日本の文学賞

← 芥川龍之介賞に戻る

芥川龍之介賞 あくたがわりゅうのすけしょう

第28回(1952年 第2回開催)

純文学新人賞短編・中編

受賞者

2名
五味康祐 ごみ こうすけ 受賞

五味康祐「喪神」は、剣豪小説の緊迫した世界に、老いと死の気配を重ねた短編です。武芸の極みにある人物の内面と、勝敗だけでは測れない生の終わりを、硬質な文体で描きます。

剣の勝敗の奥に、老いと死を見つめる芥川賞受賞作です。

157ページ
剣豪小説老い武芸時代小説
松本清張 まつもと せいちょう 受賞

「或る『小倉日記』伝」は、森鴎外の小倉時代を追う青年と母の姿を描いた松本清張の芥川賞受賞作。無名の人物が資料を追い続ける執念と、その努力が報われにくい現実を通して、清張文学の出発点にある社会への眼差しを示している。

鴎外の足跡を追う無名の青年の執念に、清張文学の原点が宿る。

496ページ
森鴎外小倉資料調査孤独母子芥川賞