日本の文学賞

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関千枝子

せき ちえこ

Seki Chieko

プロフィール

性別
女性
生誕
1932-03-28 (大阪市)
死没
2021-02-21 88歳
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
大阪市 → 広島市 → 東京都(上京) → アメリカ合衆国(在米)

経歴

職業
新聞記者, ノンフィクション作家, 編集者, 図書館運動活動家
活動期間
1955年〜2021年
所属
毎日新聞社, 全国婦人新聞社

学歴

早稲田大学
文学部 / ロシア文学科
国: 日本

受賞歴

日本エッセイスト・クラブ賞
1985
対象作品: 広島第二県女二年西組 原爆で死んだ級友たち
主催: 日本エッセイスト・クラブ
結果: 受賞
日本ジャーナリスト会議奨励賞
主催: 日本ジャーナリスト会議
結果: 受賞

受賞・候補エディション

作品

代表作

広島第二県女二年西組 原爆で死んだ級友たち

1985年 ノンフィクション

被爆で亡くなった同級生・教師の遺族に取材してまとめたルポルタージュ。自身の被爆体験と同級生の生涯を描き、戦争と原爆の理不尽さを訴える作品。

広島原爆戦争の記憶生き残った者の罪悪感

図書館の誕生 ドキュメント日野市立図書館の20年

1986年 ノンフィクション

日野市立図書館の20年の歩みを記録し、地域図書館の役割と市民運動を描くドキュメント。

図書館運動市民活動地域文化

この国は恐ろしい国 もう一つの老後

1988年 ノンフィクション

高齢化や老後の問題を取材・考察したエッセイ・ルポルタージュ。

高齢化社会保障家族

長い坂 現代女人列伝

1989年 ノンフィクション

現代の女性たちの軌跡を描いたルポルタージュ集。

女性史社会運動

ヒロシマ花物語

1990年 ノンフィクション

ヒロシマにまつわる人々と記憶を花にたとえた短編的な記録。

ヒロシマ記憶コミュニティ

若葉出づる頃 新制高校の誕生

2000年 ノンフィクション

学制改革と新制高校の誕生を取材した歴史記録。

教育史学制改革

ルポ母子家庭 「母」の老後、「子」のこれから

2009年 ノンフィクション

母子家庭の現状と課題を取材したルポルタージュ。

福祉家族貧困

ヒロシマの少年少女たち 原爆、靖国、朝鮮半島出身者

2015年 ノンフィクション

被爆者やその子どもたち、朝鮮半島出身者など多様な視点からヒロシマを描いた記録。

多文化記憶差別と和解

全著作

  • 広島第二県女二年西組 原爆で死んだ級友たち
  • 図書館の誕生 ドキュメント日野市立図書館の20年
  • この国は恐ろしい国 もう一つの老後
  • 長い坂 現代女人列伝
  • ヒロシマ花物語
  • 若葉出づる頃 新制高校の誕生
  • ルポ母子家庭 「母」の老後、「子」のこれから
  • ヒロシマの少年少女たち 原爆、靖国、朝鮮半島出身者
  • 広島・長崎から 戦後民主主義を生きる 往復書簡(共著)
  • 関千枝子・中山士朗 ヒロシマ往復書簡(全3集、共著)
  • ヒロシマ対話随想 2016-2018(共著)

作風・主題

文体
取材に基づくドキュメンタリー的手法叙述は冷静でありながら感情を内包する語り口
頻出モチーフ
戦争と被爆の記憶生き残った者の責任と罪悪感地域社会と図書館・教育

健康

  • 出血性胃潰瘍
    2021年(最晩年)
    2021年2月に出血性胃潰瘍により死去。最晩年の活動に終止符が打たれた。

評価・遺産

関千枝子は被爆体験を出発点に据え、取材に基づくドキュメンタリー作品と図書館をはじめとする市民活動で知られるノンフィクション作家・元新聞記者である。広島の記憶を継承する活動や地域図書館づくりへの貢献が評価されている。

関連学会

  • 日本エッセイスト・クラブ

豆知識

  • 1945年に広島で被爆したが、当日体調不良で欠席しており爆心地からは離れていたため生き延びた。
  • 第二高等女学校の同級生約40人が被爆で亡くなり、彼女の作品の創作動機となった。
  • 毎日新聞の女性記者として活動し、当時としては数少ない女性報道陣の一人だった。
  • 1967年に夫の米国赴任に伴い家族で渡米し、現地で図書室作りの活動を行った。
  • 晩年まで反戦・反原爆の運動に携わった。