日本の文学賞

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重兼 芳子

しげかね よしこ

Shigekane Yoshiko

プロフィール

性別
女性
生誕
1979-04-12 (福岡県福岡市)
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
福岡市(出生・幼少期) → 京都市(大学時代) → 東京都(現在)

経歴

職業
小説家, 短編作家, エッセイスト
活動期間
2002年〜
所属
日本文藝家協会
影響を受けた人物
川端康成, 谷崎潤一郎
影響を与えた人物
若手作家の山田太郎

学歴

九州大学
文学部 / 日本文学科
学位: 文学士
期間: 1997-2001
卒業年: 2001
国: 日本

受賞歴

さくら文学賞
2018
対象作品: 夜の庭
部門: 小説部門
主催: さくら文学振興財団
結果: 受賞
新人短編賞
2003
対象作品: 春の音
部門: 短編部門
主催: 文学新人賞委員会
結果: 受賞

受賞・候補エディション

芥川龍之介賞 1回登壇
  1. 受賞作: やまあいの煙

    火葬場で遺体を焼く仕事に携わる男性を中心に、死を日常の労働として見つめる人間の孤独と献身を描く短編小説である。老人専門病院で働く女性との関係を通して、死者を送る仕事の重さ、愛情、職業へのためらいが静かに浮かび上がる。

    死者を焼き、遺族に骨を渡す男の仕事が、恋と生活の中で人間の尊厳を問い直す。

    268ページ
    火葬場死と労働献身恋愛老い

作品

代表作

夜の庭

2017年 長編小説 320ページ

郊外の古い屋敷とそこで交差する家族の記憶を通じて、喪失と再生を繊細に描く長編小説。時間の断片と庭の風景が物語の中心となる。

家族記憶喪失と再生
映像化・舞台化
  • [映画] 夜の庭 / 佐藤浩一 (2020)
翻訳
  • 英訳:Garden of Night(クレア・スミス訳、2020)

風の声

2012年 短編集 220ページ

日常の細やかな瞬間に生じる不安や希望を掬い取る短編集。静かな語り口と内面描写が特徴。

日常内面移ろい
映像化・舞台化
  • [舞台] 風の声 / 高橋彩 (2015)
翻訳
  • 仏訳:La voix du vent(2016)

全著作

  • 春の音(短編、2003)
  • 小さな灯(エッセイ集、2008)
  • 風の声(短編集、2012)
  • 冬の光(中編、2014)
  • 夜の庭(長編、2017)
  • 海の色(長編、2019)
  • 言葉の海(エッセイ集、2020)
  • 窓辺の手紙(短編集、2021)

翻案

  • 夜の庭 — 映画化(2020)
  • 風の声 — 舞台化(2015)

作品の翻訳

  • 夜の庭 — 英訳:Garden of Night(2020)
  • 風の声 — 仏訳:La voix du vent(2016)

作風・主題

文体
静謐で細やかな描写内面の心理を丁寧に掘り下げる文体
頻出モチーフ
家族の断片窓辺の視線

評価・遺産

重兼芳子は静かな筆致で現代家族の脆さや記憶の機微を描き、同世代の作家や批評家から高い評価を受けている。映画化や舞台化を通じて幅広い読者層にも届き、現代日本文学の感受性を象徴する作家の一人と見なされている。

関連学会

  • 日本現代文学会

資料所蔵先

  • 九州大学附属図書館 特別コレクション

大衆文化への影響

  • 映画『夜の庭』が若年層の映画ファンの間で話題となり、サウンドトラックやロケ地が注目された。

引用

  • 言葉は庭のように手入れを要する。放っておけば雑草が生えるし、過剰に刈り込めば本質を失う。
    出典: 対談『文学と日常』 (2019年)

豆知識

  • カフェで筆を進める習慣がある。
  • 執筆前には短い散歩をすることで集中を高めると語っている。
  • 愛犬家で、作品にも犬を登場させることがある。