日本の文学賞

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文學界新人賞 ぶんがくかいしんじんしょう

第126回(2021年)

文芸新人賞

受賞者

2名
青野暦 あおの れき 受賞
穀雨のころ

青野暦の文學界新人賞受賞作。高校生4人の関係を軸に、サッカー、美術、詩といった表現の入口を行き来しながら、まだ輪郭の定まらない自意識と友情の揺れを描く。季節が春から初夏へ移る手触りと、若い感情の不確かさが重なり合う短編だ。

春の雨に濡れながら、誰もがまだ自分の輪郭をつかめない。

32ページ
青春自意識友情芸術季節のうつろい
九段理江 くだん りえ 受賞

九段理江のデビュー作で、第126回文學界新人賞受賞作。単行本『Schoolgirl』に収録された一編として、母娘のずれた距離感と、音楽や言葉が人の内面を揺さぶる感覚を鋭く描く。自意識の高まりと息苦しさが同時に迫ってくる、緊張の濃い作品だ。

言葉のリズムが、母娘の距離を静かにえぐり出す。

176ページ
母娘音楽自意識反発孤独言葉