芥川龍之介賞 あくたがわりゅうのすけしょう
『白い人』は、遠藤周作が第二次世界大戦中のドイツ占領下リヨンを舞台に、西洋思想における原罪、善悪、信仰の問題を鋭く描いた初期作品である。ナチの暴力と神学生をめぐる残酷な状況を通して、後年の遠藤文学に通じるキリスト教と人間の弱さへの問いが現れている。
戦時下のリヨンを舞台に、信仰と悪の問題へ切り込む遠藤周作の芥川賞受賞作である。