須賀今日助、2021–2022)

作品の翻訳

  • デンデラ — 英語訳(Haikasoru / VIZ, 2015)
  • 鏡家サーガ主要作品 — 台湾語翻訳(尖端出版 浮文字ほか、2006〜)
  • 複数作品 — 韓国語翻訳(2006〜2008)
  • 灰色のダイエットコカコーラ — 英訳(一部翻訳が英語圏媒体に掲載)

作風・主題

文体
シニカルで刺々しい語り口私小説的な筆致サブカルチャー的要素の多用オマージュやパロディを用いるメタフィクション的手法
頻出モチーフ
地方都市(北海道)の灰色の風景憤り・憎悪・鬱屈若者の焦燥と反抗作者挿入や物語の自己参照

評価・遺産

2000年代以降の若い世代を代表する作家の一人とされ、メフィスト賞でのデビューと三島由紀夫賞受賞により文壇での注目を集めた。純文学と大衆文学を横断する作風で後進に影響を与え、デビュー20周年での復刊や作品の翻訳・映像化を通じて再評価が進んでいる。

資料所蔵先

  • 国立国会図書館 典拠ファイル(佐藤友哉)
  • VIAF(Virtual International Authority File)
  • ISNI(国際標準名称識別子)
  • WorldCat / OCLC

大衆文化への影響

  • 映画『立喰師列伝』に出演(押井守監督作)
  • ロックバンド『エリーツ』のメンバーとして活動
  • ニコニコチャンネルGTVや各種ウェブ企画に参加

引用

  • 鏡家サーガは、もう出せません。
    出典: 『クリスマス・テロル』終章(作中の独白) (2002年)

豆知識

  • 愛称は「ユヤタン」。
  • 2006年に小説家・島本理生と結婚。離婚を経て2010年に再婚。
  • 19歳でメフィスト賞に投稿・受賞したため、『戦慄の十九歳』と呼ばれた。
  • 2012年にGumroadで1000ドルの限定書き下ろし小説を販売する企画を実施(限定12部、各購入者で結末が異なる仕様)。
  • 『デンデラ』が2011年に映画化され、主演は浅丘ルリ子。
  • ロック音楽やギターを好み、出版関係者とバンド活動を行っている。