中央公論文芸賞 ちゅうおうこうろんぶんげいしょう
『お腹召しませ』は、幕末維新期の武士たちを描く浅田次郎の時代短篇集である。表題作では、婿養子の不祥事で家の存続が危うくなった高津又兵衛が、家族や周囲から切腹を迫られ、武士の本分と人間の弱さの間で揺れる。
武士の本義が薄れゆく時代に、男たちは責任と家族の前で揺れる。