ファンタジア大賞 ふぁんたじあたいしょう
第23回(2011年)
受賞者
6名『凸凹ストレンジャーズ』は、刊行時に『ライジン×ライジン RISING×RYDEEN』へ改題されたファンタジア大賞受賞作。異能に憧れる少年が、期待とは違う残念な能力に目覚め、仲間とともに異能者の世界へ踏み込む学園異能コメディである。
望んだ異能とは少し違う。残念な力から、凸凹なチームの物語が始まる。
『勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。』は、魔王が倒され勇者制度が不要になった世界で、勇者を目指していた青年ラウルがマジックショップで働くことになるライトノベル。魔王の娘フィノの就職をきっかけに、ファンタジー世界の労働と日常がコメディとして描かれる。
勇者になる夢が消えたあと、青年は魔王の娘と職場で向き合う。
『スシコン!〜Super Sister Complex〜』は、刊行時に『いもうとコンプレックス! -IC-』へ改題されたファンタジア大賞銀賞受賞作。妹を過剰に大切にする兄と、周囲を巻き込む妹の学校生活を軸にしたドタバタ学園ラブコメである。
妹のかわいらしさを知らしめたい兄の暴走が、学園生活をかき回す。
受賞時の「彼女は魔眼をつかわない」は、刊行時に『絶対服従カノジョ。 いいか、魔眼はつかうなよ?』へ改題された学園異能ラブコメ。魔眼が効かない少年と、彼を従わせようとする少女マナの押し問答を軸に、能力設定を日常の笑いへ転じる。
魔眼で支配できない相手を振り向かせるため、少女はまっすぐで少しずれた作戦を重ねていく。
『双界のアトモスフィア』は、術式世界と科学式世界が統合された後の世界を舞台にした学園バトルファンタジー。DSTに属する八劔姫也が、任務中に救った幼なじみの皇女アイリスとの再会をきっかけに、二つの文明をまたぐ戦いへ巻き込まれる。
科学と術式が重なる世界で、幼なじみとの再会が少年の任務を大きく揺らす。
『奴らは、ハツコイ☆推進委員会!』は、好きな少女へ近づきたい少年が、怪しい「ハツコイ推進委員会」に頼ってしまうラブコメ作品。委員会の面々に振り回されながら、初恋の距離感と少女の心情を追う構成だったことが確認できる。
初恋を進めたいだけの少年は、怪しい委員会に背中を押されすぎて日常をかき回される。