太宰治賞 だざいおさむしょう
警備員として働き、パチンコに明け暮れながら無為に過ごしていた30歳の圭太は、会ったことのない祖父から「引き継いでもらいたいものがある」と記された葉書を受け取る。遺産を期待して向かった先は、南国の植物に覆われた忘れられた炭鉱の村だった。祖父との共同生活と太平洋戦争の記憶を通じ、圭太の人生が動き出す。
会ったことのない祖父からの葉書が、圭太を忘れられた炭鉱の村へ導く。