日本の文学賞

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若島 正

わかしま ただし

Wakashima Tadashi

ペンネーム: 読売新聞の将棋観戦記における筆名

プロフィール

性別
男性
生誕
1952-08-10 (京都市)
国籍
日本
言語
日本語, 英語
居住地歴
京都市 → 神戸市

経歴

職業
英文学者, 翻訳家, 詰将棋作家, チェス・プロブレム作家, 随筆家, 文芸評論家, 大学教授, 将棋観戦記者
活動期間
1966年〜
所属
京都大学(名誉教授), 神戸大学(旧在職), 創棋会(会長経験あり), 日本チェスプロブレム協会(会長), チェス将棋交流協会(理事長), ウラジーミル・ナボコフ協会(運営委員)
所属団体
創棋会, 日本チェスプロブレム協会, 変格ミステリ作家クラブ, 将棋ペンクラブ(選考委員・受賞歴あり), 読売文学賞選考委員(2021年〜)
影響を受けた人物
ウラジーミル・ナボコフ, ジョン・アップダイク, リチャード・パワーズ
影響を与えた人物
現代日本の翻訳家・詰将棋作家
ノミネート
第9回日本翻訳大賞(最終候補)

学歴

洛星高等学校
卒業年: 1968
国: 日本
京都大学 理学部
理学部
学位: 学士
期間: 1968-1972
卒業年: 1972
国: 日本
当初は数学志望だったが、その後英米文学へ転向
京都大学 文学部(英文科)・大学院文学研究科
文学部・大学院文学研究科 / 英文科
学位: 修士
国: 日本
英文科卒、同大学院修士課程修了(年次不明)

受賞歴

本格ミステリ大賞(評論・研究部門)
2002
対象作品: 乱視読者の帰還
部門: 評論・研究部門
主催: 本格ミステリ作家クラブ
結果: 受賞
読売文学賞(随筆・紀行部門)
2004
対象作品: 乱視読者の英米短篇講義
部門: 随筆・紀行部門
主催: 読売新聞
結果: 受賞
塚田賞
対象作品: 詰将棋作品
部門: 詰将棋
結果: 受賞(7回)
看寿賞
対象作品: 詰将棋作品
部門: 詰将棋
結果: 受賞(9回)
将棋ペンクラブ大賞(技術部門 大賞)
2020
対象作品: 盤上のフロンティア
部門: 技術部門
主催: 将棋ペンクラブ
結果: 大賞
将棋ペンクラブ大賞(観戦記部門 大賞)
2024
対象作品: 第71期王座戦五番勝負第3局(観戦記・日本経済新聞)
部門: 観戦記部門
主催: 将棋ペンクラブ
結果: 大賞
日本翻訳大賞(最終候補)
2023
対象作品: 黄金虫変奏曲(共訳:森慎一郎)
結果: 最終候補

受賞・候補エディション

読売文学賞 1回登壇
  1. 『乱視読者の英米短篇講義』は、若島正による英米短篇小説の読解集。短篇を収集し読み込む愉しみをもとに、作品との偶然の出会いと精密な読みを講義形式で示す。

    短篇小説との不思議な出会いを、読みの技術と愛着から語る。

    253ページ
    英米文学短篇小説読書論精読

作品

代表作

盤上のパラダイス 詰将棋マニアのおかしな世界

1988年 詰将棋関連エッセイ

詰将棋同人誌『詰将棋パラダイス』の歴史と詰将棋ファンの文化を扱ったノンフィクション。

詰将棋文化ファン活動コミュニティ史

盤上のフロンティア 若島正詰将棋新作品集

2019年 詰将棋作品集

若島自身による新作詰将棋を収めた作品集。詰将棋作家としての創作の幅を示す。

詰将棋創作パズル性形式美

乱視読者の帰還

2001年 文学評論・エッセイ

現代文学やジャンル小説を横断して論じる批評エッセイ集。評論・研究部門での受賞歴がある。

現代文学批評ミステリ研究ジャンル論

乱視読者の英米短篇講義

2003年 評論・講義

英米短篇を題材にした講義風の評論集。読売文学賞随筆・紀行部門を受賞。

短篇小説論英米文学読解講義

ロリータ、ロリータ、ロリータ

2007年 文学評論

ナボコフの『ロリータ』を中心に据えた論考。翻訳と評論双方の視点をもつテクスト。

ナボコフ研究翻訳理論文学倫理

詰将棋の誕生 『詰むや詰まざるや』を読み解く

2024年 研究書

詰将棋の歴史と名作を解説する研究書。詰将棋の成立や文化的背景を論じる。

詰将棋史問題分析文化史

全著作

  • 盤上のパラダイス 詰将棋マニアのおかしな世界(1988)
  • 華麗な詰将棋 盤上のラビリンス(1993)
  • 盤上のファンタジア 若島正詰将棋作品集(2001)
  • 乱視読者の帰還(2001)
  • 乱視読者の英米短篇講義(2003)
  • 乱視読者の新冒険(2004)
  • 殺しの時間 乱視読者のミステリ散歩(2006)
  • 盤上のフロンティア 若島正詰将棋新作品集(2019)
  • 詳解 詰将棋解答選手権 チャンピオン戦 2004~2019(2020)
  • 詰将棋の誕生 『詰むや詰まざるや』を読み解く(2024)

作家による翻訳

  • ロリータ(訳)
  • アーダ(新訳版、早川書房 上・下)
  • ガラテイア2.2(リチャード・パワーズ、訳)
  • 黄金虫変奏曲(リチャード・パワーズ、共訳)

作風・主題

文体
博覧強記で示唆に富む評論的文体ユーモアと技術的記述を交えるエッセイ風の語り口専門的知識を一般読者に分かりやすく提示する説明性
頻出モチーフ
詰将棋・チェスの局面と美学ミステリとその読み方SF・幻想文学への愛好翻訳と原典比較

評価・遺産

英文学研究者・翻訳家としての業績に加え、詰将棋やチェスプロブレムの普及・創作で知られる。文芸評論と趣味のパズル文化を横断する活動で幅広い影響を与え、若手翻訳家や詰将棋作家への影響が大きい。

関連学会

  • 創棋会
  • 日本チェスプロブレム協会
  • 将棋ペンクラブ

大衆文化への影響

  • 詰将棋解答選手権の創設者の一人として知られる
  • 将棋・詰将棋コミュニティ内で広く言及される人物

豆知識

  • 塚田賞を7回、看寿賞を9回受賞している(詰将棋分野)
  • 2004年に詰将棋解答選手権を創設、2014年に61歳で同選手権初優勝(最年長記録)
  • 将棋観戦記は筆名『葵』で執筆したことがある
  • 京都大学で長年教鞭を執り、2018年に定年退官後名誉教授
  • 『盤上のフロンティア』で将棋ペンクラブ大賞(技術部門)を受賞